貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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『中学受験 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子 必ず合格できる学び方と7つのルール』の感想

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昨日、新6年生初授業だった桜子さん。
Rクラスの人数が減っていて恐ろしかったそうな。
ここから5人は減りそうとの情報も・・・。
すでにお尻に火がついてるよ〜( ;∀;)
頑張って!

さて、今日は中学受験本の紹介です!
先日記事にしたakira先生の『中学受験 小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子 6年生で必ず成績の上がる学び方 7つのルール【完全版】』。

この本にいたく感銘を受けたちゅりぷ子(というかもっと早く読めばと後悔までしました)。
詳しくはこちらをどーぞ↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
このakira先生の著作がほかにも出ていると知り、さっそく読んでみました。

『中学受験 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子 必ず合格できる学び方と7つのルール』/akira

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それがこちら。
今回はkindle購入です。
『小6になって~』と対になるようなデザインで、並べると紅白カラーです。

著者:akira先生について

Amazonではこんな風に書かれています↓

1972年、東京都生まれ。学生時代から塾講師として中学受験指導に携わり、大学卒業後は塾業界に就職。2008年、関東圏の拠点校舎である教室へ室長として就任。保護者や生徒に対するきめ細かいコミュニケーションを重視した教室運営を行うことにより、2年間で27名の生徒を国立・御三家中学に合格させている。特に2012年度入試における開成中学の合格者数は、関東圏にある同塾36校舎の中でNo.1の実績を誇る。2010年10月には「にほんブログ村」の中学受験ブログ人気ランキング(塾・指導・勉強法)で1位を獲得(※)。保護者はもちろん、塾関係者からもそのノウハウに注目が集まっている。2011年4月に発行した初の著書「中学受験 小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子 6年生で必ず成績の上がる学び方7つのルール」は受験指南書のベストセラーになった。

日能研生では知らぬ人はいないという感じですかね。

目次&概要

第1章 偏差値はどこまで信用していいのか
第2章 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子
第3章 偏差値を合格の道具として活用するための「Q&A」
第4章 夏休みでの克服を目指す! 弱点科目への取り組み方
第5章 偏差値別に大公開! 停滞期を打破する後期からの勉強法
第6章 自己偏差値以上の結果を出すために「残り1ヵ月」「残り1週間」「入試が始まってから」のアドバイス
第7章 偏差値と上手につきあうための7つのルール

もう目次だけで中身が気になりませんか?w

Amazonの紹介文↓

受験指南書のベストセラーとなった「中学受験 小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子 6年生で必ず成績の上がる学び方7つのルール」の著者、akiraの第2弾です。某大手中学受験専門塾の現役室長である著者が、「模試偏差値と合格実績の相関性」をあらゆる角度から徹底分析。偏差値が届かなくても合格した子、充分でも不合格だった子、それぞれの理由を細かく検証しつつ、志望校に合格するための勉強法を偏差値別に詳しく紹介しています。

今作は前作よりも、さらに詳しくデータが載っていました。
データに裏付けされた話や金言が満載です!
前作は中学受験の基本、みたいなところに触れられていましたが、今作はデータとの向き合い方がメインでした。
多くの親子が翻弄される「偏差値」とどう向き合えばいいのか。
ちゅりぷ子はまたも、ページをめくる手が止められなくなりましたw
そして読み終わるなり一言

「なんでもっと早く読まなかったんだろう(;´Д`)」(二度目)

でした。
入塾時にさっさと買うべきでしたわ。
内容としては、4、5年生から知りたかった知識も満載です。
ただ、重点が置かれているのはやはり6年生時のこと。
なので6年スタートのこのタイミングに読めて、ぎりぎりセーフといったところでしたw

章ごとに内容と感想を紹介します!

第1章 偏差値はどこまで信用していいのか

【小見出し】
・入試と偏差値の関連性を検証する~自分の偏差値と志望校の偏差値
・志望校対策をすれば合格は可能か~偏差値が届かなくても過去問対策で合格できる?
コラム①「合格力チェックシート」にチャレンジ


この章では偏差値というものの見方を教えてもらえます。
ついつい上がった!下がった!と一喜一憂しがちな我が子の偏差値。
しかし偏差値は「点」で見てもまったく意味がないんだそうです。
akira先生曰く

4回~5回の模試の平均ともなれば、ズバリその生徒の成績を表している

のだそうです。
なので、他塾の模試はつまみ食い(単発で受験)しても意味はないそう。
受けるなら定期的に受け続けてその平均偏差値でジャッジする必要があるようです。
一回ぐらいサピOPとか受けてみようかな~、とぼんやり思っていましたが、6年生の後期までお預けしようと思いました(;^ω^)

