貧乏だけど中学受験〜するのか2023〜

共働き中流家庭、子沢山。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘する(予定)ブログです。3年生9月から日能研通塾中!

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天才!萩尾望都作品おすすめランキング【超個人的】

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娘の天王山に何を書いてるんだという感じですが、先日嬉しいニュースを目にして、書かずにはおれませんでしたw
漫画大好きなちゅりぷ子の、大好きな漫画家ベスト3に入る、萩尾望都大先生!
コミック界のアカデミー賞である「アイズナー賞」で殿堂入りされました!!
www.yomiuri.co.jp

以前、バレエ漫画について書いた際に、「今度記事にします~」と言っていた大大大好きな萩尾作品について、今回勝手にランキングで紹介したいと思います!
binbojuken2023.hatenablog.jp

萩尾望都作品との出会い

萩尾先生の作品に出会ったのは高校生の頃でした。
母の影響で、70年代・80年代漫画、とりわけ「花の24年組」漫画家の作品が大好きで、色んな先生の作品を読み漁っておりました。
少女漫画というものに革命を起こしたとも言われる「花の24年組」。
その代表格の萩尾望都先生。
そして出会ってしまった『ポーの一族』。

絵の美しさだけでなく、高い文学性に一気に魅了されてしまったのです。

そこから萩尾作品を本当にたくさん読み漁りました。
漫画だけでなく、萩尾先生について書かれた本もたくさん読みました(はい、ただのオタクです)。

大泉時代の竹宮先生との話とか大好物ですw

まあそんな萩尾望都フリークのちゅりぷ子の超個人的なおすすめ作品を紹介したいと思います。

勝手に「萩尾望都マンガ」おすすめランキング

どれもこれもオススメですが、ベスト5を発表したいと思います!
萩尾作品にまだ触れていない方は、どれでも好みのものをぜひご一読を!!!
はずれゼロです。

第5位『トーマの心臓』

第5位はこちら!
言わずと知れた名作です。
こちらドイツのギムナジウム(男子中等学校の寄宿舎)を舞台に繰り広げられる「少年同士の愛」をテーマにした作品です。
BLの先駆け的作品、と言われたりすることもありますけど、イメージするボーイズラブとは別物です。
なんというか、もっと格調高く美しく儚げで・・・耽美的という感じ?

Amazonの紹介文↓

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。

『ポーの一族』にもギムナジウムが登場します。
それもあって手に取った作品でした。
・・・ですが正直最初に読んだときはあんまりおもしろくないな、と思ったんですよ。
でもですね、何度も手に取り繰り返し読むうちにどんどん心にしみてきて、どんどん作品にのめりこんでいくんです。
まさに文学作品ですよね。
話に奥行きがすごくあるため、何度でも読みたくなってしまうし、そのたびに発見があるんです。
噛めば噛むほど味が出るスルメのような・・・(ウーン表現が作品にふさわしくないな)。
萩尾作品はどの作品もそうですね。

そんなわけで最終的には他を押しのけベスト5にランクインしましたw
「代表作の一つ」と言われるには理由がありますね。

もちろん続編の『訪問者』も必読です。

第4位『11人いる!』

続いてはこちら!
萩尾先生は、バレエ漫画、少年愛(ギムナジウム作品)、ミステリー、ヒューマンもの、なんでも描かれますが、SF物を数多く手がけられていて、それがまた傑作が多いのです。
そのSF作品の中でも代表作と呼ばれたりするのがこちら。

Amazonの紹介文↓

宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。

代表作と呼ばれるには理由があると。
ストーリーが本当におもしろい。
読みごたえがあるし、エンタメ性も高い。
キャラクターも魅力的。
もう理由を上げれば枚挙にいとまがございません。

これ、時代が時代ならもっともーっと引き延ばして長ーいお話にしただろうに(ジャンプだったら30巻ぐらいは行ったんでは?)という、濃さ!
萩尾先生に限らず、とにかくこの時代の少女マンガ、話が濃いんですよね。
今なら単行本何巻になるんだろうというストーリーの濃さをたった1巻でという。

キャラクター設定も非常に凝っていて、先生の教養の高さが垣間見えます。
特に「ヌー」というキャラクターの設定にはしびれた!
どの作品もそうですけどね。
大人の男性にもぜひ読んでほしいと思う作品です(絵はこの時代の少女マンガですが・・)。

第3位『ポーの一族』

さて、萩尾望都といえばというほどのジャンルを超えた代表作。
あとは知らないけど『ポーの一族』は知ってる、名前は聞いたことあるかも、という人も多いかもしれません。

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1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。

ざっくり言うと、吸血鬼のお話です。
ジャンルとしてはファンタジーかな?本当に文学性の高い吸血鬼少女マンガです。

ちゅりぷ子はアランがかわいくてたまりません。
最後死んで(消えて?)しまったときは、まったく信じられず、エドガーと一緒に絶望しました。

このお話は、萩尾先生が1972年から76年にかけて、不定期で連載していたもの。
何話かで1つのお話になっており、実は時系列もバラバラ(それがまた魅力)。
先に吸血鬼になった状態で出てきたキャラクターが、のちに吸血鬼になる前やなってしまった経緯について描かれたりします。
さらに、吸血鬼は不死身なので、時代背景も1700年代から現代までと幅広いです。
なので漫然と最初から読んでいてもイマイチわかりにくいところも。

