貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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『二月の勝者』19巻の感想&考察

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最近仕事がほんと忙しくてですね(言い訳から入る)。
全然ブログ書けません。
というか、他の方のブログも読めてません。。
『二月の勝者』の最新刊もですね、仕事が忙しくてまさかの

読んだの「発売日の翌日」

です。
・・・こんなこと前巻まで一度もなかったのに(;´Д`)

まあ我が家から「中学受験生」が消えて早8カ月ぐらいですからね。
正直な話、『二月の勝者』に対する温度感も下がっております。
まあ、気楽に読めるようになったというポジティブな点も大きいですがね(*^^*)

とはいえ、大好きな漫画、思い入れのある漫画であることに変わりはありませんので!
最終巻が出るその時まで、感想は書けたらいいなと思っております!(誰に求められてるわけではないですけどもw)



さて、いつものごとくがっつりネタバレしてますので、未読の方はお戻りくだされ。
※毎度のことながら超長文ですのでご注意ください(^_^;)

前巻(18巻)の感想&考察はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

表紙について

表紙は佐倉先生を中心に桜花のイツメン先生方5名での表紙です。
真剣な佐倉先生の顔、ちゅりぷ子推しのダンディーな橘先生の顔、にも視線はいくものの、

やっぱり目がいくのは声教の赤本!!w

なのが中受経験者では?w
なじみがありすぎてww
オレンジ帯か、どこの学校かな?とかww

よくよく見ると「声の教育社」ではなく「教育の~」と書かれていますねw
教育の声社?w
とにもかくにも中受生マストアイテム登場です!

裏表紙↓

裏表紙はおそらく本編165講2月5日の朝の佐倉先生の一コマですね。
ちょっと顔に元気がないので、黒木先生に会う前かな?

そで↓

そではこちら。
あとで触れますが、右が島津順君の言葉。
左が加藤君ママの言葉です。

2月5日の夕方までが描かれている今巻は、結構「最後」とか「別れ」を意識させる場面が多かったかもしれません。
そう、中学受験の「終了」、塾の「卒業」は間もなくなんですよね。

19巻のネタバレ&感想

ここから完全にネタバレありの感想です!!
未読の方はお気をつけてください!







今巻はですね、2月3日の13時半ころから2月5日の17時半までが描かれています。
16巻は1月24日から2月1日の15時半(トータル約9日)。
17巻は2月1日の15時半から2月2日の朝8時(トータル16時間半)。
18巻は2月2日の朝8時から2月3日の13時半ころまで(トータル1日と5時間半)。

19巻はトータル2日と4時間。
2月入試が描かれたここ4巻の中では16巻に次いで時が進みましたね!
まあ「まる2日」ぐらいしか描かれてないんですがw

次巻予告を見てると次もそこまで時が進まなそうだな~。
せいぜい招集日(2月11日?)ぐらいまでですかね~?(あれ、前回の考察では完結予想してたんですがw)


さて、感想です。

灰谷先生登場!!!(歓喜)

初っ端から登場です!
黒木先生と絡むのは久しぶりな気がします!

「言っときますけど、本当に偶然ですからね。念押しときます」

ストーカーじゃないですよアピールww

あれ、ストーカーなのはドラマ版だけでしたっけ?w
binbojuken2023.hatenablog.jp
めちゃくちゃウケましたwww

「うちは19人合格だけど、そっちは?もしかして0人?ねえ?ねえ?悔しい?ねえ?w」

みたいな子供か!みたいな発言に大爆笑でしたw(※上記の発言は脚色しておりますw)。
黒木先生は、灰谷先生の言葉、全無視するんですよね~。
いや~久しぶりの絡み、良かったなあ。

海斗の海上受験を応援するなど、大人な灰谷先生が前巻では見れていたというのに、黒木先生を前にするとダメなんですよねえ、彼。
そんなとこが大好き♡

順&海斗の開成結果!

