ちゅりぷ子のもしかして中高W受験!?〜するのか2030〜

3姉弟受験伴走ブログ。長女・桜子は3年生9月から日能研に通塾し見事合格しました!次は次女・薫子、長男・楓丸の高校・中学W受験!?(2030年予定)

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【中受本レビュー】『中学受験に向いてる子 向いてない子』

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春休み突入です。
毎日の昼ごはんの用意に、小学生たちへのママ塾など忙しくてなかなかブログが書けません。。
春休みの勉強メニューはまた別途書くとして、今日は最近読んだ中受本の紹介です!

『中学受験に向いてる子 向いてない子』概要


タイトルに惹かれて借りた図書館本です。
何せ、この間のワセアカのテストで酷い点数をとった楓丸。
binbojuken2023.hatenablog.jp
中学受験に本当に挑んでいいものか、再び悩む結果となったわけです。
そんなわけで読んでみました。

Amazonの概要↓

私立中学校・高教の両方で教鞭を執った現役の教員だから知っている!
【中学受験「後」の実態】に焦点を当て、
中学受験向き・不向き(=高校受験向き)の子の適性を解説。
最善の進路や、受験や将来に向けた最善の対策を指南する。

著者は、中学受験を終えたばかりの中学1年生を指導してきた経験から、受験期の影響が生徒の学び方や生活態度にどのように表れるのか、その傾向を把握。
さらに、高校生になり卒業するまでの成長過程を見届けているため、受験がその後の学びや人生に与える影響について長期的な視点で語ることができる。

SNS以外にも、採用率5%以下ともいわれるvoicy等を通じて、受験生の保護者7千人の声を集めている。
この活動を通じて、時期ごとの保護者の悩みや学年別のトラブル(特に「塾との関係」)に関する具体的な解決ノウハウを蓄積。

塾講師&経営者との情報交換を盛んに行う。
実際の塾現場における指導方針や事情を把握することで、より多角的に中学受験についてとらえる視点を持っている。

大学院での研究テーマである「発達の最近接領域」の理論を基に、受験生をサポートする保護者の関わり方について、科学的な根拠に基づいた適切な方法を提示することができる。
文献や実際の事例を交えながら、より具体的に解説することが可能。

数百件に及ぶ二者・三者面談の経験から、生徒や保護者が入学後に直面する悩みや課題には一定の傾向があることを把握。
その知見を活かし、入学後の姿を見据えた「受験期の過ごし方」や「進路選択の方法」を体系的に整理し、提供することが可能。

各校の独自性がどこに表れるのか、どのような要素から見出せるのかを具体的に示すこともできる。

著者は二つの有名私大附属中高一貫校の教員をしていたことのある人物。
中学受験を経験して入学してきた子供達を至近距離で見てきた人ですね。
色々と思うところがあったようです。
また勤め先だった1校は完全中高一貫校でしたが、もう1校は高校受験もある学校だったそうです。
中学入学組の良さ、高校入学組の良さ、それぞれあったことを感じているそう。

目次と内容

目次はこんな感じです↓

【第1章】中学受験の「今」
――今すぐアップデートすべき中学受験の新常識

【第2章】中学受験の「その先」、考えたことありますか?
――教員だけが知っている「中学受験後」の世界

【第3章】中学受験に向いている子
―中学受験のメリットと環境を味方にできる子の特徴

【第4章】高校受験に向いている子
――高校受験の魅力と適性ある子の特徴

【第5章】親ができる「最高のサポート」
――「合格」で終わらせない中学受験期の過ごし方・親の在り方

【第6章】私立中教員が教える「失敗しない志望校の選び方」
――教員だからこそ知る「わが家の正解」の見つけ方

自分の教員経験を通して、中学受験に両手をあげて賛成という立場ではない筆者の著書です。
中受本としては焦点が「中学受験後」に置いてあるタイプの本です。
中学受験をした子の中学時代、また中学受験をしなかった子の中学時代が鮮明に描かれており、どういう子が中学受験に向いているのか、向いていないのかについて、著者の目線からの意見が載っています。

