中学受験2026年組の皆さん!東京神奈川入試お疲れ様です!!
もう進学先が決まった方もいますよね、でもまだまだ渦中の方もたくさんいることでしょう。
3年前の桜子も、まだまだ志望度高めの学校の合格は一つも手にしておりませんでした。
もし良ければ彼女とちゅりぷ子の「中学受験のリアル」を読んでみてください!
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今の桜子のリアルは、入試休みでのんべんだらりとしておりますw
彼女には大学入試の足音は聞こえてきていないようですw
ま、いいや。
さて、今日は桜子のリアルではなく、最近読んだ『中学受験のリアル』という新書と『中受』という児童書の感想です。
『中学受験のリアル』の感想

こちらは、2024年に集英社から出版されたものです。
ジャーナリストの宮本さおりさんの本。
書き下ろしではなく、もともと「東洋経済オンライン」内での連載を1冊にまとめたものです。
Amazonでの紹介文はこちら↓
首都圏の中学受験者数は2023年、過去最高を記録、その熱は地方にも波及している。第一志望校に合格する子どもの数はわずか3割。負け戦とわかっていても受験へと向かわずにはいられない親子。幼さの残る小学生の彼らが立ち向かう受験という魔物。「全落ち」を経験する子どもは立ち直れるのか? 親のエゴや塾の実績作りで志望校を決めていいのか? 偏差値では測れない、子どもに合った学校とは? 中学受験に挑んだ親子を5年間追ったルポルタージュには、きれい事では終わらない現実がある。
東洋経済オンラインの「中学受験のリアル」という連載の2018年11月〜2023年7月までに掲載されたものが収録されています。
toyokeizai.net
似たような連載は複数のウェブメディアでやってますよね。
桜子の受験も昔、毎日新聞さんに取材されて載りました↓
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本の『中学受験のリアル』では15組分の親子の受験が掲載されています。
ウェブでも読めると思いますが、本ではケース別に著者がカテゴライズしたりして、エピソードを続けて読みやすいです。
それぞれの親子の軌跡について、中学受験の実情を交えながら著者の考察が書かれています。
また、連載がなかなか長期だったので、進学後の様子も再取材して一緒に載っているのがポイントです。
ちゅりぷ子の感想①中学受験の光と影が描かれる
ルポなので、中学受験を良いものとも悪いものとも描いていません。
また、中学の合格がゴールとも描いていないのがいいなと思いました。
入学後に深海魚になるケース、不登校になってしまうケース、公立へ転向するケース、合格・入学後の苦いエピソードも入っているのが本当に「リアル」だなと。
塾などでもいろいろ話を聞かされますが、中学受験を子供にさせる親は先輩方のこういったリアルエピソードをたくさん知っておくことはとても良いと思います。
先人の失敗や成功を糧に学ぶべきですね。
おおたとしまさ先生の『勇者たちの中学受験』もほぼリアルの親子の中学受験体験記が載っています。
詳しくはこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
これまたとても参考になりますし、『中学受験のリアル』よりも著者の考察があまり入っていない分、臨場感はたっぷりなのですが、3組のケースしか描かれていません。
一つ一つのエピソードとしてはしっかり描かれているんですが、たくさんの家庭のケースが知りたい場合には、『中学受験のリアル』の方が参考になるかもしれないですね。
ちゅりぷ子の感想②多様化する中学受験
近年の流れなのだと思うのですが、中学受験が本当に多様化しているんだなと感じます。
・難関校を目指すのが正ではない
・偏差値は関係ない。自分だけの志望校を目指そう
・ゆる受験で行けるところを目指す
世の中的にも「多様性を認める」的な文化が浸透してきて、中学受験においても「頭のいい子がレベルの高い学校を目指す!」一辺倒の風潮がなくなりつつあるようです。
頭が良くても自分がいいと思った(偏差値的には低めでも)学校への進学が正義だし、偏差値的には見合っても校風が合わないと地獄が待ってる、というのは色々なところで言われますし、さまざまな本でも目にします。
入試形態も多様化してますよね。
勉強ではなく、どんな経験を今までしてきたのか、またはそれを上手にアピールできるかの能力が見られたり。
難関校が基本学力のみで入学審査をすることは今後も変わらないでしょうが、それ以下の学校ではどんどん変容してきている気がします。
少子化なのに受験者数は増える(首都圏のみの現象かもですが)という中学受験をする層の広がりによって、そういった受験もどんどん増えているようです。
公立中高一貫校の増加も一役買っているようですね。
そういった、誰しもかれしも中学受験、個性を認める中学受験、というのを見ていると、非常に「今時だな」と感じます。
良いか悪いかは置いておいて、気軽に中学受験の世界に踏み込みやすいくなっているのだと思います。
気軽に踏み込み、省エネでも満足できる学校への合格というゴールも用意されているのが近年なんだなと。
さまざまな「正解」があり、塾の先生もやりやすくなった面もある分、やりにくくなった面もあるかもしれませんね。
