ちゅりぷ子のもしかして中高W受験!?〜するのか2030〜

3姉弟受験伴走ブログ。長女・桜子は3年生9月から日能研に通塾し見事合格しました!次は次女・薫子、長男・楓丸の高校・中学W受験!?(2030年予定)

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【中受本レビュー】『中学受験で後悔したこと〜失敗しない「頭・時間・お金」の使い方』

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春眠暁を覚えずなんて言いますが、この春は読書です!
寝てる場合じゃありません。
楓丸の入塾(予定)まで1年を切った今、改めて中学受験に関連する本を読み漁っております。
複数の本を短期間で読むメリットも感じてきている今日この頃。
直近で読んで一番「刺さった」本の紹介です。

『中学受験で後悔したこと〜失敗しない「頭・時間・お金」の使い方』概要


今回紹介するのはこちらです。
昨年11月に出版された本です。

Amazonの概要↓

多くの「中学受験での後悔や失敗」から学べることは何? 
コレさえ「しなければ」大丈夫!を集めました。  読んで損なし!!

★塾に通わせるのが遅すぎた!塾が合っていなかった!
★もっと勉強以前にやっておくことがあった!
★親の管理が厳しすぎて信頼関係がくずれてしまった
★課金ゲームのようにお金を使ってしまい、今さら後戻りできない!
★そもそもうちの子は中学受験に”参戦”してよかったの?と疑問
などなど、中学受験にチャレンジしているけれど、「こんなはずじゃなかった…」と悩む全親子、必見!

東大卒のプロ家庭教師であり、ユニークな「単発授業方式」で25年以上にわたり多くの家庭を見てきた著者だから知っている、多くの家庭の「失敗」とその対処法をとことん伝授します。
中学受験に挑む家庭の悩みは多岐にわたるので、
・どれから読んでもOK!
・自分の家庭に当てはまるものだけ読めばOK!
・すぐに結果がでなくてもOK!
とにかく迷いがあれば読んでほしい、悩む家庭にはぜひ試してほしい話や対処法を厳選して伝授します。

毎年新たな挑戦者達(=小学生)が難関に挑む、中学受験。高校受験や大学受験と違って、中学受験は浪人ができないため、“二度と経験できない1シーズンのみの決戦”にトライしなければなりません。親たちもなかなか経験値が少ない状態で伴走することになります。
見事希望校の合格を勝ち取った”勝者”の経験は雄弁に語られたとしても、失敗話はあまり語られずに終わってしまうのが実状です。
しかも勝者の意見は「その子にたまたま当てはまった成功ケース」であり、どの子にも当てはまるとは限りません。それよりも「うちはこんな失敗をした」「もう一回やり直せるならこうしたい」というような敗者の意見のほうが、反省点が万人に理解でき、その結果学んだことやヒントも大変参考になります。多くの問題を抱えた家庭に入り込んで、正面からその悩みを聞き、解決してきた著者だからこそ語れる一冊です。

とても刺さりましたし、参考になりました!

長谷川智也先生とは

講談社のサイトではこんなふうに書かれています↓

ブログ名はジュクコ。1980年兵庫県明石市出身。高卒の両親のもとに育つもハードな中学受験を経験。白陵中学校・高等学校を経て、東京大学現役合格。卒業後、大手塾に勤務、人気講師となる。2009年独立してフリーランスの「プロ家庭教師」に。既存の固定観念にしばられない、生徒個人を見つめた指導で数々の実績を上げる。独自のプログラム「究極の受験セカンドオピニオン・スーパーコンサル」は年間300件を超える申し込みが殺到する。甲冑メタルバンド「武士メタルAllegiance Reign」のベーシストとしても本気で活動中。 著書には『中学受験 論述でおぼえる最強の社会』『中学受験 論述でおぼえる最強の理科』(エール出版社)、『中学受験 自走モードにするために親ができること』『自考モードにする 中高6年間の過ごし方』『中学受験 奇跡を引き出す合格法則』(講談社)などがある。

ちゅりぷ子もジュクコ先生の著作は以前何冊か読み、レビューを書きました。
binbojuken2023.hatenablog.jp
binbojuken2023.hatenablog.jp
どの著作も、他の著者なら言いにくいようなことをズバッと包み隠さず書いてくれます。
学校名も塾名も実情を交えながらバシバシぼかさず書いてくれるので個人的に好感の高い著者です。
本質をついた話が多いのでちゅりぷ子大好きです。

目次と内容

目次はこんな感じです↓

【第1章】戦い終えてわかった後悔
 1. そもそも中学受験をするべきではなかった
 2. やっぱり中学受験をしておけば良かった
 3. 学校の選び方を間違った(放任系か管理系か)
 4. 学校の選び方を間違った(不登校、共学・別学)
 5. 子どもの自己肯定感が低くなってしまった
 6. お金をかけすぎた
 コラム1 中学受験、撤退するか否か? 迷った時は