さて、前半のハイライト?は前巻から引っ張った、順と海斗の開成受験の結果です。
ちゅりぷ子の予想は下記でした。

  • 順:合格
  • 海斗:不合格

・・・でしたが、順も海斗も揃って不合格でした。
残念。

2人はその後、桜花で会いまして、お互いの不合格を知ります。
そこで海斗は順に東央の合格を告げるんですが、それに対する順の反応がいいですね~。

「行きたいと思った学校に受かるの、やっぱすげえよ。おめでとう!」

みなさん、4巻での順の発言覚えてますか?

「偏差値60以下の学校なんて学校じゃない」
「そんなとこ目指してる奴らなんてまじゴミ」

上記と合わせてこんなことも海斗に言っています。

「志望校って確か東央だっけ。
あそこ昔は準御三家って言われてたけど今落ちぶれてんだよね?
ええっと・・・へえ、今その学校偏差値56なのかあ。あははビミョー!」

これ半年ちょっと前の発言ですからね。
いかに順が当時毒父に影響されていたか、また、そこから脱却し成長したかがあらわれています。

今巻の海斗に対する発言は、本当にうらやましくて出た言葉だと思います。
だって、順は今時点で「行きたいと思った学校」の合格を手にしていないんですもん。
順はこの先どうなるのでしょうか・・・。

一緒に開成に行きたかったと別々に泣くシーンにはもらい泣きしちゃいました。
高瀬先生、泣き顔描くのうまいなあ。
こっちの涙腺ついてきますね。

海斗は、かつての第一志望・東央に合格するも、陸斗と一緒に受けた海上にも落ちてしまいます。
4日は柴又を受験予定みたいですが、本人は東央に行くと決めている様子。
はてさて海斗もどうなるのでしょうか?

男子御三家の結果

さて、桜花ゼミナール吉祥寺校の男子御三家の結果が出そろいました。

  • 開成0名(順×、海斗×)
  • 麻布0名(村上君×)
  • 武蔵1名(藤原君〇、黒田君×)

思ったよりしょっぱい結果に。
去年を思えば、女子と合わせて「御三家3名合格」なので十分な結果ですけど、黒木先生の「絶対合格の教室」なのにイマイチと言えるかもしれませんね。
灰谷先生に「校舎の合格者、ゼロ・・・とか?」とか煽られるし(御三家専門みたいな塾と比較しないで!)。

村上君は麻布残念でしたが、早米田に受かります!!

加藤家の中学受験結果

19巻前半、もう一つのハイライト、加藤家の中学受験が完結(?)します!
この漫画、やたらと加藤家を使って親の涙腺をついてくるんですけど、今回もやられましたわ。
前前巻?加藤君はクロッキーの荒療治によって魔改造wではなく覚醒させられるんですけど、燃え尽きたのか、今巻では魂が抜けたみたいになっていました。
本命の東央中の結果を見る様子もなく、おろおろする加藤ママ(かわいくて優しい)。
不合格だと思ってクッションに顔をうずめながら「ダメだと思う。ごめんなさい。」という加藤君に胸が詰まりました。
「ごめんなさい」だなんて、子どもに言っても思っても欲しくもないですよね。

この後、東央に見事合格して元のかわいい加藤君に戻り、本当にほっとしました。
いや、あの座った眼、すさんだ眼の加藤君から戻らないのかと思ってたからさw

加藤ママの、これまでの受験の日々、2人で歩いた日々を振り返るシーンで、全中受親が泣いたと思う。

この記事冒頭で紹介したそでの文字(左)は加藤ママの心の声なんですけど、女の子以上に男の子は手をつないでくれなくなるのでしょうね。
ちゅりぷ子は毎朝、楓丸と手をつないで登園しているので、そんな日がやっぱり来るのかと思うと、そっち方面でも泣きました。

でもですね、同時に思ったんですよ。
「最後」ってことはないかな、って。
きっと老いたらですね、息子は母の手をつないでくれると思います。
その日を一緒に待ちましょうね、加藤ママ!w

松葉杖のマチネ、快挙!

