出ました!
待ってました!!
二月の勝者の最新12巻!!!
発売日にちゃんとAmazonさんから届きました。
さて、今巻も感想&考察を書いてみたいと思います!
がっつりネタバレしてますので、未読の方はお戻りくだされ。
前巻(11巻)の感想&考察はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
表紙&裏表紙について
表紙はちゅりぷ子大好き灰谷先生(とくろっきー)。
灰谷先生が表紙になるのは3巻10巻についでの3回目です。
何気にさくらちゃんより多いです。
裏表紙は一瞬受験終了後の桜花ゼミナールかと思いましたが、どうも連載100回記念イラストっぽいですね。
りいさちゃんが目立って描かれていますが、まさに第100講の主役はりいさちゃんでした。
だからかもしれません。
そして、クロッキーの後ろにオウラくんが!
色使いが可愛くて、ちゅりぷ子大好きです、この裏表紙。
12巻のネタバレ&感想
今巻は表紙から灰谷先生が登場してるし、表紙裏も裏表紙裏もフェニックス感満載な感じだったので、狂気の灰谷先生が見られる!!とワクテカしていましたが、残念なことに彼は思ったほどには出てきませんでした(>_<)あと、前巻ほどびっくりするような動きが少なめだったかな?
多少展開はありましたが(今川家、上杉家など)、そこまでではなく、ちゅりぷ子的には少し盛り上がりに欠けたかも?
細かい感想は以下です。
カンニング問題。どうなるりいさちゃん
まずはりいさちゃんカンニング問題から。
こちら結局解決には至っていません。
でも、木村先生とさくらちゃんが立ち向かっていく様子が描かれています。
「この時期のカンニング問題はあるある」という話には背筋が凍る思いです。
木村先生がカンニング経験者だった話はびっくりしました。
子供たちがカンニングしてしまう理由がまた切ないんですよね。
「お母さんの喜ぶ顔が見たい」
もう泣いてしまいます( ; ; )
とにかくカンニングしてしまう子は何かに追い詰められている、ということは間違いないです。
大人がなんとかしてやってほしい、そう強く思いました。
桜子のクラスのAちゃんも何かに追い詰められているのかなあ……。
binbojuken2023.hatenablog.jp
そして、「頑張らない努力をしている」問題。
なんとか「全落ち」を防ぎたい木村先生。
かっこよかったですね、引き続きりいさちゃんのために頑張ってほしい(あんなに顔を大きく描かれたの初めてではないですか?w)。
りいさちゃんはすこーしずつすこーしずつ、さくらちゃんに心を開いている様子が描かれていましたね。
信頼関係を結んで、なんとかこの捩れた親子、どうにかしてほしいな。
今川家は、最終的には多分さくらちゃんがなんとかするんじゃないかな?
さくらちゃんの成長譚も必要ですしね。
黒木先生の秘密がちょっと公開
「夜の街の寺子屋」がさくらちゃんにバレました。
高校受験と大学受験の塾だと思っていましたが、どうもそうではないっぽい?
介護福祉士や簿記3級といったテキストを持っている大人(?)もいるようです。
お化粧バッチリ女子高生ティアラちゃんが再登場。
ショーマと奥の部屋にいたのがオカリナちゃんかな?
さくらちゃんにはバレましたが、そこまで読者に開示される情報は大きくなかったかな?
謎は続く…みたいな。
クロッキーが過去にサッカーやってて(それは既出)、そこで友人(?)と何かあったぽいことも描かれていましたが、よく分からず。
経済的な理由で何かの道を断念した、とかなんでしょうか?
