今日は、日能研6年生第5回(5月29日実施)公開模試の出題内容を振り返るものです。
来年以降の後輩に向けて!
まとめてみたいと思います。
日能研全国公開模試(6年生・5/29)概要
今回も前回に続き「志望校選定テスト」との副題付き!
MY NICHINOKENの結果に「志望校選定グラフ」のタブが出現しており、偏差値から見たオススメ校が載っていたりします。
↑
桜子の今回の、1月と2月1日のおすすめ校。
偏差値は前回よりアップしましたが、ラインナップは全く同じでした。
ただ、前回に比べ上昇レンジ・下降レンジともに幅がだいぶ伸びておりました。
前回は超幅が狭かったんですけど、今回は桜子としてはかなり広めでした。
去年のPRE選定テストでも幅狭めだったのに、なんで今回だけ違ったのか・・・。
binbojuken2023.hatenablog.jp
理由は不明です・・・。
正答率高いところを間違えた数とか?
わからないです。
今度塾に聞いてみようかな。
前回(新6年生第4回)の出題内容はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
平均点
4教科→273.7点
3教科→227.1点
2教科→165.7点
国語→91.5点
算数→74.1点
社会→60.0点
理科→60.2点
4科目の平均点はまたも6年生最高点を更新。
前回よりもまたまた10点近く上昇。
簡単だったのかな?
理科も前回より10点以上アップ。
激高だった国語はやや下がるも結局平均90点以上をキープ。
またも国語得意な子には不利な模試でした・・。
参考偏差値
70 436点
65 399点
60 362点
55 325点
50 288点
45 251点
40 214点
※桜子の偏差値から割り出したものです。
この時の桜子の得点は38★点で、偏差値63.★でした!
2教科は22★点で、偏差値62.★でした!
詳しくはこちらをどうぞ↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
公開模試(6年生5回目)の出題内容
続いては、各教科の出題内容です。
国語
大問1~2が漢字と語句。大問3が俳句、大問4が詩、大問5が随筆文、大問6が物語文。
今回は韻文たっぷりでしたね。
★大問1:漢字10問
書き10問。
正答率が最も低かった書き→「ゼンテイ」答え:前提
正答率約46%。
今回は簡単な漢字ばかりでした。
どれも書けてほしいものばかり。
桜子さんは今回も1問間違えてましたが・・・。
★大問2:外来語
外来語を用いた慣用句に関する問題。
状況や意味が書かれた文章から、適当な外来語を用いた慣用句を選ぶというものでした。
日能研によれば
日常的によく目にしたり耳にしたりするものが多いので、さほど難かしくはないはずだ。
ですってw
一番正答率の低かったのは「ピリオドを打つ」(正答率36%)、続いて「メスを入れる」(正答率44%)。
そんなに難しいのは無かったので、難関校志望者は全問正解しないといけませんね。
桜子さんは一応難関校志望してますけど、1問間違えてました(´_ゝ`)
★大問3:俳句
飯田蛇笏や正岡子規などの俳句が5つ並べており、それぞれ空欄がある。
その空欄うめ(記号選択)や、俳句に関する基本的なルールや表現技法に関する問題が出題。
音数律(リズム)や、「季語」や「切れ字」(俳句)、「枕詞」や「句切れ」(短歌)などの特有のルール、「比喩」「体言止め」「倒置法」「擬態語・擬音(声)語」などの韻文によく用いられる表現技法など、この機会にていねいに整理して頭に入れておくとよいだろう。
だそうです。
★大問4:詩
草野信子「カレーライス」『互いの歳月』(しんふくい出版)より出題。
文章の長さ:2.5P
選択問題が5問。
詩の読解は、
内容を一文単位でとらえていくとよい。また、表現技法が使われている部分に着目することで、作者の感動がつかみやすくなる
ようです。
ちなみにこの詩の主題は、
いくつもの年月や経験をへて、ようやくわかった本当の優しさ。
というものでした。
最初の2問は詩のルール(形式や表現技法)に関する問題、残りは読み取りに関する問題という感じでした。
詩の形式に関しては、
「文語詩」と「口語詩」、「定型詩」と「自由詩」の違いは整理できている
かが大事です。
