貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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『二月の勝者』13巻の感想&考察

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『二月の勝者』の最新13巻が発売されました!
発売日にAmazonさんからちゃんと届きまして、すぐに読んじゃいました。
2周ほど読んだので、今巻も感想&考察を書いてみたいと思います!
がっつりネタバレしてますので、未読の方はお戻りくだされ。

前巻(12巻)の感想&考察はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

表紙について


表紙はクロッキーが富士山しょって立っているところ。
あの太陽は初日の出?
ただし、13巻の内容は12月の出来事です(しかも冬期講習初日まで)。

今週始まるドラマを意識してかしないでか、この絵は1巻ととてもよく似ています。

1巻も13巻も桜の花が描きこまれていますね(花びらが散っているわけではないですよ!)。
実は4巻の表紙にも桜の花が描きこまれています(何かの伏線でしょうか?)。

1巻は富士山ではなく桜をしょって立ってる黒木先生です。
13巻との違い、他に気が付きました??

13巻では黒木先生、なんとミサンガ引っ張ってるんですよ!腕の!
なんか因縁めいたあのミサンガ!
1巻では完全に隠していますよね。
それを堂々と見せてる、いや目立つように?引っ張ってる!
そうです。
今巻で黒木先生の長々とひっぱってきた「秘密」がかなり明らかになるんですよ!!
それの暗示かも?
あ、ミサンガの「秘密」はまだ明かされませんでした。

13巻のネタバレ&感想

13巻ですが、半分ぐらいはマンガ読んでる気がしませんでした。
なんというかリアルすぎて!!!
一緒に保護者会に参加してる気分になっちゃったw
黒木先生の長らく引っ張った秘密も回収されましたよ!
色々動きのあった巻だったと思います。

ドS灰谷降臨!!

はい、待ってました~!
前巻1冊かけて(?)引っ張ってきた、灰谷先生の陸斗を「潰す!」の中身きました。
感じ悪い灰谷先生、最高でしたw
フェニの佐倉ちゃん?である桃田先生の合いの手も最高でしたw
桃田先生に「ドS」と言われてちょっと嬉しそうに(?)笑ってる灰谷先生も最高でしたww

さて、この灰谷先生の「潰す」作戦、吉と出るか凶と出るのか・・・。
ちょっと不安です。
灰谷先生も陸斗に確実に受かってほしいからやっているんですけど・・・、大丈夫かな?

熱すぎる!最後の保護者会!!

さあ、13巻のハイライト!最後の保護者会です!!!
情報量が満点でした。

「塾は情報や戦略をお金で買うところ」

カレンちゃんママのセリフですけど、ほんとその通りなんですね~。
黒木先生が保護者会でした「本当にあった怖い話」は本当に怖かったです(;´Д`)
こわい、こわすぎる。

「(直前期に)学校は休ませる?問題」についても、黒木先生の意見では「休まず行かす」というものでした。

「普段通りが一番です」

とのこと。

直前期にやっちゃダメなのは「ケンカ」。
いいこと0だそうです。
親の仕事は
「体調管理」
「出願準備」
「入学手続き」
この3つに注力することのようです。
うっかり者のちゅりぷ子、すでに怖くてブルブルなんですが(ちゃんとできる気がしない)。
もし受験学年だったら、13巻冷静に読める気がしません(;´Д`)

12月に親がやるのは「勉強面で一肌脱ぐこと」ではなく、「綿密な併願プランの立案」なんだそうです。
肝に銘じます・・・。

最後の黒木先生の熱い激励にはその場にいるかの如く胸を打たれました。
セリフの一部が裏表紙に書かれています↓

次巻以降この「熱い50日」が描かれるわけですね!
表紙裏にも↓

本当に、これにつきますね。
桜花生全員の「やってよかった!」が今後描かれますように!

