貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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中受生は必見!『私学の校舎散歩』

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先日桜子さん、小学校を卒業しました!
中学受験用に買った面接服のボタンとリボンをチェンジして臨みましたが、少し華やかになったからか、周囲に溶け込んでいていい感じでした(^_^)
紺か黒かグレーのブレザーにチェックスカートの女子が多かったです。
袴の子も少しいてそちらはとても華やかでした!

さて今日は、先日akira先生のツイートかな?で知って、慌てて購入した本を紹介します!
中学受験生や中学受験を考えているなら超オススメの一冊です!!

『私学の校舎散歩』/片塩広子


片塩広子さんのイラストと文字で首都圏の私立中学が41校紹介されている本です!

Amazonの紹介文はこちら↓

イラストレーター・日本画家として活躍中の著者が、首都圏の私立・国立中高一貫校41校を訪問。
校舎のみならず歴史や校風、授業、生徒の日常を独自の視点と緻密なイラストで描きます。
難関校も多数掲載。学校パンフレットからは見えてこない貴重な学校情報やエピソードも満載です。
オールカラーで絵本のようにも楽しめます。

掲載されている学校と目次


こちらが裏表紙。
帯に掲載されている学校名が入っています。

★掲載校★
青山学院/ 麻布/ 栄光学園/ 桜蔭/ お茶の水女子大学附属/ 開成/ 学習院/ 学習院女子/ 吉祥女子/ 慶應義塾普通部/ 慶應義塾湘南藤沢/ 慶應義塾中等部/ 香蘭女学校/ 芝/自由学園/ 淑徳与野/ 女子学院/ 女子聖学院/ 女子美術大学付属/ 逗子開成/ 聖学院/ 成蹊/ 聖光学院/ 成城学園/洗足学園/ 筑波大学附属駒場/ 桐朋/ 東洋英和女学院/ 豊島岡女子学園/ フェリス女学院/ 雙葉/ 普連土学園/ 本郷/ 明星学園/ 武蔵/ 山脇学園/ 横浜共立学園/ 横浜雙葉/立教池袋/ 立教女学院/ 早稲田実業学校

↓目次




日能研らしく?五十音順です(^_^)
伝統校多めです。
日能研だから、というのもありますが、他にも理由があったりします(後述)。
男女御三家はすべて載っています。
他にも人気の有名校が多数。
タイトルは『私学の~』となっていますが、国立の学校も2校載ってます。

元々は進学レーダーの連載

片塩さんのイラスト、見たことがある人も多いのでは?
こんなふうに学校紹介されているのを。

そうです。
『進学レーダー』の人気連載をまとめた本なんですね。

最新号分の連載も本に収録されてます。

実はこの連載、学校紹介のページを学校訪問した際にいくつかの学校でいただいていました。
桜子が持っていた学校↓




桜子は片塩さんの学校紹介リーフレットをもらうと、大事そうに別ファイルに入れて集めておりましたw

我が家に大量にあった学校パンフはほとんど処分してしまっのですが、こちらの連載ページのものだけ残してあったという。
それぐらい桜子のお気に入りだったんですね(о´∀`о)

実は山脇学園の学校パンフも一緒にしまわれていたのですが、こちらは連載ページではありませんでした。




なんと片塩さんの紹介パンフ!
女子の心を掴むのが上手な山脇(校舎も制服もカリキュラムも校章も、女子が好きそ~う、喜びそ~うなことてんこ盛り!な学校)。
わかってますね~w

片塩広子さんについて

Amazonによると以下で紹介されていました。

イラストレーター。早稲田大学、桑沢デザイン研究所卒業。パルコ、ソニークリエイティブプロダクツ勤務を経て、現在は雑誌や書籍を中心にフリーで活躍。日本画家としても日本美術院の院展に連続入選、個展を開くなど活躍中。

また、本書のあとがきでは

私は教育関係には無縁ですが、かつて子供の中学受験を経験して学校選びのための情報収集の大変さ、その学校のリアルを知ることの難しさはわかっているつもりです。

と書かれており、お子さんを中学受験させた「中受経験者」のようです!
これはとても大きいですね。
だから保護者が知りたいような情報ももれなくたくさん載っているのだと腑に落ちました。

『私学の校舎散歩』の感想

桜子お気に入りの連載だからということで購入しましたが、正直去年、いや一昨年刊行してくれていたらもっと嬉しかったかも(;^ω^)
とにかく中学受験生に非常におすすめです!!
特に志望校や併願校探し真っ最中の方には本当におすすめです!!

ちゅりぷ子の感想とともにこの本の魅力について挙げてみます。

学校パンフよりも第三者目線なので伝わる!

学校のパンフって素敵な写真や学校の理念、教育カリキュラム、進学実績などが素敵に掲載されていて、それはそれは各校すばらしいものです。
大なり小なり力入っています。

…なんですが、やっぱり「第三者目線ではない」というのもあってアピールポイントの羅列になりがちというか。

その点、この本は違います!

片塩さんが実際に学校に足を運び、校舎や施設を見学し、生徒や先生にインタビューを敢行されて描かれています。
そのため、外から見た人の意見が満載でとても参考になります!

でも批判めいたことは皆無。
読むとほっこりするような、その学校が好きになるだろうポイントが多数押さえられているんです。

志望校以外の学校(例えば女子が男子校とか)を読むのもものすごく楽しいと思いますよ(*^^*)

たった4ページに情報量がものすごい!!

