貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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受験生にもおすすめ!『きみの鐘が鳴る』感想/桜子が最近読んだ本(6年生11月)

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カレンダーをめくる手が震えそうです。
明日から12月ですって!
今年も終わりだね~、とかのんきに言ってた去年以前に帰りたいわ。
そう、明日はいよいよ

出願開始だよ☆

今日の夜中12時から開始のところもありますね。
まあ、開始日にやればそんな説明会の席確保ほど急がなくてもいい気がしていますが(午後受験するため早め番号ゲット必須とかなら別でしょうが)。
それより間違えたりせずに落ち着いてやることがちゅりぷ子的には大事なような(うっかり粗忽者なんで)。

そんなわけで2022年の11月が終わろうとしています。
桜子の、本日は読書の話です。
久しぶりだな、おい。

前回の桜子が読んだ本(6年生10月③)はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

最近読んだ本2冊


2冊とかいって、写真は1冊のみです。
もう1冊は図書館本ではるか前に返却してしまいました。

読書断ちしてたんですよね11月。
10月末から読んでいて月初に読み終わった本をラストにして、11月はその時間を理社の暗記に充ててきた桜子さん。
それまでの読書時間にこれら↓を読んで(眺めて)いました。

で、私が『勇者たちの中学受験』と一緒に購入した『きみの鐘が鳴る』を見つけてしまいましてね(『勇者たちの~』の方は厳重に隠してます)。
「読む?」と聞いたら、「うんうんうん!」と言うので与えてしまいましたw
一瞬で読んでしまいました(;^ω^)
そりゃそうか。
何かの中毒の人が依存しているものを久しぶりに与えられたみたいだったな・・・。

『きみの鐘が鳴る』/尾崎英子

11月に発売された中学受験小説です。
2023年入試には出ないでしょうね、時期的に。
2024年はわかりませんよ!

Amazonの紹介文↓

中学受験に挑む6年生たち。 かけた時間や熱量は、必ずきみを強くする   *  *  *  * チアダンス部の活動に憧れて、青明女子中学校を目指しているつむぎ。同じ体操クラブに入っていて塾も同じのクラスメイトとうまくいかなくなり、5年生の終わりに転塾することに。 新しい塾「エイト学舎」には、いろいろな子がいた 父親に厳しく管理指導される涼真。 マイペースで得意不得意が凸凹している唯奈。 受験に失敗した姉とずっと比べられている伽凛。 受験をする事情や環境、性格、目指す学校もそれぞれ違う4人。 迎えた2月、待ち受けているものは──? 受験の合否にかかわらず、すべての子どもに、祝福の鐘は鳴る。 未来が開け、さわやかな温かさに包まれる物語。

桜子、尾崎先生は初めてだったかな。
中学受験に挑む4人の子の物語。
新6年生スタートから入試終了までが描かれています。
女子の話が多めなので、女の子は自分とシンクロしちゃうかもしれません。

小学校に居場所がなかったり、島津父が家にいたり、中受失敗した姉が家にいたり、「塾が心安らげる居場所」という感じの4人です。
小学校よりも日能研大好きな桜子は随分と共感しながら読み進めたみたい。
・・・で、やっぱり中学受験ですから、第一志望に落ちちゃう子も出てくるわけです。
そのシーンではかなりショックを受けたようですが、後味の良い結末なので、読み終わった後は、

「おもしろかった!読んでよかった!」

と言っていました(*^^*)
正直島津父(のような父親)が描かれるシーンは、ちゅりぷ子は読んでいて胸が痛くてつらかったですが、爽やかに終わっているのが救いです。
『勇者たちの~』を先に読んだせいかもしれませんが(;^ω^)
binbojuken2023.hatenablog.jp

桜子はメインの登場人物つむぎちゃんに自分を重ね合わせた模様。
桜子も「して良かった」と思える受験になるといいね!

