貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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桜子が最近読んだ本(6年生6月①)

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昨日一昨日は長袖を引っ張り出すほど寒かったのに、今日は午後からとても暑い(らしい)など、寒暖差が激しくて嫌になりますね。
また、桜子が体調を崩さないといいのですが・・・。

そんな不安定な梅雨空の下、桜子の読書はかなり進んでいるようです。
一体いつ読んでいるのやら・・・。
今日はその本の紹介です。

前回の桜子が読んだ本(5年生5月②)はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

最近読んだ本4冊

ここ半月で桜子が読んだ本は、この4冊です。
えーと、一応現代小説は宣言(※)通り入っておりません。
全部図書館本です。

※塾の先生に面談で「桜子さんはもう(現代)小説は読まなくてよろしい」と言われ、今後は論説文や説明文対策の新書系、エッセイ(随筆)、語彙力強化に近代文学、しか読まないと親子で決めました。よくこの約束は破られますw

『はじめての哲学』/藤田正勝

1冊目はこちら!
昨年の6月に出た岩波ジュニア新書です。
そしてこちらは、2022年入試でめちゃくちゃ出題された1冊なんですよ。
豊島岡、品川女子、渋谷幕張、海陽中(特別給費生)です。
参考にさせていただきました↓
www.jukenlab.net
名門校がこぞって出題!
今の小学6年生に読ませたい先生がそんな複数の学校にいるなんて。
これは必読です!
そんなわけで桜子に読ませてみました。

Amazonの紹介文↓

なんのために生きるのか? と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは、いつも私たちの日常の中から生まれてきました。「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」……古代から現代まで、人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を、やさしい言葉で一から解きほぐします。予備知識は不要です。ようこそ、哲学へ。

哲学って難しそうな気がしますけど、あらゆる分野で深く考え続けていくとたどり着く領域ですよね(個人の感想です)。
まあとはいえ小学生にとってはとっつきにくいものであることは否定できません。
人生経験積んだ大人ならすっと入ってきますけどね。

そんな哲学をやさしくジュニア新書らしく解説してくれています。
ほんと、子どもの入門書にぴったり!

桜子の感想は

「何言いたいのかよく分かんないし、つまんなかった」

というものでしたが(T_T)
読み取れないのかしら~?(泣)
まあ、休憩時間に楽しく読む内容では(桜子にとっては)なかったようです(;^ω^)

論説文対策には良いと思います。
ほんと大人からしたら小学生に読ませたい感じです。
全然難しくないです。
優しい語り口というか、難しい語彙も少ないですしね。
でもまあ、楽しく読む・・・内容ではないのかもしれません(;^ω^)

『文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション 夢』/『文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション 恋』

2作目と3作目はこちら。

小説も現代小説以外はOKにしていました。
近代小説の文豪系(太宰とか芥川とか)を読んでもらいたいなと思っていたところこちらを発見。
怪談ぽいのがメインになっちゃいますが、「ジュニア」とついているだけあって、ティーンが読みやすいように注釈がふんだんに入っているんです!

↑ページによってはこのくらい注釈が入るw
本文のすぐ横にかならず注釈があるので、非常に読み進めやすいです。
お話の最後や巻末にずらっと注釈があるタイプは読みづらいですよね。
その点は問題なしです。
そのページでわからないものはすべてその見開きページで解説してくれます。

もちろんルビもバッチリです。
近代文学はなんといっても難しい言葉や今では使わない言い回しの宝庫なので、こうしてもらえるととても助かりますよね。
かといって、現代語訳になってるのはちょっと違うと思いますし。

Amazonの紹介文↓

夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、川端康成、太宰治、宮沢賢治……。いわゆる文豪の多くが、怪談・怪奇文学の傑作を残しています。その「文豪怪談」のエッセンスを10代からの若い読者向けに、精選・編集したアンソロジーシリーズが登場! 編者はアンソロジスト・文芸評論家の東雅夫。 総ルビで、読みを豊かにしてくれる丁寧な注釈付きです。また、全巻で第一線で活躍する絵師・イラストレーターが装画と挿絵を担当します。日本文学への入門にも最適です。

第一巻のテーマは「夢」。 「最も身近な異世界」であり、古今東西の文学者の創作の源になってきた夢の世界の深奥とは…。山科理絵の美麗な絵にも注目です。 【編者のことば】 〈文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション〉は、十代の読者を対象に、古今の文豪たちが手がけた「怪談」──怖い話や不思議な話を通じて、日本語と日本文学の奥深い魅力に親しんでもらうことを目的に編纂された、文学ビギナー向けのアンソロジー・シリーズです。 作品収録にあたっては、総ての漢字にルビ(よみがな)を付し、難解な言葉や言いまわしには詳しい註釈と鑑賞の手引きを施すことで、文豪たちが書き記した文章を、年少の読者でも、そのままの形で味読できるように工夫しました。第一線で活躍中の画家たちが描きおろした装画と挿絵の数々も、内容の理解を助けるとともに、本という名の昏い玩具の魅力を次世代に伝える縁となることでしょう。