今巻はですね、りいさと原君という大きな2つの山場も抱えてるので、一人一人のエピソードがバンバン進みます。
でもちらほら見逃せない人の結果も描かれてまして(たいてい数コマw)、浅井紫ちゃんが中夫中野に合格したり、武田君が受験終了したり、6年入塾の三浦君が第一志望?の園学院特選に合格したり。

浅井さん、結構すごくないですか?
中夫中野って、前巻ではまるみちゃんが進学決めた先ですよ?
まるみはΩで浅井さんはRなのに、下手したら同じ進学先・・・ってなかなか現実ではないようなw(1クラス違いならありえますけどね)

で、この巻ですごいのにサラリと流されてると思ったのがですね、

マチネ!!

みなさん前の巻で(2日の深夜に)マチネに起こったこと覚えてますか?

転んで怪我して救急車!

ですよ?
翌朝、リベンジ城山学園(第一志望)の入試というタイミングでですよ??
松葉杖で受けに行くことなったんですよ、彼女。

・・・で、心も体も?強いマチネはみごとリベンジ合格果たすんですけど、
橘先生ったら、

「真千音さん、よくやったね!有言実行、かっこいいよ!」

って普通に電話口でよろこんでるだけなんですわ。
もっと驚いてあげて?って思ったのちゅりぷ子だけ??
大本命(しかも1回目の入試で落ちてる)で、前夜に救急車で運ばれて松葉づえついて受けに行った、マチネの合格ですよ?

もう、橘先生はマチネが救急車で運ばれたこと忘れていたとしか思えない。
誰か城山学園には応援に行ったのでしょうか?
ちゅりぷ子が塾長だったら誰か絶対に行かせますわ。
松葉杖ついて本命受験て(涙)
大内レオちゃんのインフルに匹敵するくらい一大事ですよね?
なんかあっさりだったな~。
まあ合格したのでよかったです。

まるみ受験終了

さて、JGと吉祥寺女子のダブル不合格で、前巻で泣き崩れ、お守り校だったと思われる中夫中野への進学を決めたまるみ。
読者全員分かっていただろう展開ですが、結局3日の午後に湧泉にチャレンジ。
見事合格します。

湧泉の入試へ足を運んだこと、自分で合否を確認したこと、まるみはまた一歩大きく成長しました。

埼玉の宵の星に受かる実力があったのに湧泉に進学か・・・と同じような偏差値帯の娘を持っていた親としては思いましたが、湧泉(恵泉)はまるみにあっているのかもな、とも思いました。
まるみの中学受験の目的は、不登校からの脱却でしたからね。

もうここまでで十二分果たせていると思います。
仲良しな樹里と一緒の学校に通えないのが残念ではありますが。

ラスボス・今川母をついに倒す

さてさて来ました、今巻の山場①。
今川家の受験です。
黒木先生に

「正直、過去最強クラスの手強さでした。」

と言わしめた、りいさ母。
まさにラスボスです。
本当にあそこまでかたくなな、現実を受け入れられない親っているもんなんですか??

とはいえ、今巻でりいさがとうとう母の前で大泣きし、本音をぶちまけます。
いや、本当によくここまで狂った母に付き合ったよ。
健気ったらない。

さらに、桜花へおろおろと相談へ行った母(もう、本当に遅すぎ!!!)が帰宅したらですね、りいさはこう言ったんです。

「ママ・・・・・・怒らないで聞いてほしい・・・わたしね・・・わたし・・・
 聖カサブランカ女子、受験したいです・・・受けさせて・・・ください、お願い・・・」

もうこの丁寧語で母にお願いする感じ、なんて健気でいじらしいのでしょうか。
「くそばばあ、●ね!」や「このき●がいばばあが!」とか言ってもおかしくない状況でこれですよ。
どんだけいい子なんだよりいさよ。
あげく、母が承知したら「ありがとうママ!」ですからね。

よくこんな母からこんないい子生まれたなレベル!