【第2章】戦い方についての後悔
 7. 塾のスタートが早すぎた(小1〜小3)
 8. 塾に通わせるのが遅すぎた
 9. 塾が合っていなかった
 10. 親の態度を間違えた(管理しすぎた/放任しすぎた)
 11. 当日の戦い方を失敗した(併願校計画を間違えた)
 コラム2 歌舞伎役者の子は徹底的に褒められる

【第3章】戦いに挑む前の後悔
 12. 幼児・低学年のうちから〇〇をやらせておけば良かった
 13. 公文問題(やらせておけば良かった、やらせなければ良かった)
 14. 読み聞かせをもっとやれば良かった(子どもを本好きにしたかった)
 15. 早く寝る習慣をつければ良かった
 16. もっと運動させておけば良かった(スマホ・ゲーム問題)
 17. もっと友達と遊ばせておけば良かった
 コラム3 受験生の親たちにおすすめの本6冊

おわりに 軍師からのメッセージ「受験生の君へ」
 
目次を見てみるとわかるように、受験後→受験期→受験前 という順番に書かれているのが特徴的です。
まず、受験を終えてのよくある「後悔」をこれでもかと示し、最後に受験準備期間にあたる幼児・低学年期の過ごし方について書いてくれています。
あえてこの順番なのでしょうが、とても沁みました。
全て繋がっていることも多いです。

中受親経験者による感想(印象に残ったアドバイスやフレーズ)

全体的にとても納得できましたし、賛同できる内容でしたので、中受検討中の方、あるいは渦中の方にはぜひ一度手に取って詳しく読んでもらいたいですね!
その上で、子ども一人中受経験済み、一人中受検討中のちゅりぷ子(自身も中受経験者)が印象に残った点についてそれぞれの感想を述べてみたいと思います。

中学受験が「幼児教育」的になってしまっている家庭は要注意!

親が幼少期より舵を取り、子どもに何をさせるかを常に考え、効率的にそれを与え続け、中学受験を終える。
そんな「幼児教育化」している家庭が増えているそうです。
他の本でも言われていますが、そういった親主導で子供の主体性0の中学受験は総じて予後が悪いそうです。
不登校になったり深海魚になったりと、たとえ名門校に受かってもうまくいかない可能性が高くなるそう。
さらに、大学受験まで親がお世話して乗り切ったとて、結局社会人で挫折したり、うまくいかなくなったり、引きこもりになってしまったりという「最悪のパターン」が生まれてしまうのだとか。

ジュクコ先生がこの本のみならず他の本でも繰り返し唱えているのが、

子どもに早いうちに失敗させろ!

ということ。
中学受験でも、自分でやらせてみて失敗を味わうのが良い経験なんだそうです。
そんな失敗を一切させないため、歩く道に落ちている石を全て拾ってしまおうとするような「幼児教育」親が近年増えているのだとか。
親も子離れ、子も親離れを上手に進めないといけませんね。

不登校リスクのある学校の特徴

近年問題となっている、子供の不登校。
不登校増加の原因の一つに中学受験の過熱が挙げられたりすることもしばしばです。
実はちゅりぷ子のお友達のお子さんも、中学受験で名門とされる学校に入学し不登校です(すでに1年ぐらい)。
本人や家庭にも原因はあれど、不登校リスクが高い傾向にある学校もある、というのがジュクコ先生の考え。
この手の話は、ほかの中受本でもよく耳にしました。
成績順にクラス替えがある学校とか、順位が張り出される学校とかはリスクが高まる、的な話はよく読みましたね。

ジュクコ先生の本では、それがより具体的に書かれています(※さすがに校名は出ていませんw)。

・管理型が極まった、いわゆる「バキバキ管理系進学校」
・ほかの子との比較が多い学校(順位発表など)

とのこと。
「バキバキ管理系進学校」というのがさらに具体的に書かれており、

・宿題が多い(毎日出る、長期休みもどっさり出る)
・小テストが多く(週4以上)、かつ追試基準が厳しい

だそうです。
さらに掘り下げられていたのが「追試」について、この追試があまりに回数多く(厳しく)やらせる学校がジュクコ先生的には要注意だそうです。

あと、リスクの高い学校の特徴ではないですが、そのほかの不登校リスクが高まるリスクとして、

通学時間がかかりすぎる

ということも挙げられるようです。
睡眠時間や疲労にも直結してきますからね。
いくら名門校だったとて、通学時間は電車で1時間以内が良いようです。

早い入塾に意味はない

低学年からの入塾はあまり功を奏さず、スタンダードな小3の2月入塾が一番とのこと。
これは色々な要素が絡んでの意見です。
低学年から塾に入れるような家庭は、親のコントロール欲が強い傾向にあり、予後が良くない、というのも一つのようでした。
そういった「意識が高い」親は長じて、子供を伸ばす方向にいかない、というのがこの本の中でも繰り返し書かれています。
散々そんなケースを見てきているのでしょうね・・・。

先生は日能研推し!

