貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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【日能研5年生】公開模試第10回(12月4日)の出題内容

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さて、今日は、日能研5年生第10回(12月4日実施)公開模試の出題内容を振り返るものです。
来年以降の後輩に向けて!
まとめてみたいと思います。

日能研全国公開模試(5年生・12/4)概要

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5年生になって10回目、後期4回目の全国模試です。
5年生後期12月はなんと2回も公開模試があります。
こちらはその1回目です。

ちなみに前回第9回の出題内容はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

平均点

4教科→280.8点
3教科→225.2点
2教科→164.4点
国語→86.4点
算数→78.0点
社会→55.1点
理科→59.5点

参考偏差値

70 433点
65 395点
60 357点
55 319点
50 280.8点
45 243点
40 206点

※桜子の偏差値から割り出したものです。

この時の桜子の得点は36★点で、偏差値60.★でした!
2教科は21★点で、偏差値60.★でした!
詳しくはこちらをどうぞ↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

公開模試(5年生10回目)の出題内容

続いては、各教科の出題内容です。

国語

大問1~2が漢字と語句。大問3~5が読解。

★大問1:漢字10問

書き10問。
すべて書き問題でした。
正答率が最も低かった書き→「シャジ」答え:謝辞
正答率10%と低かったですね。
桜子もバッチリ間違えていました。

★大問2:語彙問題(ことわざ・慣用句・四字熟語)10問

各問3つ並んでいることわざ、慣用句、四字熟語のうち、下に書かれた意味で使われている数を問うもの。
3つ全て同じなら「3」を、2つなら「2」を、1つだけなら「1」を書く。
一つだけ意味を知っていても解けない。
3つとも意味がわかる必要があるため、3×10問の合計30の語句の意味を知っておく必要があった。
正答率から見て、難しかったのは以下かと思われる。
・破れ鍋にとじぶた
・雨だれ石をうがつ
・ちょうちんにつりがね

★大問3:詩

「なみだのあとで」向井千代子
「このたくさんの涙は」みつはしちかこ
木内喜久雄編『続・一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある』(PHP)より出題。
文章の長さ:2P(上下に2編)。
選択問題が4問。
記述問題が1問(30字)

出題意図としては、

表現技法が使われている部分に着目することで、作者の感動がつか

めたか見ているようです。

記述問題の2つの詩の主題を捉えるというのが難しかったようです。
2つの詩に共通することをきちんと捉え、30字以内でまとめる必要があります。

★大問4:随筆

「パン」宮下奈都『3時のおやつ』(ポプラ社)より出題。
文章の長さ:7P
選択問題が2問。
抜き出し問題が3問。

出題意図としては、

「原因と結果」の視点を使い、「体験」と「意見・感想」の読み分けを意識

できたかを見ているようです。
随筆では

「意見」や「感想」の理由が「体験」になっていることが多

いので、その点注意が必要です。

小説『羊と鋼の森』などで有名な宮下奈都さん。
エッセイも人気です。
桜子も小説やエッセイ、色々と読みました。

確かこれ↑読んだな。
また、5年生の前期の公開模試でも宮下先生の随筆が出題されています。
binbojuken2023.hatenablog.jp
小学生でも読みやすいエッセイです。
なんでもいいので1冊読んでみるのをお勧めします。
お子さんのことを書かれているエッセイが多いですが、今回出題されたのは、自身の幼い頃の母との思い出です。

正答率が最も低かったのは最後の選択問題。
正答率は3割ぐらい。
「私」がしたある行動の意図が読み取れていれば選択できる問題でした。

それにしても、この出題文、最後はこんな文章で締められています。

まるでサンタクロースの正体を知った子供が、必死にサンタクロースを信じているふりをするみたいに。

サンタの正体をバラしていないご家庭は、要注意です!
って、テストで出されちゃったらもう防ぎようないですね。
この時期にこの出題文……。
もうサンタなんか信じてないで、大人になれ、という日能研からのメッセージでしょうかw

★大問5:物語文

「桜の声」村山早紀『コンビニたそがれ堂』(ポプラ社)より出題。
文章の長さ:9P
選択問題が5問。
抜き出し問題が2問。
記述問題が3問(20字・20字・字数指定なし)