寺子屋立ち上げの経緯に関わってきそうです。
クロッキーの謎はまだまだ小出しにされるっぽいですね。
さくらちゃんとクロッキーのやり取りがちょっと面白かったです。
だである調から急にですます調に戻ったり。
クロッキーの「なにゆえ!?」の顔がおもしろかったです(^^)
職場でサンドイッチを食べる黒木先生にいち早く気づき、ツッコミを入れる橘先生も好き。
島津おば…!に感涙
今回ちゅりぷ子的にハイライトだったのは、島津おばこと、順くんの伯母さんのシーン。
Twitter界隈でも同様だった感じですねw
順くんが開成に受かったら学費を援助すると言ってくれたかっこいい伯母さん。
身近で頑張る姿を見ていたら応援したくなったとのこと。
中学受験のことを
「まだ12歳の子がこんなに熱くてかっこいい戦いをしてるなんて知らなかった。」
と言っていたのが印象的でした。
塾の保護者会にも代理出席していたこともありましたし、いろいろ知ると応援したくなるのかも。
また順くんがとってもいい子なんですよね〜。
お弁当箱自分で洗うと言っているシーンだけでも桜子に見せたいですw
そして、久々登場した島津父!
離婚する気まんまんの島津母に対し、まだまだ軽い家出程度で復縁できると信じて疑わない島津父の温度差がやばかったですねw
なーんにも反省してませんでしたね。
やれやれ。
とりあえず順&母の邪魔だけはしないでくれという感じですが、まだ一波乱あるかもですね…。
みんなの志望校!
受験まで残り70日。
桜花ゼミナール6年生みんなの志望校がいよいよ出揃いました。
いい感じの三浦家、10ヶ月前は偏差値40だったのに、第一志望は57!
まるみちゃんや加藤くんの影に隠れていましたが、本当すごい成長ですよね。
もし合格すれば、ジャイキリと言っても過言ではないかも。
強気の花恋ちゃんの志望校。
桜蔭に豊島園に新宿学園新宿に。
第6希望で吉祥寺女子とは…、女王様は違いますな。
で、対照的な武田家。
第一志望から第六志望まで全部大学附属中高です。
もう大学受験回避が中学受験の目標になっています。
ある意味ブレてない、でも本当にそれでいいのか?
まああの息子を前にしたら、ちゅりぷ子もその気持ちを否定できません。
しかし、ちょっと幼すぎるな〜。
約2ヶ月前にして、受験が全く自分ごと化していません。
でも「あるある」なんですね( ;∀;)
またも新キャラ続々!御三家志望は9人!!
前巻もアランくんなど新キャラがたくさん登場しましたが、今巻もたくさん登場しました!
特にΩくラスのメンバーが一気にお目見え。
村上一真くん
村上くんは麻布志望。
偏差値63。
本多華鈴ちゃん
本多さんは雙葉志望。
偏差値63。
なんとΩクラス女子ナンバー2とな!?
てっきりじゅりちゃんがNo.2とばかり思って読んできました。
まだいたのね、女子、驚きです。
桜子が面談でおすすめされたミッション系ラインナップで攻める模様です。
藤原昴くん、黒田翼くん
揃って武蔵志望。
偏差値は不明ですが、一応顔も描かれています。
Ωクラスの新キャラ(?)が4人登場し、桜花の御三家志望は花恋、順、じゅり、まるみ、海斗を足して、計9人となりました。
通年よりかなり多い模様(去年は4人)。
クロッキーパワーですね。
このうち何人受かるのかな?
現時点の判定はみんな揃って厳しい感じです。
待ってました!!波乱の上杉家
さてさて、もうずっとちゅりぷ子がこのブログで予想してきた、「上杉家の波乱」。
9巻ぐらいから予想してました↓
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とうとう起こりました!
待ってました!!w
いつも涼しい余裕たっぷりの海斗ママが、取り乱しまくりです。
あのママ、結構毒っぽいと思っていましたが、案の定でしたね。
双子だから余計なのでしょうか?
まあ親なら誰しも似たようなことは思ったり口に出したりしちゃうと思いますが、子供の「向いてること」を決めつけてしまうというところ。
海斗の
「いつまで僕達が「向いてる」ことをママが決めるの?」
というセリフ。
ママにはグッサリ刺さった模様。
このシーンのママと海斗のやりとりを見ていて、海斗は頭がいい子だなと感じました。
ママへの攻撃がすごく的確。
ぐうの音も出ない。
正論クリティカルヒット連発で、ママのHPとMPはもう残りわずかww
でもなんとか矜持を保ち?「次の模試で開成の合格率40%出せたら志望校変更を認める」と条件を出します。
合格は無理でも、なんとか海斗くん、チャレンジできたらいいな。
この後、海斗と陸斗が仲違いするかな〜?と更なる波乱を予想していましたが、この双子ほんとに仲がいいし、とってもいい子。
今巻では全然仲良しでした。
でも、今後はわかりません。
フェニックスの真骨頂?