「正解」が個人個人に用意されている分、自分たちの「正解」や「ゴール」をしっかりと認識しながらやる必要があると思いました。
その「正解」に辿り着くヒントが、この『中学受験のリアル』のような、先輩方の例をたくさん知ることにあるのでしょう。
中学受験を考えている方たちは(我が家も含め)、どんどん先例に触れてみるといいでしょうね。
『中受 12歳の交差点』の感想

さて、先ほど「中学受験が多様化している」と書きましたが、まさにその「多様化中学受験」を児童書にしたのがこちらです。
桜子も大好きな作家の一人、工藤純子先生の小説で、昨年2025年に講談社から出版されています。
Amazonでの紹介文はこちら↓
『サイコーの通知表』『だれもみえない教室で』など学校における子どもたちの生きづらさに寄り添った作品を生み出し続ける児童文学作家・工藤純子。書き下ろし最新作のテーマは、加熱する「中学受験」!都立中学の受検(適性検査)、私立中学の受験、AO入試。三者三様の動機と道のりから、受験のリアルを描き出します。
──「学歴」というのは、ゲームでいう「武器」のようなものだ。いい学歴は最強の武器になる。だったら、ゲームオーバーにならないために、そのアイテムを獲得するのは当然のことだ。中学受験は、そのために必要なこと。ステージをクリアしていくため「魔法の鍵」。そう感じ取って、「ぼくも中学受験する!」と、その場で宣言した。(本文より)
小学6年生の新は、都立中学合格を目指し、進学塾に通いながら勉強漬けの日々を送っている。かつて夢中だったサッカーを辞め、中学受験にすべてをかけてきた。しかし模試の成績が下がり、塾の先生からも私立受験の提案を受け、ふがいなさに心が揺れる。そんな折、あこがれだった従兄が有名高校を中退したことを知り、「進学校に行けば成功するわけではない」と思い知らされる。なんのために、誰のために受験をするのか? 悩む新。
一方、クラスメイトから軽く扱われがちな広翔は、自分の意見をうまく言えず、自分のことを透明人間のように感じていた。広翔にとって学校とは「楽しくない場所」なのが当たり前。しかし私立中学の見学に行き、「ここなら友だちができるかもしれない」と自分なりの受験を決意する。
バレーボールに打ち込むつむぎは、勉強が得意とはいえない。近所の公立中学にはバレーボール部がなく、中学生になったらバレーをやめなければならないと思っていた。だが、憧れのバレーボール選手の言葉をきっかけに、ペーパーテストではない「AO入試」があるということを知る。6年生の12月という遅い時期から、家族一丸となり合格を目指し……。
「中受」を考えている方、「中受」真っ最中の方、「中受」を終えた方、そして保護者の方にも読んでいただきたい一冊です。
親子で読める中受小説です。
ちゅりぷ子の感想①多様化する中学受験が描かれる
先述した多様化する中学受験がまさに小説として描かれています。
小説なので多少極端な例ではありますが、受験の動機やそのゴールがとてもわかりやすいです。
ちゅりぷ子は古い人間なので、頭が多少良い子がトライするのが中学受験である、というイメージでいました。
でも、そんなことはない。
子供それぞれに「正解」があり、学力が高くなくても中学受験にトライさせるのが「正解」である、ということがわかります。
もちろん、親の経済力などの環境も加味しての最適解となると思いますけどね。
ちゅりぷ子の感想②子ども自身の志望が中学受験成功の鍵である
この小説で工藤先生が言いたいのは
自分(子ども)が自ら志望して努力して入る、それが中学受験成功の秘訣
なんじゃないかなと思いました。
ネタバレになりますけど、描かれる3人の受験は最後どれも成功します。
なので子供が読んでも読後感はとても良いですw
3人とも中学受験に成功するんですが、どのケースも「子ども自身が自分の頭で考え、悩み、志望校を見据えて努力した結果」です。
対比として描かれるのが、親主導で子どもの意思はなく受験したパターン。
難関校に進学するも深海魚不登校を経て退学してしまう結末が書かれています。
でも、これって小説のファンタジーではなく、先ほどの『中学受験のリアル』で書かれていた内容とすごく一致しています。
そんでもって、中学受験小説や漫画でも繰り返し描かれてきたことですね。
親は先人の例をたくさん見つめよ。子どもには中受小説を薦めよw
中学受験の指南書はたくさんあります。
ちゅりぷ子もたくさん読んできました。
でも、ルポ形式のものがとっても参考になるなと改めて思いました。
n=1の話では説得力はないですが、nが複数になってくると物事の真実のようなものが見えてきます。
中学受験を考えている親はちゅりぷ子も含めて、たくさんの先例を見て学ぶのがいいのではないかと思います。
そういう意味でも、『中学受験のリアル』はためになる本でした。
親がいくら躍起になってもダメなんですね。
熱望校に合格できたとて、その先の子の人生がうまくいかない(幸せでない)なら意味がありません。
中学受験の成功の秘訣はやっぱり「子どもによる意思決定」が大事なのかもしれません。
まあ、そんなわけでですね、受験当事者である子ども達には中学受験を「良いもの」として描いている児童書をとりまたくさん読ませたらいいと思うんですよ。
最後にちゅりぷ子おすすめの、親子で読める中学受験児童書を紹介しておきますね!




