貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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【日能研5年生】公開模試第12回(1月9日)の出題内容

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昨日から千葉入試始まってますね!
昨日は市川中学の日でしたね。
今日は東邦大東邦、明日は渋幕ですね!
桜子も来年、どこか受けることになるのかな?
女子校志望なので国府台女子とかでしょうか?
日能研からは色々おすすめされましたが、全然千葉の学校に見学へ行けていないので悩ましいです。
どちらかといえば埼玉が近いので前受けは埼玉だけでいいかな・・・と今のところは思っていますが(;^ω^)

さて、今日は、日能研5年生第12回(1月9日実施)公開模試の出題内容を振り返るものです。
来年以降の後輩に向けて!
まとめてみたいと思います。

日能研全国公開模試(5年生・1/9)概要

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5年生さいごの公開模試です。
全12回の12回目。
5年生の集大成ともいうべき模試でしょうか。

ちなみに前回第11回の出題内容はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

平均点

4教科→283.6点
3教科→218.1点
2教科→162.3点
国語→81.6点
算数→80.6点
社会→64.9点
理科→54.8点

参考偏差値

70 433点
65 396点
60 358点
55 321点
50 283.6点
45 247点
40 210点

※桜子の偏差値から割り出したものです。

この時の桜子の得点は38★点で、偏差値63.★でした!
2教科は22★点で、偏差値63.★でした!
詳しくはこちらをどうぞ↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

公開模試(5年生12回目)の出題内容

続いては、各教科の出題内容です。

国語

大問1~2が漢字と語句。大問3が短歌、大問4が詩、大問5が物語文。

★大問1:漢字10問

書き10問。
正答率が最も低かった書き→「ヨネン」答え:余念
正答率約30%。
桜子もバッチリ間違えていました。

★大問2:文法問題(言葉の用法・品詞)

10行ほどの文章に数カ所線が引かれており、それを元に言葉の用法に関する問いが5問、品詞の識別にまつわる問いが5問。
助詞の「の」と助動詞の「ない」の用法の問題は正答率が低めでした。

★大問3:短歌

4首の短歌が載っており、それについて答える問題。
載っていた短歌の歌人は以下の4人。
斎藤茂吉、藤原家隆、三統元夏、川浪磐根。
選択問題が4問。
抜き出しが1問。

短歌は想像力がとても大事ですね。
短い言葉で何を表現しているのかしっかり想像して読み取る必要があります。
得手不得手が分かれそうです。
桜子は後者(;^ω^)
少しでも読み取れるように、季語は知っておきたいところです。
いつの季節の歌ですか?というようなそのものズバリな問いも多いです。

★大問4:詩

出題されたのは金子みすゞの「ながい夢」という詩。
選択問題が3問のみ。
出題意図としては、

題名に込こめられた意味や気持ちを表す言葉、また使われている表現技法や詩のリズムなどにも目を向けながら主題をとらえ

られたかを見ているようです。

詩の表現技法(擬人法や体言止め、対句、押韻など)は押さえておいた方がいいでしょう。
使われている表現技法をすべて選べ、という問いは「すべて」が難しかったようで正答率が低めでした。

短歌と同じく詩も読み取るとき想像力が必要です。
桜子は苦手のようで、ぜんぜんこの詩の言いたいことを読み取れていませんでした。

★大問5:物語文

井上靖『夏草冬濤』(新潮社)より出題。
文章の長さ:8P
選択問題が4問。
抜き出し問題が4問。
記述問題が2問(50字・35字)

出題意図としては、

登場人物どうしの関係や、場面の移り変わりにも目を向けながら、主人公の気持ちや気持ちの変化をとらえるようにして読み、主題をさぐ

れたかを見ているようです。

『天平の甍』『しろばんば』『あすなろ物語』などで有名な作家・井上靖さんの作品から出題されました。
『夏草冬濤(なつぐさふゆなみ)』はちゅりぷ子も未読でしたが、『しろばんば』の続きともいえる、作者の自伝的小説のようです。

少し時代が古いため小学生には難しい語彙も含まれましたが、さらりと読める難易度の文章です。
エリート街道を進む主人公(中学生)が故郷に戻り、小学校までしか出ていない友人にばったり出会い、「俺たちの子と見下してるんだろ」「中学校へ行って変わってしまった」と当てこすられる話です(意訳)。
この内容を中学受験する小学生に当ててくるとは・・・という感じがします(;^ω^)
ある意味主人公の気持ちは想像しやすかったかもしれません。

5年生ラストともなると、選択問題の難しいこと難しいこと。
複数選ぶものが増えるため、正答率が著しく下がっています。
選択問題で1問3つ選ぶ問題が出ましたが、正答率は2割未満と、選択問題としてはかなり低めでした。
次に正答率が低かったのは「2つ選べ」というもので、正答率3割未満。
やはり複数選択は子供には難しいです。

一つのみ選ぶ問題でも、すごくややこしいひっかけ文章がこれでもかとくるので、うっかり者にはきついです(;^ω^)
一番難しいのは「すべて選びなさい」というパターンですが、ここではありませんでしたね。

いや~、国語の選択問題もどんどん難しくなっていきますなあ。
記述問題も条件が増えていたりしますしね。
出題文時代の難易度はそこまで上がっていませんが、この先も厳しい道のりが待っていそうです。

それにしても、井上靖、桜子読んだことない気がします。
読みやすいですし、今度与えてみようかな。
やっぱり小学生には『しろばんば』ですかね。

ハマれば続く『夏草冬濤』、『北の海』も読めるかな?