ちょっと遅いですが、母もやっと、やっと、変化しました。
聖カサブランカHPに学校の教育理念が写るんですけど、

自分を認め、他者を認める。
変えられないものを受け入れる。

ですって。
もはや通うべきはりいさではなく母では?w

りいさは見事合格をつかみ取ります。
りいさちゃん親子が合格を見るシーンは描かれてなくて残念・・・。
受験を許してもらったとき以上の飛びきりの笑顔が見たかったなあ

しっかし、りいさにくっついて母はしっかり6年間で学んでほしいと思いますw
大学受験で繰り返さないでね!!!

それにしても桜花へやってきたりいさ母と対峙する黒木先生の横からの佐倉先生の援護射撃?
聖カサブランカの制服のかわいさを推すシーン、

おしゃれわからん系ゴリラな私にこの役回り・・・!

という心の声に爆笑しましたw
佐倉先生、頑張った!

裏ボス・原くん、ついに動く

さて、りいさの合格発表も吹き飛ぶような事件?が4日の夜に起こります。

『二月の勝者』には、ラスボスであるりいさ母とは別に、裏のラスボスともいうべき親子がいたんですよね。
15巻でしたかね、黒木先生も原家を「ダークホース」的なこと言ってましたもんね。
binbojuken2023.hatenablog.jp

今までの『二月の勝者』で一番狂気を感じた?(悪い方の狂気)シーンでした。

全落ちした原君(本当に1校も受かってない)。
原ママと一緒に桜花へ一升瓶をもって現れたんです。

1校も受かってないのに、お酒抱えて、2月4日の夜に親子で現れる

ってもう背筋が凍るシーンです。
そもそもまだ4日は合格していたとしてもお酒持ってくるには早いです。
桜子の塾には2月7日以降に、って言われたような・・・(うろ覚え)。
(一つ疑問ですが、原君ママ、3日の夜に「5日は法陽大附属受ける」って言ってなかったっけ??辞めたのか、4日の明知中野不合格で心が折れたのか・・・)

完全に原ママは取り乱してたんですね・・・。
行動がかなりヤバい。
それまでの冷静沈着キャラがあったからこそ、余計に怖く、痛々しく感じてしまったシーンです。


でも、この漫画ちゃんと救いを残しておいてくれました。
とうとう、あの自分の意思0(そこがママも一番心配?不満?だった点)だった原君が、

「おしえてください、おねがいします、どこか、どこかに、
 ぼくを、受からせて、くれそうな、がっこう、っ・・・
 あるんなら、っ、おしえてっ、ください・・・っ。
 合格・・・したいです・・・」

と黒木先生に泣きついたんですよ。
かなりやり方間違ってたと思いますが、一応母の願い通りに「彼の意思」は土壇場で表出しました。

初めて自分で受けたいと受けた学校。
合否は今巻では描かれませんでしたが、どうか合格をしてほしいです!

織田君、開成と筑駒に合格!

さて、今巻の最後に描かれたのは、桜花のトップ、織田未来君の受験結果でした。
なんとなんと、開成だけでなく筑駒に合格した模様。

白柳社長が「吉祥寺校の受験も一段落、といったところかな。」と言うと、黒木先生は「いいえ。むしろここからです。」と答えました。

このシーンは2月5日の15時ごろ。
東京の中学受験は、多くの学校が2月5日で終了です。
もちろん一部6日や7日などにも実施してますけど、基本は5日で終了。
そんな5日の15時に「ここから」と答える黒木先生。

これは、繰り上げ合格祭を示唆している?のでは??

と読者に思わせたところで、順母にどこかから電話がかかってくる・・・という思わせぶりなシーンで今巻終了です。

あああ早く続きが読みたい~!!


考察&今後の予想

続いて、今巻の疑問点や考察、今後の予想についてです。

カレンの豊島園受験、海斗の柴又受験

前巻で第一志望の桜蔭に合格した前田カレンちゃん。
今巻では豊島園(豊島岡)を受験します。
カレンは1日桜蔭、2日吉祥寺女子、を受けておりどちらも受かってるんですよね。
3日の豊島園は受ける必要ないわけです。

で、その3日豊島園に落ちてしまい、4日に再度受けるんですね。
まあそれで合格するんですけど。
これは一体何のための受験だったのか?