この形式に関する問題が最も正答率が低かったです。
★大問5:随筆文
出久根達郎「猫の犬」『作家と猫』(光文社)より出題。文章の長さ:2.5P
選択問題が2問。
抜き出し問題が1問。
記述問題が2問(30字・100字)
出題意図としては、
「体験」と「意見・感想」の読み分けを意識
できたかを見ているようです。
この読み分けは、
「意見」や「感想」の理由が「体験」になっていることが多い。「原因と結果」の視点が有効である。
とのことです。
この文章の主題は、
作者の知人夫婦が引き取った、散歩を好む風変わりな猫にまつわるエピソード。
というものでした。
一見100字の記述問題が難しそうに見せかけて、30字の記述の方が正答率も低く難しいです。
100字の方は3つの要素を全て押さえる必要はありますが、それぞれを見つけるのはそこまで難しくないはず。
記述以外の問題は正答率も高く難しくなかったようですね。
この題材となった随筆集『作家と猫』去年出たもののようです。
夏目漱石や谷崎潤一郎なども名を連ねている、猫づくしのアンソロジーのようです。
ちょっと面白そうですね(*^^*)
★大問6:物語文
いしいしんじ「果物屋のたつ子さん」『雪屋のロッスさん』(新潮社)より出題。文章の長さ:4P
抜き出し問題が2問。
穴埋め問題が1問。
記述問題が2問(60字・25字)
出題意図としては、
ストーリーだけでなく、「場面」や「できごとと登場人物の心情」などに注意
できたか、また
それぞれの「登場人物の性格」にも目を向けることが
できたかを見ているようです。
今回の文章の「主題」とは、
果物屋を営むたつ子さんと近所に住む画学生との心温まる交流。
というものでした。
60字の記述は、要素の一つが9%の正答率と全○をもらうのは難しかったようです。
桜子は、この9%の要素は書けていたのに、もう一つの67%の要素を入れ忘れるというダメっぷりでした(なぜ~?)。
穴埋め問題は、画学生の心情を四文字熟語で表せ、という問題。
四文字熟語の一部が隠れており、そこに当てはまる漢字を答えよというもの。
答えは「自暴自棄」。
正答率は37%と、やや低めでした。
算数
算数は平均点が前回とほぼ同じでした。
大問1が計算、大問2が1行題、大問3~7が文章題という問題構成でした。
★大問1:計算問題
6問構成です。
整数の計算。
小数の計算。
分数の計算。
小数と分数の入った比の問題。
分数の逆算。
単位換算のある計算(㎡⇔㎠)。
どれも難しくないです。
分数の逆算が53%と唯一正答率7割切っていたぐらいでしょうか。
パーフェクトで瞬殺しないとダメです。
・・・桜子は1問間違えていましたけどねw
★大問2:一行問題
比例反比例、面積、多角形の角度、組み合わせ、集合算、表面積、公倍分数の計7問でした。
最後の1問、公倍分数だけ正答率3割を切り、やや難しかったようです。
それ以外は基礎問ばかりで、Rクラスはパーフェクトにしたいところ。
※桜子は大問2、2問も間違えておりましたw
★大問3:売買算
典型的な売買算の問題でまったく難しくないです。
正答率は(1)~(3)まで55%超えでした。
★大問4:N進法
N進法を使って解く典型的な問題。
N進法の理解がきちんとできていれば、(1)~(3)まで解けるはず。
正答率は(1)59%、(2)34%、(3)27%。
(1)は死守したいですね。
桜子さん、N進法は得意らしくなんとパーフェクトでした(*^^*)
★大問5:対角線と平面の性質
六角形があり、その対角線の数を答えさせるのが(1)。
対角線の交わる点の合計数を答えさせるのが(2)。
(2)の点と六角形の頂点2つを使ってできる三角形の数を答えさせるのが(3)でした。
(3)は難しかったようで、正答率なんと2%(;^ω^)
できる子はすごいな~。
★大問6:円柱と水位
3つの円柱型の容器ABCがあり、底面の半径は同じだが、高さがそれぞれ違う。
Cの容積はAより~㎤大きく、BはCの2倍より~㎤小さい。
ABCにそれぞれある条件のもと水を入れ、さらにそこから水を移し合ったりして、3つの容器の水面の高さを同じにしたとき、その水面はCの高さより△cm低いものでした。
という問題ですw
(1)はCの高さとAの高さの差を求めなさいというもので、簡単でした(正答率52%)。
(2)と(3)はどちらも正答率1桁%の問題でなかなか解くのは難しかったかな?