中受親による章ごとの感想

今まさに新小3の長男に中学受験をさせるか悩み中、かつ中学受験を経た長女が高校生になる母、ちゅりぷ子が読んで感じたことを徒然書いてみたいと思います。

【第1章】中学受験の「今」の感想

第一章では最近の中学受験事情について書かれています。
まあ、他の中受本をいくつか読んでいれば特段珍しい内容はありません。
私立高校無償化や、公立一貫校受検の人気による中学受験への影響や、親世代の「公立不信」や「学歴至上主義」「英語教育不安」といった実情などが解説されています。

【第2章】中学受験の「その先」、考えたことありますか?

第二章では著者の教員経験から、中学受験を経験して入学した子供たちの中高での様子がかなり詳しく書かれています。
よく耳にする「深海魚」になる原因や、燃え尽きて無気力になってしまう子の様子、「中1・1学期の壁」についてなどなど。
中学受験検討中ではあまり興味をそそられないかもしれませんが、中受を実際経験してみての感想としては、このあたりのことは中受に足を踏み入れる前によく知っておくのが大事だとつくづく思います。

そして、「入学後の成績不振が続くと中学2年生で肩叩きにあう」という現実についても触れられています。

中学2年生で肩たたき!?

中高一貫校では高校に上がる際に再度篩にかけることがよくあり、あまりにも成績が悪いと上がれません。
中3の冬に「上がれないよ」と告げられるのは高校受験へ切り替える時間もタイトであまりにも酷なため、多くの場合中2の学年末に警告されることが多いのだそうです。
あの血を吐くような中受を終えてたった2年で、残酷な現実を突きつけられる親子も少なくないんですね。
こ、怖い。

【第3章】中学受験に向いている子

ここでは著者が思う「中受が向いている子」の特徴について書かれていました。
子供の前に「中学受験に向いている親」という段もあり、親の素養?が問われるのだなと改めて感じさせられました。
そして、作者が挙げる中学受験に向いている子は

・受験勉強を楽しめる(知識欲が高い、勝ち負けが好き)
・人付き合いに繊細(別学希望の子)
・算数が得意
・夢中になれるものを持ちやすい

だそうです。
上記はざっくりなので、詳しくは著書を読んでみてください。
我が家の楓丸は・・・うーん、当てはまっているものもあればないものもある、って感じですかね。
多くの子はそうなんじゃないかなあ。

【第4章】高校受験に向いている子

続いては、高校受験に向いている子の特徴や高校受験のメリットについて書かれていました。
我が家では未経験の高校受験。
いろんな著者が言っていますが、「親の出番」は中学受験と比較するとかなり少なめのようです。
「親子の受験」が中学受験なら、「子供の受験」が高校受験なのでしょうね。
当たり前ですが、このことは良くも悪くも「子供次第」。
ちょっと怖くもありますが、肩の力が抜けるという話でもありますw

また、教員目線での高校受験のメリットも色々と書かれておりました。
大学受験を考えた時に確かに一貫校に比べて時間的ハンディはありますが、「自分一人で乗り越えた受験」の経験の有無は無視できないポイントの一つですね。

著者が言う高校受験に向いている子の特徴は以下です。

・友達や環境に流されやすい
・内申点を上手く味方にできる(コツコツ真面目な子)
・帰国子女ではないけど英語が得意

残念ながら楓丸はやっぱり当てはまらないかもと再確認しました。
・・・ほんと内申点が取れる気がしない・・・。

ただこの章では「内申点が取れることは大学入試でもかなり重要」ということが書かれており震撼しました。
そうなんですよね、結局中高一貫校へ行ったとて、内申点が受験を左右するタイミングが早く来るか遅く来るかの違いとも言えます。
どこかで対峙しなくてはいけないんですよね。
もちろん学力一本勝負での大学入試はまだまだありますが、どんどんその枠は狭くなってきており、楓丸が大学受験する頃にはもっと減ってしまっている可能性があります。