豊島園第一志望の人にとってみればやめてくれよ、というのが本音だと思います。
おそらく、女王としてのプライドなのか、星取り受験で桜花(黒木)に恩返しをしたかったんでしょうね。
まあ、黒木先生は「優秀なポイントゲッターでした。」とお喜びだったので良かったのかなと思いますが・・・。
ちょっと何を描きたかったのかわからない感じでしたね~。

で、もう一人疑問なのが、海斗。
東央に受かって、本人も進学する気満々で4日に柴又(芝?)を受けてます。
これも一体なんで受けるんですかねえ?
東央よりも柴又の方が志望度高いのでしょうか?そんな描写あった??
出願しちゃったから受ける、っていうようにも見えませんが。
東央に思い入れのある描写がなければ特に何も思わないんですが、東央はパパの母校で文化祭にも足を運び、志望度が高そうに見えます。

うーん、よくわからないです。

泣くと解決!は大人にも当てはまった?

『二月の勝者』では思い切り泣いたあとにうまくいく(いい方向に変化する)、というお決まりの流れがあってですねw
黒木先生も実際、思い切り泣けたら大丈夫的なこと、カレンが新宿幕張失敗した時に言ってるんですよね。
これ、さんざん使われてきた方法ではあるんですけど、カレンしかり、加藤君しかり、原君しかり。

今回、子どもだけでなく大人にも当てはまるんだな、と思いました。

誰って?りいさ母です。
今まで大人も結構涙を見せてきた『二月の勝者』。
りいさ母も19巻にして初めて鬼の目にも涙・・・じゃなくて泣きました。
りいさに「聖カサブランカ女子受験したいです」と懇願されたシーンですね。
どアップのコマでりいさと泣いてます。
この後、本当にりいさママは本当の娘を受け入れ(マジでやっとですがw)、適正校に出願したんですよね。

2月4日の朝の空気、2月6日以降受けられる学校

りいさ親子で描かれてましたが、2月4日の朝のシーン。
あれ、めちゃくちゃ共感しました。
我が家も2月4日まで受験長引いた組なんですけど、3日までの朝の様子と全然違うんですよ。

前日と打って変わって入試へ向かう風の親子が少ないです。
自宅最寄駅や乗換駅等ですごく感じました。
我が家は4日は東浦和へ行ったので、電車内ではそこまで感じませんでしたが(下り電車だったので前日までと比較できなかった)。
学校に着いてからはりいさちゃん親子のような感じではなく、どこからこんな頭の良さそうな女子が集まってきた?っていう感想でしたがw
binbojuken2023.hatenablog.jp

原君が今巻で5日に受けた学校、当日朝その場で出願OKと書かれていましたが、そういった飛び込み受験のようなことも想定しておかなければいけないのでしょうかね。
5日ではなく、2月6日以降も受験可能な学校リスト、みたいなのがいつだったかの「情報エクスプレス(日能研の公開模試のたびに配られる冊子)」についていたんですよね。
追い詰められたときにじっくり見ようと思って取っておきましたが、幸いなことに再び開くことなく捨てましたw
でも、そういった情報もお守り代わりに持っておくといいのかもしれないですね。

佐倉先生の成長と今後!1巻との対比と桂先生との対比

佐倉先生は今巻でかなり追い詰められています。
前々巻あたりでも桂先生に「気持ちを乗せすぎ」と注意されていましたが、生徒の合格不合格に一喜一憂しすぎて精神をやられていました。
そりゃそうですよ、わが子一人の結果でも一喜一憂して精神的にまいるというのに、塾の生徒(特にできの悪い子)ほとんどにそんな風に揺さぶれてちゃ、とても受験乗り切れませんよ。
桂先生的な一喜一憂にとどめとかないとw
ボーナス上がる~!とか鮨とりたーい!とかw
そんな様子(子どもの合格をお金に換算するような姿?)でさえ、直視できない潔癖すぎる佐倉先生。