収録作品はこんな感じ↓

『夢』

  • 夏目漱石「夢十夜」
  • 内田百閒「豹」
  • 中勘助「ゆめ」
  • 芥川龍之介「沼」
  • 谷崎潤一郎「病蓐の幻想」
  • 佐藤春夫「山の日記から」
  • 志賀直哉「病中夢」
  • 夢野久作「怪夢」
  • 北杜夫「夢一夜」
  • 小泉八雲「夢を喰らうもの」
  • 出雲国風土記より「黄泉の穴」

『恋』

  • 泉鏡花「幼い頃の記憶」
  • 佐藤春夫「緑衣の少女」
  • 小田仁二郎「鯉の巴」
  • 川端康成「片腕」
  • 香山滋「月ぞ悪魔」
  • 江戸川乱歩「押絵と旅する男」
  • 中井英夫「影の狩人」
  • 上田秋成「菊花の約」

明治~昭和にかけての有名作家(文豪)の作品がずらりです。
でもジュニア向けにセレクトされているので、読みやすいものばかりだった模様。
大人向け過ぎるものは入っていません。
文豪作品のおもしろさや深みに触れられたかと思います。

語彙力も多少はついたでしょうか?

「超おもしろい!わりと全部(全話)おもしろかった!!」

との感想でした。
2冊とも桜子はあっという間に読んでしまいましたよ。

もう近代文学だろうが小説ならなんでもいい!という感じだった模様w
『はじめての哲学』をまず読ませて正解でしたね(そうか?)。

文章的には『はじめての哲学』の方がよほど平易で読みやすいというのに、この反応や読む速度の違いよ。
ほんと論説文系読みたくないんだな、と感じました。

このシリーズ、たくさん出ているので、今後も読ませたいと思います。

どの巻もティーンの心をくすぐる表紙絵や挿絵なんですよね。
巻ごとに人気のイラストレーターを起用していて凝ってます。
こういう表紙イラストや挿絵も重要なんですよね子供って。
※桜子はまだティーンではないですけどね。

『カレンの台所』/滝沢カレン

4冊目はこちら!
小説ではありません。
でもエッセイ・・・でもないような?
レシピ本?ともちょっとちがう。
不思議な1冊、滝沢カレンさんが書いた、一応レシピ本です。
桜子にせがまれて、だいぶ昔に図書館で予約した本がやっと回ってきました。

Amazonの紹介文↓

料理って、こんなにシンプルで、かんたんで、楽しくて、自由だったのか!

この本には、普通のレシピ本にあるようなきっちりした手順も、
大さじ1とか細かな分量もいっさいでてきません。

でも、カレンさんが紡ぎ出す魔法のような言葉を頼りに台所に立ってみると、
まるで食材たちとおしゃべりするような、不思議な世界へと連れ出されます。

さあ、カレンの台所を一緒に体験してみませんか?

きっとあなたの台所の景色も、今日から変わって見えるはずです。

こちらの本の一部が、なんでも栄冠?だか本科テキスト?だかに使われていたそうなんです。
それを読んだ桜子が全部読みたい!ということで借りました。

滝沢カレン独特の世界観や言い回しがさく裂している、このまま作るのは難しい(理解不能)なレシピ本です。
まあおもしろいっちゃおもしろいです。
癖が超強い言い回しに翻弄されますw

しかし、

なんでまた日能研はこの本から出題した!?

って感じです(;^ω^)
桜子曰く、独特の比喩表現が何を表しているか考えさせられるからじゃないか、とのことですが。

イラストもおいしそうな写真も満載です。
読んでたらお腹すきます。

この本がすごいと思ったのは、滝沢さんが一切顔出ししていないこと!
帯には写真が載っていたようですが、本には一切出てきません。
表紙にも裏表紙にもどこにもです。
タレントが出す本なのにそれって結構すごくない?と思ったちゅりぷ子です(何目線の感想?)。

桜子はゲラゲラ笑いながら一瞬で読んでしまいました。
まあ休憩時間の息抜きにはいいのかもしれません。

現代小説禁止の旅は続く・・・

とりあえず、今月上旬は目標達成です。
現代小説は読んでおりません。
論説文系新書、近代文学系、レシピ本・・・。
レシピ本はちょっとあれですが、まあいいか。

近代文学は意外といけましたね。
言い回しや文体がかなり難しいものも多いのですが、楽しめたようです。
この調子で、近代文学系、継続していけたらと思います。
この「文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション」シリーズ本当に良いようです。
いいの見つけて良かった(*^^*)
まあ、本当にこれで語彙力がつくのか、本当に桜子が内容を読み取れているのか、不明ですけどね。

もう少し、論説文系を読んでほしいのですが、どうにも楽しめないようで(;^ω^)
まあ懲りずに渡し続けたいと思います。