状況が複雑で、読んでるだけでめげる子もいたかもしれません(;^ω^)
これを丁寧に情報整理しながら解いていく必要があります。
この丁寧さに加えて根気もいる感じ、難関校では出題されますよねぇ。
桜子はもちろん(1)のみでギブアップでした。
★大問7:比の決定
5キロまで目盛りが振ってある不正確なはかりAとBがあり、同じ重さのカゴを載せたところ、Aは○gを指し、Bは△gを指した。
そのまま、Aには商品Pを、Bには商品Qを載せたところ、2つのはかりは同じめもり▭gを指した。
PとQ を正確なはかりではかったところ、その差は●gだった。
※○や△などの記号には実際はちゃんと数字が入ってます
(1)はAとBに載っているモノを正確なはかりではかったら、比はどうなるかという問題。
(2)はPを正確な重りではかると何gかという問題。
・・・「不正確なはかり」だと?w
これまたもう情報整理の段階で詰む子が続出しそうな問題でした。
正答率は(1)は9%、(2)は2%でした。
いや~、今回は大問6(2)以降はなかなか厳しかったんじゃないでしょうか。
社会
大問3つ構成。
歴史1題、地理1題、時事問題?1題。
★大問1:江戸時代の歴史問題
本科授業でやったばかりの江戸時代から出題。
江戸時代は長いですし、色んな切り口から出題されますから、まあまあ難しいですよね。
今回は、江戸幕府の成り立ちと鎖国、綱吉時代と三大改革、開国と倒幕、とまんべんなく出ましたw
ほとんどが知識問題で、一部資料の読み取り問題が出題されました。
歴史では頻出?の時代順並べ替え問題が出ましたが、正答率は35%とやや低めでした。
歴史で一番正答率が低かったのは、江戸時代の都市の様子としてふさわしくないものを選べという選択問題でした。
答えは「街道に設けられた関所付近には門前町が発達し・・・」というもの。
門前町が発達したのは寺社の前ですね。
正答率28%と社会にしては低めの問題でした。
しっかり細部の知識まで身につけておかないと、ふさわしくないもの、はきちんと選べません。
★大問2:日本の自然地形
日本にあるおもな自然地形のうち、高地、高原、丘陵、諸島などが取り上げられました。
こちらも基本的に知識問題ばかりです。
一部図の読み取りのような問題も出ました。
もっとも正答率の低かったのは地図から「丹波高地」を書かせるもので25%でした。
続いて「阿武隈高地」を書かせるもので正答率34%。
桜子の解答は「たんば高地」「阿武くま高地」で正答でしたが、完全にひらがなに逃げていました(;^ω^)
★大問3:日本の貿易や経済にまつわる問題
2月4日の日経新聞の記事の一部が載せられており、それについて様々な問題に答えるというものでした。
新聞の一部が空欄になっていて、アメリカの大統領や、現在の日本の首相の名前を答えさせるといった、時事問題が複数出題されました。
輸入や生産地の地理知識問題もありつつ、上述のような時事問題も。
また、公開模試でおなじみの世界地理問題も出ましたよ。
今回はサウジアラビアとアラブ首長国連邦の位置を答えさせる問題でした。
桜子さんアラブ首長国連邦の位置間違ってた(;^ω^)
最後の問題は、新聞の読み取り問題でした。
難しくなかったので正答率も高めでしたが、やはり新聞を読むことに日ごろから親しんでおくことは重要かもです。
それにしても、「バイデン」大統領は正答率78%だったのに対し、「岸田文雄」は48%でした。
文雄が難しかったかな?