桜花みんなの受験校&併願校

さて、熱い熱い黒木先生の最後の保護者会が終わった次の話では、桜花生大半の受験校及び併願校が出てきます。
高瀬先生、よくこんなに設定を考えられたな~。
我が子一人でもまったく考えられていないのがここにいるというのに・・・。

この回の話を読んで、思ったんですけど、

中受沼民以外、この回まったく面白くないのでは?(;・∀・)

中学受験の知識がある程度、いやなかなかないと面白くないかもな~、と思いました。
ちゅりぷ子ですか?

めっちゃ面白かったに決まってるじゃないですか!w

佳苗ちゃんはもう合格がちらついてきてますね~!
このままうまくいきそうな予感しかないです♪
武田君はまだマンガ読んでるんですね~。
絶望しかないです。
原秀道くんの「ママがいいならいいよー。」は怖いですね。
ここへきてまでもか!

Ωクラスのメインキャラたちは、そろって偏差値上げてきてますね~!
すごい!!
島津くんはお父さんの呪縛が解けて完全復活です!
まるみちゃんはとうとう60を突破!
9カ月で偏差値10上げるってとんでもないことです。
6年生ですよ?
みんな維持するので精いっぱいだと思います。

そして、海斗ママはとうとう息子を「信じる」ことにしたようです。
よかったね海斗くん!!
まだまだ海斗くんは伸びそうな予感があります。
島津君と一緒に合格してほしい!!

さーて、今年の桜花吉祥寺校からは、何人御三家合格が出るのかな?

ついに黒木先生のもう一つの秘密が明らかに!!

今巻もう一つのメインテーマ。
黒木先生の夜の寺子屋の正体が完全に明らかになります。
貧困家庭の子を集めて無料の塾「スターフィッシュ」をやっていたのですね(まあ予想通りでしたね)。
スターフィッシュ立ち上げの経緯の一部が明らかになります。
しかし、あの部屋が黒木先生の自宅だったってびっくりですよ。
すごい場所にあるし、自宅があの状態ってちゃんと寝られているのでしょうか??

佐倉ちゃんが思いがけずスターフィッシュのクリスマス会にいたことで、「な・ん・で・い・る・の⁉」とびっくりする黒木先生の横顔が最高でしたw
慌てるショーマもww

そんでもって、すでに橘先生がスターフィッシュに関わっていることも明らかになりました(これも予想通りでしたね)。

この中学受験家庭と貧困家庭の対比は、時として目にするテーマです。
以前桜子が読んだ『向こう岸』という作品も似通ったテーマを軸にしたお話です。

binbojuken2023.hatenablog.jp

中学入試であえて、対極ともいえる貧困家庭を描いた作品が出たりすることも多いです。
「自分たちは恵まれているのだとわかってほしい」と考える私立中学も多い模様。

冬期講習とクリスマスパーティー、桜花生とスターフィッシュ生の対比、相対的貧困がよくわかる描き方でしたね。

さあ、いよいよ冬期講習スタート!というところで13巻はおしまいでした。
早く続きが読みたーい!


考察&今後の予想

続いて、今巻の疑問点や今後の予想についてです。

陸斗はどうなるのか??

海斗はママのお許しもでて、おそらく本番まで頑張りぬくことでしょう。
体力もありそうだし。
開成に、間に合うか?間に合わないのか?といったところです。

一方、ドSに「潰され」ている陸斗。
うまくいくんでしょうか、この慢心粉砕作戦は。
ちょっと心配です。
まだ一波乱起きそうな予感がしています。

作品内で「潰す」はキーワードな気がします。
黒木先生もこの時期の子どもは簡単に「潰れます」から気を付けてくれと保護者会で言ってました(鍵カッコついてましたね)。
以前黒木先生自身、違う形ですが一人の子を「潰し」ています。
その「潰す」行為をあえて積極的にやってしまっている灰谷先生。
嫌な予感がしませんか?

大内レオちゃんへの秘策とは?

さて、久しぶりに登場した大内レオちゃん。
桜花の授業は受けずに、個別重課金へ舵を切ったところで情報が途絶えていました。
どうも黒木先生が何やら画策している模様です。
髪をくしゃくしゃにして「いつもの手」を使っている様子。

髪をくしゃくしゃにして別の塾から生徒を取り戻すと言えば、ずいぶん昔の「カレンちゃんフェニへ転塾事件」が思い出されます。
これなの?いつもの手って?