また、最大偏差値と最小偏差値の差が大きい子は当たり前のようにいるようです。
ただ多くの子が平均偏差値の「+5~-5」の範囲に収まっており、

併願校を決める際は年間(または直近3~4回)の平均偏差値から「+5~-5」の範囲で決めるのが妥当といえるでしょう。

とのことでした。
参考になります。

また、「偏差値が届かなくても過去問対策で合格できるのかどうか」についてがこの章の後半で書かれています。
耳にしたりもしますよね、「偏差値より過去問との相性!」なんて話。
akira先生の見解は、

全国模試の偏差値は志望校合格のための絶対条件であり、過去問対策は十分条件である

というものです。
つまり、やはり志望校の合格に欠かせないのはその学校に適した偏差値の学力を有することのようです。
そのうえで、プラスアルファとして過去問対策があるのだそうです(先生はサプリメントに過ぎないと言ってます)。
とにかく、特に6年生の前期までは「模試での偏差値を上げることが最優先」みたいです。
・・・肝に銘じます!!

第2章 偏差値が届かなくても受かる子、充分でも落ちる子

【小見出し】
<Part1>なぜ、偏差値が届かなくても合格できたのか
・偏差値が届かなくても合格できた子どもたち~約8割の生徒が自分の年間平均偏差値以上の学校へ進学
<Part2>なぜ、偏差値が充分でも不合格だったのか
・偏差値が充分でも不合格だった子どもたち~約2割の生徒が自分の年間平均偏差値より低い学校へ進学
・合格を逃した理由を検証する~原因が「生徒側にある場合」と「学校側にある場合」

第1章の後半の話と相反する感じがしますが、もちろん「偏差値が届いていなくても合格する子」はいるんだそうです。
実は約8割の生徒がR4(80%合格)偏差値に届いていなくて合格しているようです。
どういう子が持ち偏差値(年間偏差値)よりだいぶ上の学校へ合格しているのかについても書かれています。
ちゅりぷ子は読んでいて納得でした。

また、R4偏差値というのは実際に進学している生徒の偏差値より高めになっているため、絶対条件ではないようです。
なので志望校合格のためにはまずは50%合格偏差値(R3)を目指すのが肝要とのこと。
頑張ります!

では逆に自分の持ち偏差値よりも低い学校へ進学する、残り2割の子どもの特ちょうとはどのようなものなのか。
それについてはこの章の後半に書かれています。
1つは、持ち偏差値が高すぎる子の場合のようです。
自分の持ち偏差値よりも低い学校しかない子もいるわけです(うらやましい・・・)。
あるいは通学距離の関係ややりたい部活などで、持ち偏差値より低い学校が第一志望の子もたくさんいますよね。
そういった子が2割の中には含まれるようです(なんかほっとする)。

ただし、もちろんそうではないケースの子もいるようです、残念ながら。
偏差値は届いていたはずなのに「まさかの不合格」になるケースです。
先生は「こんな子が実力を出し切れない」として、子どもに問題がある場合のケースごとに解説しています。
ここ、かなり読んでて胸が苦しくなりました。
桜子に当てはまったらどうしよう(;´Д`)

もちろん学校サイドに問題がある場合もあるようで、そちらについても書かれています。

第3章 偏差値を合格の道具として活用するための「Q&A」

【小見出し】
<Part1>総合編
 Q.4、5年生時の偏差値と6年生時の偏差値は、どう違うのですか?
 Q.「小4→小5→小6」「小6の前期→後期」で偏差値はどのくらい伸びますか?
 Q.偏差値のアップダウンが多くて安定しません。入試は大丈夫でしょうか?
 Q.4、5年生時の偏差値と6年生時の偏差値は、どう違うのですか?
 Q.「科目のバランスのよい方が合格しやすい!」というのは本当ですか?
コラム②過去問の採点結果は悪いほどいい?
<Part2>科目別編
 Q.国語の偏差値は6年生になってからでも上がりますか?
 Q.秋の模試から算数が急落したままです。どうすればいいですか?
 Q.「社会は後半から追い込みが効く」といわれますが、本当でしょうか?
 Q.偏差値的に同レベルの学校でも理科の出題傾向はまったく異なるとのことですが、どう対応すればいいですか?
コラム③算数の過去問を先生に見てもらう前に
コラム④社会の過去問で志望校を変えるべき?

