貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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【日能研6年生】公開模試第6回(6月26日)の出題内容

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今日は、日能研6年生第6回(6月26日実施)公開模試の出題内容を振り返るものです。
来年以降の後輩に向けて!
まとめてみたいと思います。

日能研全国公開模試(6年生・6/26)概要

今回は「志望校判定テスト」

MY NICHINOKENの結果に「志望校判定」のタブが出現しており、事前に入力した志望校(最大8校)の判定が出ています。

★の部分が今回の結果です。
可能圏はR4ではなくR3です。
去年のPRE合判では志望社内順位が見れたのですが、今回は見れなくなっていました。
ただ、難関校であれば、バーチャルマスタークラスで順位を知ることができます。

女子はこれだけ↑ですけど・・・。
バーチャルマスタークラスについてはこちらで詳しく書いてます↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

ただし、志望校登録していない学校も、判定結果を見ることができます。
結果のブログを書いたときは「見られない」と書いた気がしますが、よく見たらできました。

志望校判定グラフの「判定校リスト」ではなく「選択校リスト」を開けばいいんです。
ここに過去に選択していた学校リストが出現するので、それを押せば、その学校の判定結果が見られます。

ただし、あらかじめ選択校リストに見たい学校を入れておく必要があるんですよね。
ちゅりぷ子は志望校と選択校が全く一緒だったため、「見られない」と早とちりしてしまったんです(;^ω^)

選択校リストを増やす方法は以下です。

まずMY NICHINOKENのトップページから「学校情報」を押し、「中学校索引」を押します。

そこで気になる学校や判定したい学校を検索します。

具体的な学校名を入れてもいいですし、「共学」「関東」みたいに条件で探してもOK。

検索されて出てきたら、リストに入れたい学校の右端の「追加」というボタンをタップ。
これで「選択校リスト」に入れることができます。
このリストに入れておけば、判定結果画面から選択できるようになります。

それだけでなく、このリストに入れておけば様々な情報を比較もできるようです。
たとえば、「学校情報」の「情報比較」のページで、選択した学校の「大学合格実績」と「大学合格実績【現役率】」を比較してみることができます。

もうちょっとでも興味あったら、どんどんリスト入りさせとくのがいいのかもしれませんね。

後輩の方々は、この模試の前に志望校候補や気になる学校は全部このリストにあらかじめ入れておくのがいいですよ!

平均点

4教科→253.3点
3教科→201.2点
2教科→148.9点
国語→75.5点
算数→73.4点
社会→51.9点
理科→51.1点

平均点は過去最低!
とても低かった第2回より低かったです。
難しかったんですね。
夏休み前に喝を入れたいという思惑があったのかもしれません。
ただ、教科ごとに見ると、過去最低平均点だった教科は一つもありませんでした。
ただし、全部が全部過去最低に近い低平均点。
全体的に難しかったということですね。

前回よりも4教科の平均点は34点も下がってるんです。
驚きです(;^ω^)

前回(新6年生第4回)の出題内容はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

参考偏差値

70 402点
65 365点
60 328点
55 291点
50 253.3点
45 217点
40 180点

※桜子の偏差値から割り出したものです。

この時の桜子の得点は33★点で、偏差値60.★でした!
2教科は22★点で、偏差値67.★でした!
詳しくはこちらをどうぞ↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

公開模試(6年生6回目)の出題内容

続いては、各教科の出題内容です。

国語

大問1~2が漢字と語句。大問3が説明文、大問4が物語文。
国語は平均点が前回より15点も下がり、難しかったようです。

★大問1:漢字10問

書き10問。
正答率が最も低かった書き→「シサイ」答え:子細
正答率が最も低かった書き→「ツクシ」答え:土筆
どちらも正答率約3%。

今回は難しいものの割合が高かったです。
正答率1桁のものがなんと4問も!
1問を除いてすべて正答率5割未満です。
夏に漢字もっと頑張れという日能研からのメッセージでしょうね。

★大問2:漢字パズル

漢字パズルの問題でしたw
2つの漢字の一部が消されており、そこに同じパーツを入れることで、同じ音読みの漢字が2つできる、というもの。
あてはまるパーツを書け、という問題です。

この問題のミソは「同じ音読みになる」ということ。
その読みは実はリストになっていて、そこから選んで考えればいいのであまり難しくはありません。
正答率は大問1に比べてずいぶんと高かったです。