桂先生にも言われてましたが「適性がない」ようです。
でもそれに対して黒木先生も「『新事業』のほうで採った」と意味深発言しています。
「新事業」ってやっぱりスターフィッシュでしょうか?
春から橘先生と仲良く異動かな?佐倉ちゃんw

そんな佐倉先生ですけどね、やっぱり成長しています。
2月5日の朝、原君の応援に向かいます。
おりしも天気は去年同様の雪。
そこには1年前と同じく、頭に雪積もらせた黒木先生の姿が。
日付こそ違えど(去年は2月3日かな?)完全に対比になってますね。

同じ塾仲間としては初めて黒木先生と並んで生徒を待つ佐倉先生。
もう傘はさしません。
去年と違って明るく原君を見送ることもできました!

すごい成長を感じる!!
ああ、若者の成長っていいな!!!

という加齢臭のする感想を言ってみますw

今巻では、黒木先生とともにラスボス今川母を倒し、原家も明るく見送り去年との違いを見せ、かなり佐倉先生の成長が描かれたかな、と思います。
今川母をメインで説得するのは佐倉先生だと思っていたので、その点がちゅりぷ子予想とは違いました。
まあ、黒木先生に「過去最強」と言われる今川母は、ピヨピヨの佐倉先生一人では無理でしたねw
援護射撃のみであっても、十分佐倉先生の成長が感じられたシーンでした。

原君が5日に受けた学校

そんな佐倉先生の成長も描かれた5日に原君が受けた学校ですが、名前は巣比率第二中学校。
二月の勝者が連載されている雑誌がスピリッツだからであって、きっと実際の学校の名前の文字りではなさそうですね。
去年佐倉先生が応援に行った小学大学付属中学がおそらく「小学館」からきているのと一緒でしょう。

この巣比率第二中学、実は『二月の勝者』1巻にそっくりな学校が出てきていたって知ってました?

三浦君親子が体験授業?に来て、クロッキーに説得されて家に帰り、夫婦で私立中学のパンフレットを眺めるシーンがあるんですが、そこで描かれているのが「巣比立中学・高等学校」ですw
漢字がちょっと違うけど系列校でしょうか?ww
1巻持っている人はぜひ読み返してみてください!

順に繰り上げ合格くるのか??海斗は?大石山は??

さて、前述しましたが今巻のラストで、順の開成繰り上げ合格がくるのでは?という描写がなされます。
いや、これで開成繰り上げ合格こなかったら一体何なの?って感じなんですけどww
最後のページで順母に意味深な着信があり終わるんですけど、やっぱり開成からですよね??
合格するんですよね?順は??

次巻の予告ページでも順が大喜びしてるカットが描かれています。
これはやっぱり開成合格ですよね?
それとも、今巻で意味深に自己採点していた大石山の方の合格???
自己採点で6割しかなかった、的な発言も、都立は合格点低い、とかいう伏線でしょうか??
もし両方受かったら順はどっち行くのかな?
やっぱり落ちて泣いてた開成に行くのか、親に負担が少なく生徒会長(女子)が気になっていた大石山へ行くのか??
もうわかんなくなってきましたw

で、海斗は?
こっちも繰り上げがきたりするの??
特に予告カットでは出てなかったですけど。
海上も落ちちゃったし、やっぱり海斗には開成は無理ゲーだったのでしょうか?

じゅりまるはあれで終わりじゃないってこと?

さて、予告カットで気になるのは意味深に描かれていた、じゅりとまるみ。
じゅりは吉祥寺女子にまるみは湧泉に進学予定となった今巻。
え、じゅりまるも繰り上げ合格がくるの???