出題意図としては、

ストーリーだけでなく、「場面」や「できごとと登場人物の心情」などに注意

して読めたか、また

それぞれの「登場人物の性格」などにも目を向けることが

できたかを見ているようです。

日能研でよく出題される『コンビニたそがれ堂』からの出題でした!
桜子は4年生の冬休みに一気読みした作品です。
シリーズでたくさん出ています!
表紙も可愛いので、女子には特におすすめです。
一番新しいのはこれかな↓

話は難しくないですし、さらさら読めたと思いますが、桜子はこの話は既読だったため読む必要がなく、問題文とその該当箇所しか読んでいないそうです。
時間が大幅に短縮できたおかげか、この大問5はパーフェクトでした。
既読の作品はそのような利点がありますが、思い込みで間違えたりしそうで諸刃の剣な気がしています。

もっとも正答率が低かったのは字数指定のない記述問題。
字数指定はないものの、解答欄を見れば四行で書くようになっています。
このような問題、この先増えていきそうですね。
最低三行目まではしっかり埋めないとダメだと思います。
できたら四行目の半ばまで埋めたいところ。
桜子は三行目いっぱい埋めて書いたところ正解でした。

算数

大問1が計算、大問2が1行題、大問3~7が文章題。

★大問1:計算問題

計算問題が6問構成です。
整数の計算。
分数の計算。
分数と小数の計算。
分数と小数の逆算。
小数の逆算(余りあり)。
小数を含む単位換算の入った計算(ha⇔a⇔㎡)。

★大問2:一行問題

旅人算、速さ、相当算、場合の数、面積、損益算、の6問でした。

どれも正答率は高めでした。
損益算のみ、式や考え方を求められる記述問題でした。

★大問3:面積比

習ったばかりの相似を使って解く問題です。
難しくありませんでした。

★大問4:速さ(進行グラフ)

進行グラフ問題。
グラフを書く問題が出ました。
これまた基礎的な問題でした。

★大問5:正多角形

正多角形問題。
内角が一つだけ見えていて、そこから何角形か、対角線は何本か求める問題。
360÷(180-内角一つ分)で何角形か求められるんですが、それが知識としてあるか、が分かれ目だったかと。
これも公式というより、なぜこうなるのかから理解していないと、桜子のように忘却の彼方です…。

N角形の対角線の本数は、(N-3)×N÷2の式で求めることがでる、ということも理解していれば(2)も解けます。
これまたなぜこうなるのかから理解していないと(以下略)。

★大問6:概数の逆算

四捨五入してある4人の平均点から、考えられる数の範囲を求める問題。
平均の知識、概数の知識が必要です。
情報整理して丁寧にとけばそれほど難しくないのですが、桜子は苦しんだようです…。
(2)は正答率一桁でした。

★大問7:面積比

正方形に2本の線が垂直に交わるようにひかれ、それによってできる面積を求める問題。
この問題も(2)(3)は正答率1桁でした。
面積比や相似の知識を使って解く必要があります。
あと少しひねられているので、多少の発想の柔軟性も要りますね。

社会

大問3つ構成。大問1と3が地理、2が歴史です。
記述は歴史から1問のみでした。

★大問1:各都道府県の山地の割合に関する問題

基本的には地理分野ですが、一部歴史分野の問題も出題されました。
山地や川についての知識が多数問われました。
県の形から県名を導き出すところまでは5年生なのでできますが、その後各県の山や川を聞かれると間違える子はまだまだいます。
特に山地や川が複数ある場合、どちらがどっちなのかがなかなか難しいのかも。
桜子は大分県の北部と南部、どちらが九州山地でどちらが筑後山地なのかわからなかったそうです…。
他にも関東山地と越後山脈、北上高地と奥羽山脈、それぞれどちらが北で南、東で西か、もっと知識を固めないとダメですね。
あと、毎回1問ほどある「社会の計算問題」。
桜子はもれなく毎回間違えます。
今回は山地の割合を計算して求めるという問題。
すごーく簡単なんですけどね。
ただし、小数第2位を四捨五入して第1位まで求める必要はありましたが…。
なぜできない。
ただこの問題桜子だけではなく、結構みんなできなかったみたいで、正答率は18%でした。
社会としては低いですね。