そんなわけで、ちゅりぷ子は作りましたよ「ポーの一族年表」。
暇だったな学生時代w

初めて読んだときにはすべてのお話はもちろん出版済み(出版20年後とかw)で、どうやら完結している(続編は全く出ていない)状態。
年表つくるほど好きだったちゅりぷ子は、ずーっと「続編描いてくれないかな」と思っていた作品の代表格ですw

そんなわけで2016年だったかな?ポーの続編が出た時は飛び上がりました!
最初フェイクニュースかと思ったw

桜子産んでからまた新作が読めると思っていなかったです。
相変わらずの絵の美しさでこれまた感涙。↑まだ単行本化されていませんが続編の「青のパンドラ」が連載中です(先生頑張って!!)。

第2位『マージナル』

第2位はこちら!
先の3作に比べて知名度は劣りますが、ちゅりぷ子的にはこれが2位。
萩尾先生のSF作品ではこれが一番好きです。

Amazonの紹介文↓

西暦2999年。人々は生殖能力を失い、世界はただ1人の聖母マザによって形づくられていた。
女のいない地球。男たちは唯一の母(マザ)から子供をもらい社会を営む。
しかし、ある日マザが暗殺され…。SF超大作!!

もうほんと、よくこんな話、こんな世界、こんな設定が考えつくなという感想です。
先生の想像力が豊かなのも理由の一つですが、それは膨大な知識に裏打ちされている、と感じるんですよね。
本当に先生の教養の高さというか知識の幅というか、すばらしいです!
だからこそ、この作品に漂う「重厚感」が出せるんだろうな、と。

SF好きの方にはぜひ読んでほしい傑作です。
何度読んでも面白く、また読み返したくなります(もう何度読んだかわかりません)。

ただ、先生のSF作品の中では長編の方ですし、重厚感たっぷり、濃度高めなので、一気読みすると激しく疲れる可能性があるのでご注意ください。

萩尾先生のSFにはほかにも傑作がたくさんあるので、今回取り上げた2作以外もぜひぜひ手に取ってみてくださいね!

第1位『半神』

はい、お待たせしました堂々1位はこちら!
『半神』に収録されている「半神」という短編です。

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双子の姉妹ユージーとユーシー。神のいたずらで結びついた2人の身体。知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。

他の短編ももちろん良いですが、ほんとうに「半神」はものすごい作品です。
何がすごいってたった16ページの作品なんですよ。
ちゅりぷ子はこんなに深くて濃密な短編(しかもたった16ページ)他に読んだことがないです。
たった16ページの漫画にこんなに心揺さぶられたためし、ないです。

何重にもテーマがあり、さまざまなことを読む者に問いかけてきます。

読んで思いました、「やっぱり萩尾望都は天才だ!」と。
もっと詳しいあらすじがWikipediaなんかに載っていますが、ぜひとも先生の漫画で体感してもらいたい作品です。
桜子にもいつか読んでほしいな。

「少女漫画の神様」という呼び名も納得

萩尾先生は「少女漫画の神様」とも称されています。
しかし、実績や作品を見ればその呼び名も納得です。
「女こどもの読み物」だった「少女漫画」を大人の女性も(なんなら男性も)楽しめるものにするという革命を起こしました。
事実、その作品は傑作と呼ぶべきものが本当に数多く(ジャンル問わず)あります。
そしてその後の漫画家たちに多大な影響を与えています。

今回挙げた作品は割と初期の作品が多く、つまり出版から30年40年経っているものばかりですが、話は今読んでも全く「古い」と感じさせません(絵柄はどうしても古いですけどね)。
むしろこれからもっと映像化や映画化なんかしてくれればいいのにと思うものばかりです。
どうしても80年代少女漫画風タッチなので、絵柄に好き嫌いが分かれてしまうとは思いますが、ぜひ手に取って読んでみてもらいたいと思います。

それにしてもこの年代の少女漫画家の方の知識量や教養の高さはすばらしく、作品はどれも本当に重厚で文学性があるんですよね(その最高峰は萩尾先生です!)。
そこを読んで、その後の少女漫画を読むとどうにも物足りなく、奥行きが足らず、浅いな~、とか思ってしまうんです。
もちろんそれは少女たちのニーズに応えてきたという経緯があると思うのですが、なんだかせっかく萩尾先生たちが開いてくれた世界を狭めてしまったような気がしてなりません。
もはや重厚な作品を描きたい人は少女漫画誌では描かないというのも理由かもですね。

binbojuken2023.hatenablog.jp
まあそんなわけ↑で、周りの子とは違って少女漫画というものを70年・80年代の作品から読み始めてしまったちゅりぷ子は、異様に目が肥えて?しまって、同年代の子が読む漫画にはいつも物足りなさを感じておりました(もちろんたくさん読んだし、面白かったですけども)。
「ちゅりぷ子、いつも古臭いマンガ読んでるよね」とか言われたりもしましたよ。
本屋と同じぐらい古本屋通いしましたよ。
そんな弊害もありつつも、やっぱり萩尾先生はじめとする24年組の先生方の作品に出会えて幸せでした。
桜子もぜひとも中学受験が終わったら、萩尾先生や竹宮先生や山岸先生の作品をたくさん読んでほしいです!

最後になってしまいましたが、萩尾先生、受賞おめでとうございます!
世界に認められたようで、本当にうれしいです(*^^*)
本音は「いまさらかい!遅いよ!」といった感じですがw