四半世紀前のちゅりぷ子の中学受験話の続きです。
前回は常軌を逸したパパ塾の話でした。
スパルタパパ塾の話はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
今回は、教育ママだった母の、狂気の家庭ルールの話です。
教育ママの厳しい家庭ルール
教育ママだった母は、様々な家庭ルールを設けていました。
漫画禁止
漫画は中学受験が終わるまで買ってもらったことがありませんでした。
読むとバカになると言われ、読めるのは学習漫画ぐらい。
セーラームーンやミラクルガールズ、ママレードボーイ、ご近所物語など色々流行った年代ですが、読んだことありませんでした(中学生以降に読みました)。
もちろん、りぼん、ちゃお、なかよし、といった漫画雑誌も全部NG。
お友だちが毎月買っているのが羨ましかったです。
唯一家にあったのが『あさきゆめみし』と『ベルサイユのばら』。
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高学年のころ、見つけてこっそり読んでいました。
初めて読んだ漫画がその2作品のせいか、ちゅりぷ子は70年代80年代の少女漫画が大好きです。
ゲーム禁止
ゲームは小学生はもちろん、中高生の間も禁止でした。
スーパーファミコンの流行っていた小学生時代。
プレステ1と2の流行っていた中高生時代。
お友だちのお家で数回やったことがあるだけです。
現代にいたるまで、ちゅりぷ子実家に設置型のゲーム機が登場したことはありません。
ゲーム禁止の理由?
もちろん、偏見の塊の母による「やるとバカに(以下自粛)」です。
見てはダメな芸人がいる
テレビの長時間視聴はもちろん禁止されていましたが、全面禁止ではありませんでした。
マンガは禁止でしたが、アニメは人並みに見ていました。
でも、番組によっては禁止、いや芸人によっては見るのがNGということはありました。
小学生のころ、ウッチャンナンチャンが大流行りしていました。
母的に、ウッチャンナンチャンはOKで、ほのチャレやらウリナリやら見せてもらっておりました。
しかし、見るのがNGだった芸人、それはダウンタウン!
テレビに映っているとチャンネルを変えられました。
超流行っていた、ごっつええ感じも見たことありませんでした。
お下品だから見てはダメ!というのが母の言い分。
その排除ぶりは、ダウンタウンに親でも殺されたんか?という感じ。
徐々に緩和された気がしますが、大人になるまでなじみのない芸人となったのでした。
めっちゃ流行ってたのにな。
ちなみにとんねるずも母はあまり好きではなかった模様。
即チャンネルを変える!ということはありませんでしたが、あまり見せてもらえませんでした。
強制伝記読書
小学校二年生ぐらいからでしょうか?
図書館で毎週のように母が数冊偉人の伝記を勝手に借りるようになりました。
ヘレンケラー、ナイチンゲール、キュリー夫人、エジソン、コロンブス、野口英世、夏目漱石、坂本龍馬、etc.
それはそれはたくさん読まされました。
世界の偉人から日本の偉人まで。
近世の偉人が多かったですが、そのうち、織田信長、豊臣秀吉、北条政子といった人達まで。
歴史習う前から物語として幾人も読んでいました。
正直読みたかったわけではありません。
しかし、毎回母が自分が借りる本と一緒にねじ込んで借りるんです。
読む本がなくなると、まあ仕方ないか、と読んでいました。
厳しい家庭ルールの反動とは
母によって強いられた、狂気の家庭ルール。
それなりにいい作用を生んだものもあったのかもしれませんが、反動が大きすぎた、というのが当事者ちゅりぷ子の感想です。
よくジャンクフード禁止の家庭の子が遊びに行った先で、ポテチやチョコをあほ食いする、なんて話聞きますよね。
まさに、あの状態になりました。
中学生から漫画漬けになった
人は押さえつけられると反動が大きくなるものです。
解禁された中学から、お小遣いはすべて漫画にあてたちゅりぷ子。
びっくりするほど読み漁りました。
漫画だーい好きっ子の爆誕です。
ガマンした数年分では飽き足らず、まわりの女子が漫画を卒業し出す高校生になるころにはますますのめりこみ、大学生になっても社会人になっても読みまくりました。
部屋は常に漫画喫茶みたいでしたし(いつも床が抜けないか不安でした)、大学生になってからは実際の漫画喫茶でもバイトしました。
なんかつきものが落ちたかも、となったのは桜子が生まれて少ししてからです。
母は勉強の邪魔、読むとバカになると言ってましたが、漫画のおかげで知識はとてつもなく増えたと実感してます。
正直、漫画には感謝しかないですね。
今でも人並みには漫画読んでますよ、大好きです!
桜子にも幼児から積極的に読ませております。
大学生からゲーマーになった
一方のゲーム。
こちらは高校を卒業するまで禁止されておりました。
案の定ですが、大学生になってからPSPとDSをバイト代でゲットし、昼夜忘れてゲームしまくりました。
もう大学3年生のころにはゲームと漫画でどうしようもない学生生活です。
周りの女子は、ゲームなんて小学生で卒業してましたよ大半は。
漫画とゲーム禁止から考えるに、禁止するから必要以上に魅力的に映るんだと思います。
適度に与える、のが一番だと思います。
現在、桜子にはスイッチ等買っていませんが、それはちゅりぷ子自身がのめりこんでしまう危険があるからです(睡眠不足必至)。
まあ、桜子も「ほしーい」ぐらいは言うこともありますが、本気ではありません。
女子は持っていないお友だちも多いので、なくても問題ないです。
楓丸には低学年から買ってやる可能性が我が家はあります。
伝記はイヤイヤ読んでおりましたが、まあ知識としては得られたのかもしれません。
小中高と社会、なかでも歴史が大得意のちゅりぷ子です。
締め付けすぎない子育てをしたい
教育ママだった母の反動で、ずっとアンチ教育ママだったちゅりぷ子。
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現在は教育ママよろしく、桜子に朝勉等させております。
でも、家庭ルール、厳しくし過ぎると百害あって一利なしなんじゃないかなあ、と自身の体験を経て思います。
ゆるゆるも考え物ですが、あれもダメこれもダメじゃかわいそう、とかではなく、あとでそのツケを払うことになると思うんですよね。
漫画もゲームもほどほどにさせてもらっていたなら、今のちゅりぷ子はいなかったとも思うので、なんとも言えませんが。
ただ、中学のとき、もう少し勉強したんじゃないかなあ、とも思ったりします(ほんと漫画ばっか狂ったように読んでいたので)。
桜子には適宜与えつつ、芸人単位で見るの禁止、とかはやめておこうと思っています。
ちゅりぷ子の中学受験⑥(続き)はこちら↓
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