同じパーツを入れた文字が同じ音読みになる。
その入れた「パーツ」単体でも実は同じ読みになってるんですよね。
この「パーツが一緒なら同じ音読みになることがある」は読み問題でヒントになったりします。
この知識、ちゃんと持っといてほしいんでしょうね。

★大問3:説明文

成田聡子『えげつない!寄生生物』(新潮社)より出題。
文章の長さ:4P
選択問題が4問。
抜き出し問題が2問。
記述問題が2問(各50字)

出題意図としては、

話題をすばやくとらえ、論理展開をおさえることはできた

かを見ているようです。

この読み分けは、

「意見」や「感想」の理由が「体験」になっていることが多い。「原因と結果」の視点が有効である。

とのことです。

この文章の要旨は、

テントウハラボソコマユバチは、テントウムシに寄生し、テントウムシの体内から出た後も、テントウムシをマインドコントロールする。近年、そのしくみの一部がわかってきた。

というものでした。

説明文ということもあってか、正答率高めの問題が大半でした。
2つ目の記述の要素の一つがやや正答率低めでしたがそれでも39%。
Rクラスなら全問正解してほしい大問だったかもですね。
桜子ですか?2問も間違えてましたよw

それにしても、この説明文。
桜子が持っているこちらの本とそっくりです↓

低学年なら↑こちらは読みやすくておすすめですが、高学年なら今回の方が良さそうですね。

★大問6:物語文

朝比奈あすか『ななみの海』(双葉社)より出題。
文章の長さ:14.5P
語句問題が1問。
選択問題が6問。
抜き出し問題が2問。
記述問題が2問(40字・50字)

出題意図としては、

「いつ・どこで・だれが・どうした」という場面を構成する要素をとらえながら、登場人物の心情の変化を類推するとともに、主題を類推することができたか

を見ているようです。

今回の文章の「主題」とは、

自分の弱みを自覚しつつも相手に寄りそいたいと考える少年に対して、重い過去を抱えつつも誠実に向き合おうとする少女の姿。

というものでした。

今回の物語文はですね、まず「とにかく長い!」というのが特徴的でした。
過去最長なのでは?
愚直に前から読んでたら「あれ?まだある?まだあるぞ?」とページをめくるたびに焦ってしまうかもしれません(;^ω^)
ちゅりぷ子、今回読んでみましたが、めちゃくちゃ読み応えありましたw
高校生の会話文がメインなので読むのはつらくないですけどね。

そして、高校生の男女の心情の読み取り、なかなか難しかったのかもしれません。
大問3に比べて正答率は軒並み低かったです。

小問(1)はまさかの語彙問題!
「茶化す」と「したり顔で」の意味としてふさわしいものを選べ、というもの。
大人には常識のような言葉ですが、小学生にはちょっと難しかったみたいですね。
したり顔の正答率は15%でした。

心情の読み取りの選択問題がこれでもかと出ました(;^ω^)
心情読み取りの苦手な子にはきつかったかもしれません。
大人びている子にはラッキー問題だったかもですね。

桜子は大人びているんですが、物語を多読してきたせいで「脳内自動補完機能」を身につけてしまっていてですね、結構間違えていました。
なんだろう、行間を読みすぎる、いや脳内で作成しちゃうんですよね、新たなストーリーをw
このあたり国語の先生に相談中です。

題材は『翼の翼』でおなじみ朝比奈あすか先生の今年の新刊『ななみの海』です!
ちゅりぷ子、ほんのちょっとの分量読んだだけで、心を揺さぶられました。
泣ける・・・。
人の繊細な感情を書くのがやはりお上手ですね。

桜子は4月にこちら読書済みでした。
binbojuken2023.hatenablog.jp
既読だったんだからもう少しできてほしかったんですが、ダメでしたねえ。
既読作品の出題も良し悪しかもしれません・・・。

算数

算数は平均点が前回とほぼ同じでした。
ここ4回ほど73~74点で平均点が唯一安定している教科です。すごい。
大問1が計算、大問2が1行題、大問3~7が文章題という問題構成でした。

