貧乏だけど中学受験〜するのか2023〜

共働き中流家庭、子沢山。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘する(予定)ブログです。3年生9月から日能研通塾中!

スポンサーリンク

今だからこその読書!桜子が最近読んだ本(5年生9月)

スポンサーリンク

今日はアメリカの同時多発テロが起こった日です。
今週の『読売KODOMO新聞』でも2Pにわたって特集していました。
この大きなテロと、最近のニュースを騒がせているアフガニスタンのタリバン政権の話。
どうつながってくるか、しっかり理解している小学生も少ないことかと思います。
大人でもよくわからない人も多いのかも(中東ってなんか遠く感じちゃいますよね)。

夏前からきな臭いニュースが急増し、とうとうカブールを制圧されてしまい、そこからタリバン関連のニュースを目にすることが急激に増えました。
ちゅりぷ子は「今読ませるのが最適だ!」と思い、かねてから読ませたかった2冊を桜子に与えました。
今日はその本のお話です。

前回の桜子が読んだ本(5年生8月③)はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

最近読んだ2冊

f:id:sakurako-tulipko:20210907102035j:plain
桜子に読ませたのはこの2冊です。
最近は、マンガ日本の歴史を暇があれば読んでいる桜子なので、読み終わるのに結構時間がかかりました。

『マララ』の方は、以前から読んでほしいと思っていたエッセイで、『ソルハ』の方はこのアフガニスタンのタリバン制圧ニュースを見た際にぜひこのタイミングで読んでほしいと感じた小説です。

『わたしはマララ~教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女~』/マララ・ユスフザイ

言わずと知れたマララ・ユスフザイさんの手記です。
17歳という史上最年少でノーベル平和賞を受賞した彼女。
その生い立ちや考え、また、あのタリバンに撃たれた事件について詳しく書かれています。
Amazonの紹介文↓

「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララの手記。本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもある。世界24か国で翻訳の話題作!

日本も真っ青の男女差別がまかり通る世界の話に、桜子も仰天していたようです。
マララのお父さんの生い立ちから書かれていて、パキスタンという国、厳格なイスラムの文化や成り立ちについても理解が深まります。
しかし、マララのお父さんが若いころの一時とはいえタリバンにかぶれていたとはびっくりでした。
それにしても志の高いマララとマララのお父さんの考え、行動力には脱帽です。
ペン(と本)は剣より強し、ですね。
タリバンの恐ろしさがこれでもかと描かれます。

教育も平和も、それが奪われたときにそのありがたみの大きさに気がつく、とありましたが、本当にその通りだと思います。
すべての子供たちに教育を。
マララの活動は続いています。

『ソルハ』/帚木蓬生

『閉鎖病棟』などで知られる作家、帚木蓬生さんの作品。
ただ、この本は中高生向けに書かれた本なので、高学年なら大丈夫。
文庫版の発売は1年前ですが、最初に出版されたのは2010年なので、かなり古い作品です(マララが撃たれるより前ですね)。
Amazonの紹介文↓

1996年9月、アフガン政権崩壊。タリバンが首都カブールを制圧し、国民の意見を無視する圧政を敷いた。特に女性には教育の権利も外出の自由も存在しない。それでもビビは、勉強にも世界の動きにも好奇心旺盛な少女だった。生まれた時から戦争が日常の風景だったビビは、何を決意し、どんな支えを持って生き抜いたのか。平和へのメッセージを込めた渾身の一冊。第60回小学館児童出版文化賞受賞作。

こちらはアフガニスタンが舞台(マララは隣国パキスタン)。
ソ連に侵攻され、その後部族間の争いが絶えないところから物語はスタート、その後タリバンに制圧され、アメリカからの空爆を受け、平和がもたらされるまでが描かれています。
少女の目から見た動乱の絶えないアフガニスタンという国。
主人公が同世代で、中高生向けに書かれただけあって分かりやすい文章、ということで読みやすい作品かと。
イスラム文化についても少女の目を通して深く知ることができます。
また、タリバンによる圧政、女性に対するひどい扱いのことなども。
ブルカをかぶった女性から見える世界とはどういうものなのか。
教育を受ける権利を奪われた女性はどうなるのか。
過酷な日常がマイルドな語り口で表現されています(でもなかなか過激です・・・)。
アメリカによって平和がもたらされた!やったー!という描き方じゃないところもいいですね。
えげつない空爆の描写もきちんとなされています。

それだけでなく、主人公のビビが勉強をけなげに頑張るシーンが満載で本当に良いです。
1万時間の法則について触れられており、それはある分野で大成するには1万時間そのことに費やす必要がある、というもので、主人公はそのために自分に1日3時間×10年間英語を勉強すると誓い実践します。
子どもにとって、教育的要素も多くてとても良い本です。

平和がいかに大事なことか、教育がきちんと受けられるのがいかに恵まれていることかが、よく学べます。
それと同時に、今注目のアフガニスタンの歴史や文化について学べるのも大きいですね。
ニュースは背景を知るとぐっと理解が深まります。

こちらは1年前に発売されただけあって、この小説以降のできごとについても、巻末で触れられています。
また、それまでのアフガニスタンの歴史なども詳しく載っているので、1冊読むだけで大人も子供もとっても理解が深まること請け合いです。
マララと併せて読めばかなり深まりますよ!

もっと理解を深めるためには?

この2冊の本、ちゅりぷ子も読みましたし、池上彰の「ニュースそうだったのか」でもタリバンの分かりやすい解説を見ました。
でもさらにもっともよく理解できたのが、あっちゃんのYouTube大学でした↓
www.youtube.com
現在の問題の原点というか、根本原因に触れ、流れがとってもよくわかるのでおすすめです!
なぜソ連は侵攻したのか、なぜタリバンはパキスタンで生まれたのか、なぜ同時多発テロが起こったのか、なぜアメリカは20年もアフガニスタンを統治することになったのか・・・。
本を読むひまがないならこの動画でもOK。

でもイスラム文化がよく理解でき、かつ平和と教育の大切さまで子どもの心に響くのは『マララ』と『ソルハ』かなと思います。