この本で一番現時点で参考になったのはこの章だと思いました!
先生、私の心の中読みましたか?というような質問の数々。
そうそう!これ知りたかった!というのが満載でした。

特にこれから6年生になるのなら読んで損ナシです!
前作とつながりますが、なぜ6年生から偏差値ががくっと下がる子上がる子がいるのかが「Q.4、5年生時の偏差値と6年生時の偏差値は、どう違うのですか?」に詰まっています。
4、5年生の偏差値と6年生の偏差値にはこんな違いがあったのか!と中受初心者には目からうろこでした

この章でちゅりぷ子の印象に残ったのは以下でした。

・6年前期までの偏差値ではまだまだ分からない
・偏差値のアップダウンが多い人と少ない人では、入試結果に違いがない
・4科目のバランスが良い子の方が最終的に強い
・4科目の平均偏差値よりも3以上低い科目がある場合は要注意、4以上だと危険!
・中でも算数の偏差値が3以上下回っているならクラスダウンも考える
・文系の子は算数ばかりになり、理科が間に合わなくなる傾向がある
・理系の子は社会が足を引っ張ることは少なめ
・社会は6年夏以降サボるとガクンと下がる

もうためになることしか書かれていなかったですw
とりあえず5年生1年間の4科目平均偏差値と算数の平均偏差値は約3離れてますが(;・∀・)
そして後期だけだとほぼ5離れてるんですけど(T_T)
こ、これはRクラスは無理かも(;´Д`)
binbojuken2023.hatenablog.jp

第4章 夏休みでの克服を目指す! 弱点科目への取り組み方

【小見出し】
・夏休みは弱点科目を克服できる最大のチャンス

この章では夏休みの過ごし方が苦手教科別に詳しく書かれています。
ここは桜子に直接熟読させたいと思いました(*^^*)

第5章 偏差値別に大公開! 停滞期を打破する後期からの勉強法

【小見出し】
・偏差値別に見る後期からの勉強法
・後期からの偏差値別勉強法【国語】
・後期からの偏差値別勉強法【算数】
・後期からの偏差値別勉強法【社会】
・後期からの偏差値別勉強法【理科】
コラム⑤理科の問題を解く際にすべき3つのこと

ここは6年生後期の科目別勉強法がこれまたくわしーく書かれています。
これも6年生前期か夏休みのうちに桜子に熟読させたいです!

第6章 自己偏差値以上の結果を出すために「残り1ヵ月」「残り1週間」「入試が始まってから」のアドバイス

【小見出し】
・合格に直結する残り1カ月のアドバイス
・合格に直結する残り1週間のアドバイス
・入試が始まってからのアドバイス

ここでは直前期の科目別の取り組み方が書かれています。
ほんと精神論とかではなく、内容が本当に具体的なのがakira先生の本の良いところです。

そしてこの章の締めくくりのアドバイスが

壮行会には必ず参加する

というものでした。
2022年組の先輩はZoomだったようですが、この章を読むとできればオフラインで参加できたらいいなあと思いました。
2023年組はどうなるでしょうか?
実際に先生たちと握手できるといいんですけどね(;´Д`)

第7章 偏差値と上手につきあうための7つのルール

【小見出し】
・ルール1:合格可能性80%偏差値に届かなくても合格できる
・ルール2:4、5年時の偏差値と6年時の偏差値は別物
・ルール3:偏差値は、冷静に「点」ではなく「線」で見る
・ルール4:偏差値は志望校合格のための絶対条件 過去問対策は十分条件である
・ルール5:4科目のバランスにも注目し、早めに弱点克服に着手すべし
・ルール6:国語も他教科同様6年生の後半でも伸びる
・ルール7:入試は点数争いではなく順位争いである

ここはこの本の総括の章です。
時間がどうしてもないならこの章を読むだけでもこの本で言いたいことは伝わるかと思います。
でもやっぱり具体的なアドバイスも併せて読むのがおすすめですよ!

日能研の入塾時に配ったらどうかな?

上記2冊、紅白でおめでたい感じも出ますし、セットで日能研入塾時に配ったら(あるいは購入させたら)どうかな?と思いました。
4年生あるいは5年生入塾時から持っていて、要所要所で読み返すのが良い2冊だと思います。
もちろん他塾の家庭でも参考になることいっぱいですが、特に日能研生は必ず役に立つかと。

この2冊と、珠玉の中受小説である下記2冊、合わせて4冊セットで全家庭に配るのがいいと思いました。

この4冊を読み終えるころには、親の頭の中身は別人のようになっているかもしれません(;^ω^)
自治体によってはファーストブック、とか配っているじゃないですか。
あのノリで日能研も

「この中で好きな本差し上げますよ~」

とかやったらいいと思うんですよね~。

「お持ちでなければ残りは全部購入くださ~い」

とか言って。

とにかく、この4冊、多くの家庭にとって読んで損ナシだと思いました!!

binbojuken2023.hatenablog.jp
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