出てくる塾の先生がまたいいんですよね。
五十嵐先生も八女先生も名台詞吐きまくるので必見ですw
親はジーンときちゃいます。

あと、桜子は表紙と中表紙(扉絵?)を見て大騒ぎしていました。

「どう見てもこれNバッグだよね!?」

と。
これ↓

『勇者たちの~』のように実名は出てきませんが、「あ、この塾はサピのことだな」とか「この学校は桜蔭ね」みたいに、中受経験者には何となく想像がつくような感じで、塾名や学校名が一部出てきます。
でも、舞台となっている塾は日能研ではありません。
大手塾じゃないし。
でもたしかにNバッグに見えるw
日能研生は親近感がより湧くかもしれませんねw

中学受験生あるあるや、ちょっとした各教科の知識、なんかが散りばめられていて、おそらく多くの子が共感して読めるんじゃないでしょうか。
6年生はつい最近の出来事やほんのわずか未来の出来事が書かれていて、きっと面白いと同時にかなりドキドキすることでしょう。
ただ、島津父風味の人物が出てきたり、取り乱す親が出てきたり(「神棚燃やす」発言などw)と、家庭によって読ませる読ませないの判断が異なるかもしれません。
オススメはまず親が読んでみて、良いと思えば与えたらいいし、これは入試終了後にしよう、と思うなら隠しておくのがいいかと。
親は親で子供の気持ちやよその家の親の言動に学ぶことがあると思います。
『勇者たちの~』と違って実話ではないですけどね。

しかし、どの中学受験作品でも「島津父」みたいな父親が描かれているのは興味深いですね。
『翼の翼』しかり、『勇者たちの中学受験』しかり、ネタ元『二月の勝者』しかり。
よくいる典型的な親なのかもしれません。
そして、どの作者もそれに警鐘を鳴らしているのだと思いました。

子供に中学受験小説を読ませるなら、この『きみ鐘』とやっぱり『金の角持つ子どもたち』がオススメです!

桜子も読みましたよ!
binbojuken2023.hatenablog.jp

『ファミリーデイズ』/瀬尾まいこ

月初に読み終わったものがこちら。
桜子大好き瀬尾先生のエッセイです。

Amazonの紹介文↓

本屋大賞受賞作家瀬尾まいこ初の家族エッセイ
いつだって“明日”はすばらしい。
中学校教師から一転、やんちゃな娘と格闘する主婦に。騒々しくも温かい、3人家族の毎日が幕を開けて……。

中学校教師として多忙な生活を送っていた著者。けれど40歳を目前に、想定外の妊娠発覚! 母となり、やんちゃな娘の育児に奮闘する毎日が幕を開け──。「乳児 太もも 太すぎ」とインターネットで悩みを検索し続けた日々。どんなときも至ってのん気でマイペースな夫。教職時代に生徒たちが教えてくれた、子育てにとって一番大切なこと……。"明日"がもっと楽しみになる、ほのぼの家族エッセイ。

先月、瀬尾先生の中学校教師時代についてのエッセイ『ありがとう、さようなら』を読んだ桜子。
binbojuken2023.hatenablog.jp
それがいたく気に入り、

「小説だけじゃなくてエッセイもおもしろい!」

と言うので与えてみました。
やっぱりおもしろかったようで、一瞬で読んでしまいました(;^ω^)

瀬尾先生、お子さんがいらっしゃるんですねえ。
高齢出産だったようです。
おそらく小学生の桜子より、育児したことのある人が読んだ方が刺さるかも?w

瀬尾先生のエッセイ、次読むならやっぱりこれですかね?

『勇者たちの中学受験』で霞んじゃったけど名作です!

同月発売の『勇者たちの中学受験』が余りにもセンセーショナルな内容なのでやや霞んでしまいましたが、『きみの鐘が鳴る』は名作です!
発売時期がもっとズレていたらもっと話題になったことでしょう・・・と思ったら作者同士でイベントや対談して、一緒に盛り上げていましたねw
いやちゅりぷ子も本屋でセットで買ったやん。
こちら必見です↓
hugkum.sho.jp
尾崎先生、やはり中受したお子さんがいらっしゃるのですね。
なんだろう、『翼の翼』しかり、『二月の勝者』しかり、中学受験って経験した親が何か魅了されたというか憑りつかれたかのようになるようですね。
きっと憑き物を落とすかのように作品に昇華しているのかもしれません。

『きみ鐘』は子ども目線の中学受験が描かれているのがいいですね。
ちゅりぷ子的にナンバー1中受小説である『翼の翼』は親目線(だし、子どもに読ませられない)。
『金の角』は親目線、子目線、先生目線、全部出てきます。
やっぱり、受験生本人が読むなら『きみ鐘』が一番かもしれません。

暗黒面もしっかり描かれつつも、爽やかな後味の中受小説。
ぜひ親子で読んでみてください!

さて、桜子は来月は読書するのかな?(そんな余裕があるのかな?)