じゅりはJGの自己採点で「当落線上にあった」と言われているので、JGの繰り上げ合格がくる可能性があります。
・・・ありますけど、開成みたいにたくさん繰り上げ出さないよね?JGって??
筑駒のある男子最上位層と違って、女子の最上位層はあまり動かないイメージです(豊島園で動いたりするんかな?)。

じゅりではなく、まるみも繰り上がる??ということも一応考えられます。
まるみが繰り上がるならじゅりも繰り上がりそうですよね?
でもさすがに順、じゅり、まるみ、と1校舎で3人が御三家繰り上げ合格は現実味がないような・・・。

前巻で予想しましたが、

予想①:吉祥寺女子はあくまで架空の学校なので、吉祥女子とは違って繰り上げ合格がくる!

これでしょうか??
まるみが吉祥寺女子繰り上がって、じゅりと仲良く進学できるのかもしれません。

だって、今巻で黒木先生が「今は」ってわざわざ協調の点々つけて意味深発言してましたからね。
やっぱりこれかなあ?
じゅりもうれしいでしょうしね。

それともじゅりがJGに受かり、吉祥寺女子を辞退した穴にまるみが・・・ってそんなところてんみたいなこと身近で起きないでしょうし、やっぱり2人で吉祥寺女子に進学かなあ?
一体どうなるんだろう??

ちょっと気になるメンバー

さて、今巻ではほとんど触れられなかったけれども、個人的に結末が気になっているのが下記3名。

  • 馬場あらん君
  • 毛利君
  • 王羅君

あらん君は帰国生入試で進学許容校(修学院??)を押さえてあるものの、2月の結果が振るっておりません。
一体どうなるのか、新宿か有栖川のどちらかに行けるのでしょうか??
同じく国際系新興校志望の北条さんは、うまくいったようですが・・・。
あらんはどうなるのかなあ?
国際系は人気だから読めないからなあ。

毛利君は、絶対OKの一族の彼。
たしか修学院(学習院)の合格はもらっていたものの、OK普通部は不合格に。
残るはOK中等部の結果のみだそうで・・・。
OKにこだわる一家は学習院では納得しないのではと、気になってます。
なんとか合格できますように・・・!

もう1名が、桜花をやめてノビールに移った王羅君です。
2月、どこか受かったんでしょうか?
その後描写がないので進学先が気になっています。

とにもかくにも、桜花6年生全員が納得できる学校に進学できますように・・・!

高瀬先生自身の19巻の解説が読める!

19巻の発売日にですね、こんな記事が東洋経済オンラインさんに載りました。
toyokeizai.net
toyokeizai.net
なんと、高瀬先生自身の19巻の解説が読めるんですよ!
この2記事は必見です!!
おおたとしまささんとの対談形式。

おおたさんの新刊も気になりますね。

↑対談で触れられているのはこれなんですが、個人的に気になるのは発売前のこちら↓めちゃくちゃ気になります!w

20巻は「来春発売予定」!

予告ページでは20巻は「来春発売予定」となっていました。
予告カットを見る限り、「繰り上げ合格ラッシュ」がメインとなりそうです。
都立の結果とかも出て、みんなの進学先がちらほら確定し出すのかな?

ちゅりぷ子の予想は20巻完結、しかも2024年2月に発売、というものでしたが・・・。
うーん、まだ描かれてないことが多すぎるかな・・・。

  • 黒木先生の過去(ミサンガとか顔の書かれない幼馴染?とか)
  • スターフィッシュ(佐倉先生と橘先生の異動?)
  • 灰谷先生との決着(これは端折られるかもしれん)

「来春」というのが、2月とか3月初旬とか、早めなことを願って、続きを待ちたいと思います。



『二月の勝者』が好きで、中学受験物をもっと読みたいなら『翼の翼』と『勇者たちの中学受験』がかなりオススメです↓

binbojuken2023.hatenablog.jp

binbojuken2023.hatenablog.jp

あと、まだ読んでなければ高瀬先生のこちらもおすすめ↓

『二月の勝者』は塾産業の思惑や、親の本音などがふんだんに書かれているので、子どもにはちょっと・・・という場合、小説版は子供向けなのでおすすめです!

大人も、漫画と合わせて読むとより面白いですよ!