★大問1:計算問題

5問構成です。
整数の計算。
小数の計算。
分数の計算。
小数と分数の入った計算。
小数と分数の入った逆算。

(1)は2023の素因数分解を暗記していたら瞬殺の問題でした。
自分の受験年の素因数分解を暗記するのは、どうやら中学入試では常識みたいです(;^ω^)
「2023=7×17×17」これは2023年組は暗記しといて損ナシですね。
ちなみに2024は2×2×2×11×23、2025は3×3×3×3×5×5、みたいです。
あ、桜子は愚直に計算して、正解していました(何分かけたんだ~w)。

今回は単位換算問題ナシでした。
正答率は(5)以外80%超え!
パーフェクトでいきたいですね。
桜子は間違えてましたけどね(5)。

★大問2:一行問題

方陣算、場合の数、濃度、速さ、仕事算、数列、立体の切断の計7問でした。

数列と立体の切断が正答率20%台とやや難しかったようです。
その2問以外は正答率6割を超えており、基礎問ばかり。
全問正解したいところ。

★大問3:消去算

高さの違う円柱ABCがあり、それぞれの高さは不明だが、それぞれをいくつか積んだときの高さが分かっている、というもの。
まったく難しくないですね。
正答率は6割越えです。

★大問4:年齢算

年齢算の典型問題。
家族の年齢の合計が分かっていて、何年後には誰かと誰かは何倍になる、的なやつです。
なんか3、4年生の頃にトップクラス算数でよく解いた思い出w

懐かしい。
正答率は意外と低く、(2)と(3)は30%台でした。

★大問5:平面図形

ある平面図形があり、相似比を使って、長さや面積を求める問題。
うまく相似図形を見つけ、その大きさの比を使って解いていく、というものです。
正答率は(2)は28%、(3)は13%でした。
難しめでしたかね。

★大問6:倍数と数論

1から450までの数が書かれたランプがあり、消えている時に触れると光り、光っている時に触れると消えます。
Nの倍数が書かれたランプはすべてにそれぞれ1回ずつ触れることを「操作N」と呼びます。
・・・という条件のもと、各問いに応えていく問題です。

(1)は単純に「操作★」のときランプは何個光ってますか?的な簡単な問題。
(2)は「操作★」「操作☆」「操作●」と続けて行った場合、光っているランプは何個?というちょっとひねった問題。
倍数をベン図で整理して丁寧に解けばできたと思いますが、難しかったですね。
(3)は「操作1」「操作2」「操作3」・・・「操作448」「操作449」「操作450」と続けていった場合、光っているランプの数は?という問題。

(1)は正答率8割越え、(2)と(3)は6%でした。
(1)だけ解いて、他は捨てる、もアリだと思います。
でも、算数苦手子の桜子、(2)以外は今回できていました。
トライするのも一つかもしれません。

★大問7:数の決定

遊覧船Aは定員▭人、金額△万円
遊覧船Bは定員■人、金額▲万円
※それぞれの記号には数字が入ります

(1)200人が乗れるように遊覧船を借りるとき、もっとも金額が安くなるように借りたら、必要な金額はいくらか。
(2)300人が乗る場合、使える金額が100万までであったら、最も安い金額と高い金額はそれぞれいくらか。
(3)金額が最も安くなるように遊覧船を借りたところ、210万円だった。この団体客は何人以上何人以下か。

なかなか情報をきちんと整理して正答を導き出すのは難しいですね。
表などにまとめる力が必要です。
正答率は(1)は55%でしたが、(2)は9%、(3)はなんと1%!
(3)解けた子はかなりすごいです。

しかしこの最後の問題、実生活でも使いそうな算数ですよね~。
算数は生きていくのに必要な力だとよく分かる問題です。

社会

大問3つ構成。
大問1のメインは地理、大問2と3のメインは歴史問題でした。

★大問1:対馬をめぐる地理問題

離島に関する知識問題や、一部歴史知識を問う問題が出題されつつも、ほとんどが地図やグラフの読み取り問題でした。
暗記苦手っ子にはチャンス問題?
うちの苦手っ子も大問1は奄美大島を間違えたぐらいでしたw
地理の知識、強化しないとです・・・。

★大問2:明治時代~大正時代の立憲政治

明治から大正における、立憲政治にまつわる歴史問題。
この時期の歴史知識も必要ながら、政治的な史料の読み取り力も問う問題が多かったです。
とにかく史料がたくさん。
これをまじめにしっかり読んでいたら、大問3を解く時間が無くなります(桜子のことですw)。
大問1に比べると正答率の低い問題が多かったです。
近代、しかも政治については苦手とする子も多いのでしょうね(これまた桜子のことですw)。