各校、紹介はたった2見開きのみなのですが、その4Pに収められた情報がとんでもなく多いです。
イラストも所せましと素敵に並べられ、ページのそこかしこに手書きの文字で情報がびっしり!!
でも読みづらいとかではなく、思わず小さな文字まで拾って読みたくなるレイアウトなんです(語彙力無くて伝わらないかも・・・(;^ω^))。

これがすべて文字情報だったら読む気がしないかもしれません。
でも片塩さんのかわいくて優しいイラストと一緒なのですっと頭に入ってきて、その学校の良さが心に染みてきます。
手書きの文字は結構小さめなのでページによっては老眼の方は辛いかも(^_^;)

小さな情報も漏れなく掲載

あとがきで片塩さんはこう書かれています。

偏差値表ではわからない、説明会でも語られないようなそんな小さなかけらたちが「ここ楽しそうだな、入ってみたいな」というきっかけになればとてもうれしいです。

いや本当にその役割100%果たせているかと!!!

説明会では語られない小さな、でも大事な情報が絵でも文字でもふんだんに載っています。

・人気の食堂メニュー、お弁当メニュー
・校舎の細部の意匠
・人気の部活の「通称」
・学校で飼われている動物の名前
・本当に些細な校内ルール

などなど!
気になる学校があるならそのページだけでも読む価値ありです!!

足を運べなくても行った気持ちになれる

コロナ禍では本当に最低限の学校しか足を運べませんでした。
学校見学の機会も少なく、あってもジャニーズのコンサートか!?という激戦ぶり。
そんなときにこの本があったら本当に助かったのに…と思っちゃいました。
今はだいぶ緩和されたかもしれませんが、もし足を運ぶ機会がなかなか持てない学校があるなら、ぜひこの本で触れてみてほしいです。

本当に行った気になれるぐらい空気感が伝わるんじゃないでしょうか?
むしろ自分で行って見て回るよりずっと情報が得られるかもw
桜子が見学に訪れた学校複数掲載されていますが、「え、そうだったの?そんな場所が!?」みたいな情報の嵐でした( ̄▽ ̄;)
なので、本で予習して実際に行くと、より楽しいと思います!

校舎のデザインや建物の歴史など見逃しがちなポイント満載!

あとがきによると、

学校建築はヴォーリズをはじめ国内外の著名な建築家が手がけたものも多く、もともとは校舎の意匠を中心に紹介していく連載の予定でした。

とのこと。
そう、そもそもは学校紹介、ではなく校舎の意匠を紹介する連載だったようです!
知らなかったw
そのせいか、校舎や門、校内のつくりなど、デザイン面にかなり触れられているんです!
それがとても興味深かったです。

校舎の綺麗さや明るさ、使いやすさ、あるいは安全面などには目を向けても、そこまで細部のデザインまでは気にしていなかったもので新鮮な視点でした。
伝統校のレトロな建築様式や、有名な建築家の建てた校舎だったり、あるいは最新式の建築様式で建てられた校舎だったり、たくさん詳しく紹介されています。
建築デザイン視点の読み物としても楽しいと思います!

女子と母に刺さる!!!

何よりこれ!
男子より多分女子に刺さる本だと思いました。
桜子は夢中で何時間も読んでましたよ(すごい情報量で全部読むのはかなり時間かかりますw)!

あとは母にも刺さります。
定量的な話じゃなくて定性的な話で魅力が語られているせいだからかも?(偏見)
女性好み、見ていて楽しくなるページデザインやレイアウトも関係してるかも?

とにかく読んでいて楽しくなる中身で、志望校ならますます好きになっちゃうかと。
あとは検討から外した学校が意外にやっぱり併願校に浮上する可能性もあるかと。

ちょっと伝統校が多めなので(連載当初の企画性を考えればそうなりますよね)、好みの学校があまりない、みたいな家庭もあるかもしれませんが、手に取る価値ありです!
思いもよらぬ学校に見学行ってみようかな?となるかもしれませんよ!

進学先が載ってるなら中受卒業組にもおすすめ!

中学受験生は買って損なしですが、中受卒業組も進学先が掲載されているなら見る価値ありかと!
お友達の進学先も多数掲載されてるでしょうしね(^_^)
桜子も「〇〇ちゃんの学校おしゃれでいいなぁ!」とか「〇〇くんの学校、こんなんあるんだって!!」と読みながら何度もちゅりぷ子に話しかけてきましたw

これも入塾時に配ったらどうかな?w

いや〜良い本でした。
本当にオススメです。
今まで学校紹介本いくつか読んできて、一番良かったのは辛酸なめ子さんの『女子校礼賛』だったんです。

こちらも第三者視点だし、楽しく読めること請け合い。
binbojuken2023.hatenablog.jp

ですが、『私学の校舎散歩』の方がやっぱり情報が充実していて良いかも。
イラストもたっぷりで本当に見応え読み応えがすごいです。

いっそ日能研で入塾時に配ればいいのにとまた思ってしまいましたw

akira先生の紅白本と3冊一緒に。

今年はやっと学校へ足を運ぶ機会もだいぶ以前並みに戻りそうですよね。
文化祭も去年以上にたくさん公開されますように。
そんな機会には、ぜひこの本で予習されて行くことをオススメします。
10倍は楽しめると思いますよ(*^▽^*)

連載が続けば第二弾も出るのかな?
まだまだ見たい学校、たくさんあります!