「レオがいないと桜花の火が消えたみたいだよ」

とかってくどくのw?
なわけないですよね。
敵はレオちゃんではなくレオママですし。
桜花に対する信用が一切なくなった(橘先生のせいでw)レオちゃんママの気持ちを、どうやって取り戻すのでしょう?

とりあえずレオちゃんに合格鉛筆を届けて「いい受験ができるよう応援してるよ」と声をかけたことだけが判明していますが。
果たして??
次巻で出てくるかな?

りいさちゃん解決編くるか!?

不安といえばのりいさちゃん。
13巻には親子で結構顔出ししておりましたが、大きな動きはなく。
こっちは、佐倉ちゃんが何とかするんだと思います。
佐倉ちゃんの成長譚をそこで描くはずです。

保護者会でのりいさママの様子もいたって普通と言いますか、他のお母さん方と同じような反応をしていました。
親子でケンカすんな、のくだりでは眉間にしわが寄ってましたけど。
どうするのかな~?
吉祥寺女子はとりあえず受けさせるのかな~?
巻末の次巻の予告ページでは、どアップのりいさちゃんが描かれていたので、14巻で解決するのかもしれません。
また期待させてほとんど描かれないパターンかもしれませんけど。

黒木先生の秘密はまだある!

13巻で黒木先生のだいぶ引っ張った「別の顔」が正式に明らかになりました。
でも、まだなんかぼかされているところありますよね?
あースッキリ解決!ってなってませんよね??

そうですよ、あのスターフィッシュを一緒に立ち上げた黒木先生の友人と思しき人です!
ちょくちょく出てきてましたよね、今までも。
あの、顔を絶対にちゃんと描いてもらえない彼ww

一緒にサッカーをやっていた。
経済的な事情?であきらめたっぽい。
なんかおそろいのミサンガをして「約束」していた。

までが前巻までで描かれていました。
そして今巻で、

スターフィッシュの立ち上げメンバー
どうも「経済的な事情?」はビンゴな模様で、貧困家庭育ちっぽい。

ということが明らかに。
・・・でも現在、彼はスターフィッシュのメンバーにいないっぽいですよね?
ショーマも「黒木先生の古い友人」としか言っていませんでした。

いったい彼に何があったのか?
そしてそのことが黒木先生にどんな影響を与えたのか?
「あの約束」とは何なのか?
まだまだ「黒木先生の謎」は残ってますね。

ミサンガはティアラちゃんもショーマも同じようなやつしてるんですよね~。
でもスターフィッシュ生全員がしているような描写もないですし・・・(してるのか?)。
うーん?
一体おそろいのミサンガには何が込められているんだろう??

14巻はなんと12月発売予定!!

この巻で一番驚いたのはですね、

なんと次の14巻が「12月に発売予定」なこと

ですww
すごい、早い。
ドラマが今週から始まりますしね、合わせてきたのでしょうね~。
binbojuken2023.hatenablog.jp
12月発売の14巻ではおそらく冬期講習や正月特訓が描かれるのでしょう。
2022年組の方々はドンピシャでリアルタイムですね!
もういろんな意味でちゅりぷ子だったら直視できないかもしれません。
メンタルも1年後の12月とかどうなっちゃっているのやら・・・。

12月と意外に早く14巻は出るようですけど、やっぱり待ち遠しいです。
ドラマを見つつ、↓この2冊を読もうかな~、と思ってます。

小説版『二月の勝者』!
子供向けのようですが、本編とはちょっと違う視点で(子どもの視点?)書かれているようです。
桜子も読みたがってますしね。
あとはこれ↓『翼の翼』。
中学受験家庭が超リアルに描かれていると話題の小説です。
なんでも島津パパみたいなキャラクターも出てくるとか出てこないとか??

このあたりを読んで、14巻を待っていたいと思います(*^^*)

今回も激長になっちゃったなあ・・・。