本書でも、各大手塾の特徴が先生の目線を交えて解説されていて、塾選びの際には必見です。
比較ページもあって、とてもわかりやすかったです。
それぞれの特徴が書かれていますが、ジュクコ先生は以前からずっと日能研の学び推しです。

詰め込みを最後まで行わず、しっかり考えさせていくカリキュラムという意味では、日能研の関東系のTMクラスを、僕は一つの中学受験の理想系に置いています。

とのこと!
理想的な塾なんですよね、しっかり考えさせるし、詰め込みや解法暗記させないし。
でも・・・難関校へ押し込む力は相当弱いんですよねw
そのことも、悪いことばかりではない気もしますけどね、個人的には。
他塾で、押し込まれて実力以上のところへ入った子たちの追跡調査してみてほしいですね。

低学年までの幼少期にやるべきこととは勉強よりも・・

低学年までにまずやるべきことは先取り勉強ではなく、

体力作り!

なんだそうです。
いくら勉強ができたとて、体力がないと受験勉強は乗り越えられません。
まずは体力!というのが先生の持論です。
このことはほかの有名著者も言ってますね。
体力と健康、これは最後にものすごい力を発揮しますし、これが欠けていたら足元を掬われます!

もし、勉強もさせるというなら、計算と読書が大事なようです。

子どもに読書をさせる方法

先生は他も含む著作の中で何度も言っていますが、

読書が本当に大事!

という考え。
ではどうやって子どもに読書をさせるかといえば、

親が読書する姿を見せる!

というご意見でしたw
もちろん読み聞かせも有効なようですが、近年の親に足りないのは自ら読書する姿だとのこと。
なるほど・・・。
ちゅりぷ子も一時期に比べると読書量が減っている気がするので、もっと子供の前でこれでもかと本を読みたいと思いますw

22時までの学習で受かるところで納得せよ!

この本で一番刺さったのはこの項かもしれませんw
中学受験はゴールではないですし、無理をして背伸びして良い学校に行くというのが、その子にとっての「正解」とは限りません。
これは先生の本だけでなくありとあらゆる本に書かれています。
とにかく子供の睡眠は大事で、睡眠を削ってまで勉強をさせるのは長期的視点で見ると「不正解」とのこと。
なので、22時までの学習で受かるところに進学する、というのが一つの「正解」なんだそうです。

確かに、睡眠と不登校の関係もよく指摘されていますよね。
子供の睡眠を削っては決してダメなようです。
よく寝て、体力をしっかりつけて、心身ともに健康な状態で受験を終え、入学する、というのが大事なんですね。
この睡眠と不登校関連のところで、ジュクコ先生は「中学で不登校になる子に私立小出身が多い?」と書いてます。
私立小の子は公立小の子よりも宿題が多いなど学校生活が大変なことが多いです。
それに加えて通学時間も長いことが多く、睡眠時間が削られがちなんだとか。
先生は私立小(特に中学受験推進の受験小学校)出身の子に深刻な不登校が多いのは「幼少期からの疲労と過度なストレスが引き金になっているのではないか」と考えています。

ストレスと睡眠と、子どもの心身を将来にわたって壊してしまっては本末転倒ですね。
肝に銘じたいと思います。

中学受験参入前、渦中、どちらも読む価値あり!!

中学受験を検討している家庭にも、すでにどこかの塾に入塾済みの家庭にも、どちらにとっても読む価値のある一冊です。
塾選びの参考にももちろんなりましたし、撤退するか否かの基準みたいなものもコラムで書かれており、これがすごく具体的で、参考になると思います。
そういう実用的な点もそうですが、全親にとっての「中受との上手な向き合い方」がよくわかるなと感じます。
先人たちの「後悔」から、同じ道を辿らないようにというアドバイスが満載です。

ちゅりぷ子にはとても参考になる内容が盛りだくさんでした。

ジュクコ先生の著作は他のものも読んでみて!

本書でも「詳しくは別の著書の〇〇を読んでみてください」的に書かれているコーナーがありましたが、ほかの著作も読んで損なしなものが多いので、ぜひ併せて読んでみてほしいです!

ちゅりぷ子のおすすめは以下です!

↑感想も書きました!
binbojuken2023.hatenablog.jp
binbojuken2023.hatenablog.jp

全て読むと、子供との向き合い方、中学受験との向き合い方がよくわかると思います!