★大問3:日本と唐の交流に関する歴史問題

平安時代の僧・円仁に絡めて、日本と唐の交流にまつわる問題でした。
最初にかなり長い円仁の紹介文章がありw、(1)はまさかの読み取り問題。
国語のようでしたww
ただ、ずっと国語問題のわけがなく、しっかり歴史知識問題が出題。
なかなか難しい問題も多く、正答率10%台の問題が3問もありました。
大問3が一番難しかったようです。
また、終盤は無答率も上がっていき、最後まで行きつかない子も多数いた模様(桜子ですw)。
社会もスピードがかなり大事。
そろそろ問題の取捨選択も大事かもです。

理科

理科は前回が平均点高めだったため、がくんと下がり6年生ワースト2でしたね。
難しかった模様。
大問5つ構成。
記述は今回もたった1問でした。

★大問1:岩石と地層

岩石と地層にまつわる主に知識問題が出題されました。
一部その知識を用いての図の読み取り問題(地層の図から環境の変化を推測)も出ました。
正答率は大半が6割を超えていて、そのあたりは全問正解したいところです。
そろそろ岩石の名前や特徴は完璧にしておかないとですね。
binbojuken2023.hatenablog.jp

★大問2:音の聞こえ方

モノコードを使った実験問題。
グラフと表の読み取り問題です。
情報を整理して着実に解きたいところ。
正答率もすべて5割を超えており、簡単でした(桜子は間違えまくってました)。

★大問3:光合成(実験とグラフの読み取り)

二酸化炭素濃度、光の強さ、温度を変化させ、光合成がどのように変化するかを調べる実験。
条件を整理し、実験結果を読み取って解く問題。
実験の読み取り自体はそこまで難しくないはずです。
正答率は高いものが多かったですが、一部30%台のものもありました。

★大問4:太陽の動き

地球上のいろいろな地点から観測される太陽の最高高度と通り道について調べた問題。
高度と緯度との関係や、各地点での見え方の問題など、地学苦手っ子にはかなり厳しい問題でした(;^ω^)
途中までは正答率高めでしたが、最後の2問は突然正答率1桁と難しかったようです。
場所、時間が変化した時にどうなっているか、を想像するのはなかなか難しいようです。

★大問5:「さびた鉄」の実験問題

「さびた鉄」と「炭」を混ぜて加熱すると、「さびた鉄」は酸素を奪われて「できた鉄」になり、「炭」は「さびた鉄」から奪った酸素と結びついて「二酸化炭素」になる。
この「さびた鉄」や「炭」の重さを変えて、「できた鉄」と「二酸化炭素」の重さの関係を調べる実験の問題。
公開模試最後でいつも出るような計算問題系です。

前半の(1)~(3)までは簡単。
毎度のパターンで後半の(4)から条件が加わり複雑になり、ガクンと正答率が下がります。
今回は(4)の問1までは正答率60%超えでしたが、(4)問2が13%、(5)18%、(6)6%の正答率でした。

もうこの手の問題は絶対出るので、しっかりマスターしたいところですね。
全然できてないですけど(;´Д`)

この模試で前期は終了!

この回で、前期の公開模試は終了です。
長かったようなあっという間だったような・・・。
夏前に成績を落とした人、上げた人それぞれだと思いますが、どっちの方がいいんですかね?
やっぱり子供のタイプによるのかな?
奮起するタイプなら、成績下落は夏期講習への良い起爆剤となりそうです。
慢心するタイプなら、成績アップで迎える夏は危険かも?

今回の結果までで日特内のクラスが決まるのかな?
ちょっとよく分かりませんが、諦めていた冠日特の受講許可が出る人もいると思います。
あと、夏期講習の集合難問クラスへの参加許可も!

志望校判定結果が出るだけではなく、前期最後のこのテスト、結構大事だったんですよね。
まあ桜子は前回より下げちゃいましたけどw
この時期はみんなが頑張っているので、なかなか上げるのは難しいですよね。

とはいえ、課題もはっきり見えてきたので、夏の苦手潰しで活用したいところですね。
桜子はとにかくまずは理科~!
binbojuken2023.hatenablog.jp
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