表紙や表紙裏などで期待させておきながら、フェニックスの描写はちょっとでした。
フェニックスのサミット1の神7たちの、まさに神がかった様子が描かれています。
勉強しすぎで寝てくれない、バイオリンばかりで勉強しない(でも桜蔭合格率常に80%)といった武田家のママが聞いたら卒倒しそうな、天才児たちのエピソード。
世の中にはこういう子たちがいるんですよね〜。
フェニのさくらちゃん?桃田先生も再登場です。
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10巻の感想で触れました↑
前巻でしたっけ?陸斗の「合格率80%判定」を危ぶんでいた灰谷先生。
今回、いよいよ動き出す!?と思ったところで終わってしまいました。
がっくり。
果たして灰谷先生の「ツブす」という秘策とは?
本当に潰さないでくださいね。
なにせ狂気に走りそうなので心配です、彼(といいつつ、早く狂気で暴走する姿が見たいw)。
で、今回散々フェニックスの凄さを描いていましたが、クロッキーの一言が響きました。
我が子を御三家に入れたいと考えるなら
「塾選びにはなんの迷いもしません。『フェニックス一択!』です!」
というやつ。
現実世界でも本当にそうなのかもしれません。
是が非でも御三家ならサピ一択。
「圧倒的王者」なんですよね〜。
考察&今後の予想
続いて、今巻の疑問点や今後の予想についてです。
陸斗どうなる?灰谷先生の秘策とは?
まずは引っ張られたネタ、陸斗どうなる問題。
灰谷先生がクロッキーから学んだノウハウとは?
勝たせるためならなんでもやるという、フェニックスの真骨頂が見られるようなんですが、それが旧クロッキーが編み出した、間違った方法でないことを祈るのみです。
12巻で桂先生が海斗が開成を志望すると判明し先生たちがざわついたシーンで気になることを言っていました。
海斗クラスの子が開成に合格できたケースは確かにある。
でも「その後」、その子達が「どうなったか」は…。
これはアキラのような「深海魚」を指しているのでしょうか。
桂先生はなにを危惧しているのでしょう。
そしてこれは、フェニの灰谷先生(旧黒木先生)イズムの「勝たせるためになんでもやる」と相反する考え方です。
対比として描かれているのかな?
まあ、陸斗(余裕こいて心配)と海斗(無理すぎてうっかり入っても心配)の問題はだいぶ違うのですけど。
大内れおちゃんはどうなった?
前々巻で、冬期講習をブッチして個別に重課金することを決めた大内家。
前巻に続き今巻でも全く出てきませんでした。
今川家に次いで心配な大内家。
次巻では描かれるのかな?
Rクラスはさくらちゃんに任せた的なことを今巻でクロッキーが言っていたので、もしやさくらちゃんが解決するのか??
黒木節が炸裂するところを見たいところですけどね。
橘先生大活躍編はまだ?
今回、普通に橘先生出てきましたね。
いったい彼になんの密命が下ったのか、全然続きが描かれません。
「本部から戻りました〜」とのセリフがありましたが、本当に本部から戻ってきたのか…。
うーん、早く橘先生大活躍編が読みたいです。
次巻は10月発売!ドラマもスタート!!
次巻は10月発売予定のようです。
10月にはいよいよドラマもスタートするのでそれに合わせてきたのでしょう。
特色を使った特別な表紙になるのかな?(8巻の時のように)
まだ漫画の世界では11月(の終わり)。
次巻では12月に入るのでしょうが、やはり2022年組の入試の方が先にやってきそうですね。
桜子たち2023年組の入試と作中の入試のどっちが早いか、という感じになってきました、やはり。
いや、11月に3巻かかっているので、桜子の入試の方が先にきそうです。
2024年組あたりで決着かも?
気長に完結は待ちたいですね。
そんなわけで、毎度のことながら激長になってしまった感想&考察、これにて完。
2ヶ月、13巻を心待ちにしましょ〜。
13巻の感想はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp