貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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桜子が最近読んだ本(5年生3月③)

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春講、ひーひー言いながら通っている桜子さんですが、家庭学習時間は減ってしまっている気がしてなりません。
とはいえ、塾の拘束時間が長いので、あまりぎゃんぎゃん言うのもなと思い、そっと見守ってます。

春休み中に仕上げると言っている自由研究に取り組んだり、そのための読書にいそしんでいます・・。
良いんだろうかこんな感じで(´_ゝ`)
母は知りませんぞ。

で、読書感想文はもう終わらせたそうですが、その題材にふさわしい本を探すべく?手あたり次第小説を読みまくっておりました。
今月ももう終わりですが新たに3冊読み終わったそうなので、記しておきたいと思います。

前回の桜子が読んだ本(5年生3月②)はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

最近読んだ本3冊

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桜子が読んだ本は、この3冊です。
1冊は去年ベネッセの応募者全員本プレゼントキャンペーン?でいただいたもの。
以前、妹の薫子用にもらった『学校の怪談』を読んでいましたが、ずっと放置していた桜子用にもらった方の小説を読んでました(家に読む本がなくなって仕方なく・・・)。
binbojuken2023.hatenablog.jp

あとの2冊は2022年入試で出題された作品です。
どちらも中受沼界隈でよく見かけたので図書館で借りてみました(*^^*)

結果、3冊とも非常に面白かったようで、どれも2日間程度で読んでしまったようです。

『教室に並んだ背表紙』/相沢沙呼

まずはこちら。
2022年入試で多く出題された1冊です!
駒場東邦、慶應普通部、桐光学園で出題されたようです。
2校が男子校ですね。
心情理解が問いやすい題材だったのかもしれません。

Amazonの紹介文↓

「私は欠陥品なのかもしれない。自分が大人になれるって、無条件で思い込めるみんながうらやましい」(本文より) 中学校の「図書室」を舞台に、クラスへの違和感や未来の不安、同級生に対する劣等感など、“読書”との出会いで変わっていく少女たちの思春期の心模様を繊細に描き出す全六編の連作短編集。

オムニバス形式の短編集です。
「読書と出会うことでの変化」は本好きにはたまらない設定ですね。
どのお話も女子生徒の心の成長を描いています。
なので、男子校の題材にされやすいのでしょうねw

こちらの本、なんと2022年入試の題材文として予想されていたようです↓
chugakujuken.net

このサイトによると、著者の作品は他の作品もかつて入試の題材図書になったようです。

桜子はたぶん初めましての作家さんでしたが、他作品も好きそうですね(*^^*)

「おもしろいんだけど、ちょっと暗い」というのが桜子の感想でした(;´∀`)
まあ家庭に問題あったり、不登校だったり、そういうの題材にするの好きですから、中学入試。
自分が置かれた環境と違う立場の人の心情を読み取ろう、「他者理解」というのが狙いですよね。

『ラストラン』/角野栄子

2冊目はこちら。
上述した通り、ベネッセの本差し上げますキャンペーンでいただいた本。

Amazonの紹介文↓

やっちゃおうかな、そうよ、私のラストラン!74歳のイコさんは、真っ黒なライダースーツに身を包み、真っ赤なオートバイを走らせる。目指すは、幼い頃に死に別れてしまった母親の生家がある岡山。東京から約640kmの快適な旅。古い写真を頼りに、当時の姿で残っている家をようやく探し出す。そこで出会ったのは、12歳の姿をした母親の幽霊!?なぜか気が合った2人の旅が始まる―。『魔女の宅急便』の著者が贈る自伝的小説!

桜子は3年生だか4年生だかの時に、角野先生の『魔女の宅急便』シリーズにハマったので、喜ぶと思いちゅりぷ子が勝手にチョイスしたのですが、ずーっと読んでくれず本棚にささったまんまになっていたんですよね。
それが、この春休みの乱読タイム(読書感想文の題材探し)で再発見され、読むことになったようです。

魔女の宅急便は小学校中学年あたりで読むのがおすすめです(*^^*)
桜子は夢中でシリーズ一気読みしましたよ。
binbojuken2023.hatenablog.jp

で、久しぶりの角野先生の作品。
ちゃんと「幽霊」も登場するファンタジー作品です。
桜子はものすごくおもしろかったようで、一気読みしていました。
ごはんとお風呂の合間の隙間時間などにもテレビ無視で夢中で読んでいる姿が散見されました。

「すっごくおもしろかった!角野栄子大好き!」

とのことw
半年以上放置したのは誰でしたっけ?
こちらの小説は角野先生の自伝的小説でもあります。
他の自伝的小説や角野先生のエッセイ本なんかも読んでみてもらってもいいかもな。

自身の戦争体験をベースに描いた作品↓

トンネルの森 1945

トンネルの森 1945

Amazon
エッセイ↓

どれもよさそうなので、次に薦めてみたいと思います。

『ハリネズミは月を見上げる』/あさのあつこ

3冊目はこちら。
豊島岡で2022年入試で出題された本です。

Amazonの紹介文↓

高校生の満足度、驚異の93%! 瑞々しい成長の物語に、圧倒的共感。世界の色を変えてしまう。人生にはそんな出会いがある。16歳の夏、誰にも似ていない彼女に、私は出会った――。引っ込み思案な鈴美と、凜とした雰囲気を纏う比呂。正反対に見える二人の結びつきは、周囲の大人を変えていく。著者名を隠した事前アンケートを実施。同世代の高校生から熱狂的な支持を得た青春小説が登場!

『バッテリー』でおなじみの、あさの先生の作品です。
桜子は、あさの先生、初めましてだったかな・・?
『バッテリー』シリーズは何度も進めているのですが、いかんせんスポーツものに興味がない桜子は読んでくれませんでした。

今回の『ハリネズミ~』は楽しく読めたようです。
思春期女子の繊細な心情が描かれていて、出題されたのは女子校でしたが、男子校志望者こそ読むと良いと思われる本です。
女子の複雑な心情、問われますからね~(*^^*)
「行動とは裏腹な本心」の心情読み取り、好きですよね~。

桜子は普通に読んで普通に楽しんでおりました。
・・・が、

「入試に出る本ってさ、登場人物自殺しようとしがちじゃない?」

との感想w
「今年の入試に出た本だよ」と言って一緒に渡した前述の『教室に並んだ背表紙』との共通点を発見したようです(;^ω^)
うん、まあ家庭環境が複雑だったり、学校生活でうまくいってなかったり、そういう要素、必要なんだよ大体。
まあ、『ハリネズミ~』は

「恋愛要素が入ってなくてよかった(*^^*)」

とも言っていましたw
どんだけ恋愛要素嫌なんだよ。
少女漫画読めないタイプだなコイツ!

「もう小説は読むな」と言われてしまったけど・・・

先日、日能研の保護者会で国語の先生が、

「国語の成績上げたいなら読書を絶対してください。6年生でも読書の時間をとってください」

と熱弁をふるっておりました。
ジュクコ先生↓も常々おっしゃってますしね。
binbojuken2023.hatenablog.jp

で、国語の先生は続けて、

「男子は物語をたくさん読んでください。現時点で読書が好きな女子はもう小説は読まなくてよろしい!」

と。

や・ば・い・・・。

先生曰く、小説を多読する弊害もあるのだそうです(;^ω^)
頭の中でストーリーを勝手に創作し始めるのだとか?
それが特に物語文以外のタイプの問題で悪く作用するとかなんだとか・・・。
問題文を勝手に装飾してとらえたりするんだとかなんだとか・・・(読書ダメと言われて頭真っ白で肝心な部分よく覚えていないw)。

読書好き女子は今後は、随筆や論説文を読めとの指示でした。
何度も桜子にすすめて挫折したやつですね・・(;´Д`)
ちくまプリマー新書とか、随筆とか、何度も渡して読んでもらえなかったんですわ。
困ったなあ。

とりあえず興味を持てそうな新書系や随筆を与えつつ、今後は近代文学にトライしてもらおうかな。
難関校や上位校の女子校ってさらーっと近代文学作品が出てきたりするんですよね。
教養としても大事だし、芥川や漱石、鴎外、志賀直哉あたり読んでもらいたいなと思います。
たぶん、こういった小説は禁止されていないはずです。
語彙力つくしね。
読んでくれるか不安ですが・・(;´Д`)

とりあえず、春休みの間はまだ図書館で借りた小説がわんさとあるので、そちらを読み続けるそうです(;^ω^)
ま、いいか。