内申取れないから中学受験!と決めて入学できて安心していても6年後、やっぱり取れないことが子供の首を絞めそうです・・・。
そう考えるなら、中学時代に「内申を意識する経験」が積める高校受験も捨てたものではないかもです。

【第5章】親ができる「最高のサポート」

ここでは中受における親の心構えやサポート方法が載っていましたが、他の中学受験本とは一味違います。
長期目線、入学後を見据えてのサポート方法や親の心構えが書かれていました。

なんだか既視感があるなあと思ったら、ちゅりぷ子が大好きなジュクコ先生の『自走モード』で提唱されていた内容に似ていました!
binbojuken2023.hatenablog.jp

中学受験をさせる親はもっと「長期的な目線」を持つ必要があるんですよね。
ついつい目先の偏差値などに囚われ振り回されてしまいがちなんですが(そんな雰囲気を塾も作るし)、ゴールは我が子の自立のはず。

受験へ向けての計画から分析から何から何までやってあげる形での中学受験が、たとえ世間的に「良い」と言われる学校へ入学したとしても、その先を考えると子供のためになっていない、ということなんですよね。
子供がまさに「自走」できる状態に導いてあげる、というのが親の正しい在り方なんだと改めて強く思わされました。

また、親も親で上記考え方を意識しつつ、「親子関係を崩さない」ということを一番に意識すべきであるなと思わされました。
他の本でも書かれていましたが、親子関係が最悪になったら、どんな良い学校に受かってもその受験は「失敗」と言わざるを得ません。

【第6章】私立中教員が教える「失敗しない志望校の選び方」

最終章である第六章では、私立中高の教員だった著者が教える「志望校の選び方」が書かれていました。
そんなに他の中受本と書いてあることは変わりませんが、学校へ行った際に見るべきポイントがより詳しく書かれていたように思います。
とりあえず学校見学へ行ってみるのではなく、気になる学校のHPをもっとしっかり見るように、また見る際のポイントについても書かれていました。
また、実際に足を運んだ際は「教員のここを見ると良い!」というポイントも詳しく載っています。
確かに私立の中高一貫校見学ではもっと教員を見るのが大事かも、と思わされました。
私立ならあまり異動はないですし、長年いる教員という存在が「校風」というものを作るのに大いに寄与していることは想像に難くありません。

中受するか悩んだら読んでみる価値あり

「中学受験(検)か高校受験か」多くの家庭で悩むことがあるのではと思います。
あるいは特に悩んだり考えることもなく「中学受験一択」と決めている家庭もあるかと。
でも、どんな形であれ「中学受験」というものが選択肢に入っているのなら読んでみる価値ありです。
長期的な目線でゴールを設定し、それに応じてどちらにするか選ぶのがやはり良いのではないかと思いました。
また、やはりどちらにも向き不向き、メリデメあるというのもしっかり理解した上で、我が子により適した方を選ばなくてはなと強く思わさせれました。

しかしまあ、最近複数の中受本を読んでいて思いますけど、また第一子の桜子が高校生になろうとしているのでさらに思いますけど、

中学受験はまったくもってゴールではない

ということ。
人生は長いですからね。
子育てもゆーて結構長いですからねw
中学入学してはいおしまい!なら簡単なわけですよ。

何が言いたいかと言いますと、中学受験はそんな力入れてやらなくていい、ってことですw
つい第一子だったりすると視野が狭まり中学受験に邁進しちゃいがちですが、あんまり肩肘張らずにやらない方が良いんだと思わされます。

そういうフラットな目線を持てるようになるのも中学受験本を複数読むことのメリットです。

そんなわけでこの春休みは、まだまだ中受本を読みたいと思います!w