桜子は「岸田ふみお」って書いて丸もらってました・・。
こういった時事問題の知識を身につけるためにも、週1回届く読売KODOMO新聞、おすすめです(*^^*)
新聞のおかげか、桜子が間違えたのはアラブ首長国連邦の位置だけでしたw
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理科
理科は前回より平均点が10点以上も上昇し、6年生最高点でした。
易しかった模様。
大問5つ構成。
記述は今回もたった1問でした。
★大問1:水溶液の中和反応
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜる実験問題。
前半は水溶液の中和反応の知識問題でした。
後半は実験の読み取りですが、中和反応の基本が理解できていれば難しくないはず。
正答率が低いものはありませんでした。
桜子さんは、この二つの水溶液を混ぜるとどんな物質になるか?という正答率76%の超基礎問題で間違ってました(;´Д`)
ほんと、理科の知識問題に弱いやつ・・・(むしろ点を稼いでほしいのに)。
★大問2:熱の伝わり方と風の関係
風が吹く仕組みを調べる実験を通して考える、熱の伝わり方や風の吹き方に関する問題。
大問1同様、正答率が低い問題がなく、まったく難しくありませんでした。
熱の伝わり方と、それにともなう空気の動き方(風の動き方)の基礎知識があれば解けると思います。
★大問3:金属の温度変化による体積変化(実験の読み取り)
実験とその結果、またそれにまつわる図や表があり、それの読み取り力を見る問題でした。
情報をきちんと整理すれば解けます。
正答率は最後の一問だけ20%と低めでしたが、あとは軒並み高めでした。
★大問4:鳥と昆虫の関係(実験とグラフの読み取り)
実験結果をもとに、鳥とこん虫の色の関係について、とらえようという問題。
実験内容の読み取り、図やグラフの読み取りがメインでした。
実験の内容だけで2P弱使っており、読み取るのも骨が折れるかも。
複数の実験を俯瞰してみて、どういう結論が出せるかを読み取らせる問題も。
読解力も大事ですね。
知識は問われない系の問題です。
桜子おかげでパーフェクトでした(*^^*)
★大問5:水深と圧力とゴム風船の体積(表の読み取り問題)
水深と圧力と沈めたゴム風船の体積の数値が表にまとめられており、そこから規則性等を見出して解く問題。
公開模試最後でよく出るような計算問題系ですね!
前半の(1)~(3)までは簡単なので正解したいところ。
これまた毎度のパターンですが、後半の(4)から条件が加わり複雑になり、ガクンと正答率が下がります。
今回は(4)22%、(5)3%、(6)1%の正答率でした。
桜子は、(3)までで時間切れとなり、(4)以降は取り組むこともできなかったようです(;´Д`)
最後のこの3問は無答率も高かったので、最後まで行きつかなかった子は結構いたのかなと思います。
理科はスピードも結構大事なんですよね。
問題文や実験の説明が超長いので、たしかに30分であれをすべて読んで解くのは大変だと思います。
日ごろから時間を計って栄冠をするなどして対策しないとダメですね。
次回はいよいよ前期ラストで、最初の志望校判定模試!
次回の公開模試は前期ラスト!
6年生初の外部会場模試で、前期ラストです。
それだけではなく、6年生最初の志望校判定模試なんですよね~。
いやーほんと、受験生色が濃くなってまいりました。
後期日特のコースも先日申し込みが終わりましたしね。
もういよいよ「習ってない範囲がない」状態になるわけです。
あとは「穴」を探しながらどんどん埋めていくフェーズになっていくんですね。
・・・とか言ってますけど、まだ公民もまったくやってないですし、まだまだこれからですけども。
次回の志望校判定テストも頑張ってもらいたいですね。
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