★大問2:江戸時代の政策

家康が将軍になってから天保の改革までの江戸時代の政治に関する問題でした。
参勤交代や、鎖国、3大改革、などから出題されました。
正答率が最も低かったのは、幕府が鎖国(ヨーロッパの国々との交流の制限)した理由を記述させる問題。
キリスト教禁止の徹底以外の理由を「利益」という言葉を入れて書けというもの。
答えは、「幕府が貿易による利益を独占したい」「九州の大名が貿易の利益によって、強大になるのを防ぐため」という感じです。
この知識がまだまだ足りなかった模様です。
正答率は2割ほどでした。

★大問3:都道府県別工業生産額問題

工業生産額が高い上位5府県についてまとめられた表をもとに、工業のさかんな都道府県について考える問題でした。
4大工業地帯や工業地域などの知識を集結させて解く必要があります。
どこに(何県に)あるのか、どんなものが工業生産額が高いのか。
それを数字が並んだ表をベースに解くので、応用力が必要です。
どこの県なのことなのかがまず正解できないと、その後の問題は総崩れになってしまいます。
桜子はそこで5つ中2つも間違えてしまい、その後がボロボロでした(^_^;)

3つの大問の中で、3が全体的に一番正答率が低い印象でした。
難しかったのでしょうね。

理科

大問5つ構成。
記述はたった1問でした。

★大問1:動物の分類

動物の分類に関する問題。
正答率も高めで非常に簡単でした。
しかし、桜子1問ミス……。
ヘビ、ペンギン、メダカ、ウマ、カエルの5種類の動物の中で、卵を産んで仲間を増やすものを全て答えよ、という問題。
これ、薫子はもちろん、楓丸もできそうなんだけど…。
びっくりしましたよほんと。

あと、記述が一問あり、両生類だけに見られる呼吸の仕方の変化を文で説明せよというもの。
うーん、簡単でしたね。
パーフェクトにしてほしかった大問でした。

★大問2:水溶液と結晶(表の読み取り)

表から情報を読み取り、結晶を作る方法やとける重さ、結晶の重さ、濃度などを答える問題。
序盤は水溶液や結晶の知識が必要です。
終盤は表を読み取り解く、計算問題でした。
計算問題系ですが、正答率も高めで大体は難しくなかったですね。
最後の濃度の問題のみやや正答率が低かったです。

★大問3:地層(グラフや図の読み取り)

グラフと図で示された地層のようすを結びつけて、情報を整理する問題。
知識はほぼ必要なく(写真からアンモナイトを答えさせる問題が1問あり)、ほとんどが情報整理で導き出せる問題でした。
もはやクイズのような感じでした。
頭の良し悪しがとっても出そう…。
図とグラフを結びつけて考える、子供は苦手ですよね。
桜子も最後の問題はバッチリ間違えてました( ;∀;)

★大問4:植物(図と表の読み取り)

シロイヌナズナの花のめしべ、おしべ、花びら、がくの部分がどのようになっているかが単純化された複数の図になっている。
その複数の図を読み取り問いに答える問題。
条件や前提の文章がかなり長めで、読解力も問われます。
図から必要な情報を読み取り、状況を明らかにすることが大事です。

★大問5:油圧ポンプの実験問題(実験と表の読み取り問題)

油圧ポンプの「ピストンにのせるおもりの重さ」「ピストンの面積」、「ラムで支えることができる物体の重さ」「ラムの面積」のそれぞれの関係をとらえられるかという問題です。
上記4つの関係が絡み合うので、桜子は後半(実験の条件等を変えるところから)お手上げだった模様。
一つ一つの関係をしっかり見つめれば中盤まではそこまで難しくないです。
最後の3問は正答率一桁でした。
スピードが足りなかったための空欄もありますが、なかなか難しかった模様です。。

今年の公開模試は残り1回

この模試までの後期4回分で、6年生前期の日特クラスが桜子の校舎では決まると言われました。
桜子はマスター日特で決定です。
まあそもそも選抜日特には行けると思っていなかったですし、ちょうどマスター日特クラスの真ん中付近でちょうど良いのだと思います。
まあちょっと受けない方に気持ちが向いていますが、まだ塾には伝えていません。

12月はもう1回公開模試があります。
こちらはPRE合格判定模試です。
初の合格判定、初の外部会場模試です。
いつもの公開模試のようには解けないかもしれませんが、良い経験になるといいなと思います(・∀・)
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