貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

スポンサーリンク

 本サイトはプロモーションが含まれています

桜子が最近読んだ本(5年生5月)

スポンサーリンク


さて、桜子さんGWはどこへも遠出しなかった関係で、読書がはかどった模様です。
ここ2週間で、彼女が読んだ4冊について、今日は紹介したいと思います。
どれも中学受験生におすすめです!
前回はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

ほとんどまた”あれ”に載ってた本です

f:id:sakurako-tulipko:20210513093817j:plain
読んだ4冊はこちら↑。
どれもなんか既視感のある本ばかりではないでしょうかw
そうです、4月に続きまたも、ほとんどあれからチョイスしました。
あれとはもちろん、これ↓
f:id:sakurako-tulipko:20210312092046j:plain
オンザロードの資料にあった「中学入試に出題された作品と作者」です。
ほんと、探さなくていいから非常に助かる~。
もらった資料の中で一番活用しているかもですw
binbojuken2023.hatenablog.jp
今回は、桜子が読んだ4冊の(超個人的な)面白かったランキングを教えてくれたので、ランキング形式で紹介します!
あ、どれも非常に面白かったので甲乙がつけがたかった、と言っていたことも申し添えておきますね。
それではどーぞ。

4位:『小学五年生』/重松清

4冊の中では最下位となってしまったこちら。
子どもの心情を書かせたらピカイチ!中学受験出題頻出の重松清先生のもの。
Amazonの紹介文はこちら↓

収録された17話の主人公は、いずれも小学五年生の少年。転校先で友達作りにしくじった子、男女のカラダの違いを意識しはじめる子、父親を亡くした寂しさで心が折れそうな子、親の離婚で幼いながら母親を支えていく子…。それぞれが直面している現実を、その小さな体で精一杯受けとめ、自分で考えながら成長していく。多感な時期の少年特有の感じ方、かけがえのない一瞬を、重松清ならではの温かいまなざしで切りとった。健気さに胸が熱くなる、愛おしい短篇集!

桜子、今ちょうど小学5年生なので「今読まなくてどーする!?」と思い与えましたが、なかなか手に取ってくれませんでした。
桜子は以前、重松作品を2作読んでいます。
初めて読んだのは『くちぶえ番長』。

いたく気に入り、面白い面白いと言いながらすぐに読んでしまった1冊。
binbojuken2023.hatenablog.jp
↑こちらで感想を書いたかな。
3、4年生にぴったりのお話です。
重松作品、いい!となり、続けて読んだのが『きよしこ』。これが、どうにも桜子に合わなかったみたいで・・・。
暗いし、あんまりおもしろくないと言われてしまいました。
binbojuken2023.hatenablog.jp

で、今作。
17人の5年生の少年のお話。
面白かったそうですが、やっぱり異性だと入り込めないらしいです(;´Д`)
「女の子の話が良かった~」なんて本末転倒な感想だし。
男の子の心情を理解するためにも読んでほしかったんです。
どうも、少女が主人公の物語ばかり読みたがるんですよね~。
スポーツ少年ものとかも興味が薄いようで・・・。
おもしろかったけど、女の子が出てくる話の方がいいな、という感想でした。
男の子には超おすすめ!わかるわかる!と読めるのでは?
逆に、桜子のように男子って何考えてるかわかんなーい、というタイプの女子にもおすすめです。

3位:『君たちは今が世界』/朝比奈あすか

桜子は初めましての作家さんかな?
上述の資料の「過去3年間 中学入試によく出題された作品」の18位にランクインした作品です。
海城、開成、大妻、桜美林、聖マリア女学院、久留米大附設、なんかで出題されたそうですよ。
Amazonの紹介文はこちら↓

六年三組の調理実習中に起きた、洗剤混入事件。犯人が名乗りでない中、担任の幾田先生が放ったその残酷な言葉は、子どもの世界に終わりと始まりを連れてきた。いじられ役、優等生、『問題児』、クラスの女王の親友。教室での立ち位置がまったく違う4人は、苦悩と希望を抱えながら自分の居場所を必死に探し求めていて…。教室というちっぽけな王国の先に、本当の世界が待っている。

中学入試に出題されるのが分かる~という内容です。
こちらもオムニバス式。
児童書?ティーンズ向け?ってオムニバス式多いですね。
最近オムニバス式の小説ばかり与えているような・・・。
まあ、それだけ10人いれば10人様の世界の見え方があり、10人それぞれの正義がある、ということをこの年頃の子どもに学ばせたいのかもしれません。
この作品もまあそんな話。
ちょっとずつちょっとずつ世界が広がる年頃の子どものお話です。
いろんな人の立場から世の中を見れるようになってほしいですよね。
ちゅりぷ子も小学5年生の時にガチの学級崩壊を経験しているので、すごく共感できるお話です。
あの頃のクラスメート全員(ちゅりぷ子含め)に読ませてやりたいですね。
朝比奈先生、気に入ったようなので、次は『人間タワー』でしょうか?

2位:『給食アンサンブル』/如月かずさ

こちらはあの資料からではないですw
桜子が図書館でジャケ借りした本です。
たしかにティーンが好きそうな表紙ですね(桜子はまだティーンじゃないけど)。
4冊の中では一番ポップかな?明るめのお話です。
これまたオムニバス式。
Amazonの紹介文はこちら↓

転校先の学校に馴染むのを拒む美貴、子どもっぽいのがコンプレックスの桃、親友の姉に恋をする満、
悩める人気者の雅人、孤独な優等生の清野、姉御肌で給食が大好きな梢。
6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。
やさしく胸に響くアンサンブルストーリー。
「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」の6品がつなぐ連作短編集です。

生徒が一人ずつ出てくるもの、多いですね~。
上2冊と違って、こちらは中学生が主人公です。
給食が軸になっているのがおもしろいです。
それぞれの悩みとうまく絡んでいきます。
中学受験する子の大半が、給食のない中学に進学すると思いますけどね~。
あー、中学も給食がいいなー。

1位:『水を縫う』/寺地はるな

桜子が一番を選ぶならこれ!と言ったのがこちらの作品。
あの資料には「過去3年間 中学入試によく出題された作品」で7位に選出されています!
海城、高輪、大妻、三輪田、横浜共立、市川、中央大横浜、東邦大東邦、久留米大附設。
なんか上述の『君たちは今が世界』と出題した学校がかぶってますねw
お好みの系統なのかも??
Amazonの紹介文はこちら↓

「男なのに」刺繍が好きな弟の清澄。「女なのに」かわいいものが苦手な姉の水青。「愛情豊かな母親」になれなかったさつ子。「まっとうな父親」になれなかった全と、その友人・黒田。「いいお嫁さん」になるよう育てられた祖母・文枝。普通の人なんていない。普通の家族なんてない。世の中の“普通”を踏み越えていく、6人の家族の物語。

松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが――「みなも」。いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは――「愛の泉」ほか全六章。世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。

読み終わった桜子に、どんな話だった?と聞いたところ、

「うーん、なんてゆーの?ジェンダーの話」

と返ってきましたw
古い価値観に苦しんだり、異を唱えたりするお話かな?
男で刺繡が好きで何が悪い!お姉ちゃんのウエディングドレス高校生の弟がつくるの?素敵!!って感じですが、いまだに「男らしい」「女らしい」「普通が一番」が求められる現実。
大人こそ読むべきかもしれませんね。
この作品は、子どもだけでなく、離婚し、一人での子育てに苦しむ母や、古い価値観が当たり前の世界に生きた祖母、なども順繰り主人公になります。
つい少年少女の心情理解ばかりに注力しがちですが、こういう全世代の登場人物の心情理解って本当はすごく大事ですよね。
10歳の子どもに、どこまで理解できるか不明ですが、こういったティーンズ向けの良書で親しむのはとてもいいと思いました。

物語以外も与えてるんです!

なんか今回も全部小説(物語)になってしまいました。
ちがうんですよ、随筆とか論説文とか説明文とかの題材になりうる本も、ちゃんと渡してるんですよ。
でも、読んでくれないんです(´;ω;`)
やっぱり読書って勉強ではなく息抜きなので、好きな本ばかり読んじゃいますし、あまり強制もしづらいですよね。
でもとりあえずこの4冊を読み切り、読むものがなくなったようで、今朝は小説ではないものを携えて登校していきました。
次に書くときは、その本のことも取り上げられるかな??