算数

大問1が計算、大問2が1行題、大問3~8が文章題。

★大問1:計算問題

計算問題が6問構成です。
整数の計算。
分数の計算。
小数の計算。
分数と小数の計算。
分数と小数の逆算。

今回は珍しく単位換算がありませんでした。
いかに早く小数と分数を置き換えられるか、どちらに置き換えて解く方が早いか判断できるか、がカギだと思います。
桜子は2.5を焦るあまり1/4にしてしまい、単純な計算を間違えてしまいました。
小数のまま解こうとせず、工夫しようとした気持ちは大事ですが、間違えたら意味ないですね。
逆算は必ず検算してほしいです。

★大問2:一行問題

単純な四則問題、倍数、通過算、時計算、角度、面積の6問でした。

序盤の正答率は高めで、基礎的な問題ばかりでした。
最後の角度と面積の2問は、正答率が20%台と急に低め。
大問2は基本問題のみのことも多いですが、こんな風に、急に難易度の高い問題が紛れていることがあります。
基礎クラスにとっては(6)は捨て問だったかもしれません。

★大問3:三用法

落とした高さの40%まで跳ね上がるボールを6mから落とした場合、どうなるかの問題。
難易度は低く、正答率もかなり高めでした。

★大問4:旅人算

旅人算の基礎的な問題でした。
正答率は高め。

★大問5:面積

正方形の内側や外側に円を描いた場合の、面積を求める問題。
(1)は正方形にぴったり入る円が描かれており、正方形の1辺の長さが分かるので、面積と円の面積をただ求められれば答えを出せる、超基礎的な問題。
(2)は正方形がぴったり入る円が描かれており、円から正方形を引いた面積を求める問題だが、正方形の1辺の長さしかわからないという問題。
正方形は対角線×対角線÷2で求められることを使って解いていく。
難しかったようで正答率はなんと2割でした。

こういう(1)はめちゃくちゃ簡単で、(2)が手強い、という大問が公開模試は多いです。

★大問6:規則性

ある規則にのっとって、数を書いた円をピラミッド型に並べていくとき、○段目の○番の数字を求める、といった問題。
(1)は書き出すだけでもすぐに解ける超易問で正答率は約9割。
書き出す数もかなり少なくて済むので、サービス問題でした。
問題の条件、並べ方のルールさえ分かっていれば解けます。
(2)からは規則性を自分で式にできないと少し厳しいかな。
正答率は5割未満。
(3)は難問。
正答率5%なので、捨問だと気が付けるかがカギです。

★大問7:場合の数

1cm×1cmの正方形、1cm×2cmの長方形、1cm×3cmの長方形、この3種類の図形を使って、サイコロの展開図を埋める、というもの。
きちんと条件整理して、抜け漏れなく見つけ出すのが小学生には難しいんですよね~。
重複してしまったり、足りなかったり。
(3)は正答率2割未満と難しかったようですが、難問ではありませんでした。

★大問8:点の移動

並び合う大きさの違う正方形2つの上を点PとQが一定の速さで動くときに各問いに答える、というもの。
(2)まではそこまで難しくないので、解きたいところ。
(3)はたどり着けなかった子もいた(無答率6割越え)せいもありますが、正答率1%の超難問でした。
これにうんうん取り組む時間があったら、桜子には大問1の検算をしてもらいたかったです。

社会

大問3つ構成。大問1が歴史、2が地理、3が時事問題(?)です。
記述は0問でした。

★大問1:江戸時代の終わりから明治の初めの日本の様子

江戸時代の終わりから明治時代の初めにかけての外交や政治の動きについて出題されました。
書き問題としては「徳川慶喜」「版籍奉還」「廃藩置県」が出題されました。
廃藩置県につられて、版籍奉還を藩籍奉還と書いてしまった人もいるかもしれませんね。
一番正答率が低かった問題は、西南戦争の起きた時期です。
まだその範囲の育成テストが実施されていなかったせいでしょうか(;^ω^)
西南戦争のきっかけとなったのは、徴兵令と廃刀令です。
とりあえずこの2つよりも後であるということは覚えておきたいところ。
この知識さえあれば解けた問題でしたねえ。

★大問2:日本各地の湖

日本の湖5つが示された地図がまず描かれており、その湖たちにまつわる問題が出題されました。
5つの湖とは宍道湖(島根県)、サロマ湖(北海道)、琵琶湖(滋賀県)、浜名湖(静岡県)、野尻湖(長野県)でした。
そろそろ湖についてはしっかり押さえておいてくれというメッセージでしょうか?
歴史に入っても、定期的に白地図をやる必要がありますね。

琵琶湖と野尻湖にまつわる問題が正答率も低く難しかった模様です。
野尻湖は、野尻湖だと分からなかった子が多かったのかも(うちの子ですw)。
あと、地味に県庁所在地を答えさせる問題が出ました。
県名と県庁所在地名はいい加減完璧にしておかなくてはいけません(常識?)。
桜子「島根市」って書いてました(;´Д`)

★大問3:お金にまつわる問題

2024年に新紙幣が出るニュースを元にして、新紙幣に描かれる人物3人にまつわる問題が出ました。
また、キャッシュレス決済の仕組みや日本銀行に関しての問題も。
どれも常識的な問題ばかりで、正答率は軒並み高かったです。
そんな中最も低かった問題は、新1万円札に描かれる人物の写真を選べというもの。
なんと正答率5割。
予想外に低くてびっくりしました。
えーみんな知らないの?栄一の顔???
桜子はちょうど直前に「読売KODOMO新聞」でお金特集を読んでいたらしく「超ラッキーだった」と言っておりました。
社会には効果てき面ですKODOMO新聞。


理科

大問5つ構成。
記述はたった1問でした。

★大問1:天気

日本付近の雲の様子と天気にまつわる問題。
天気図から季節を問うものや、天気図を元に各地の天気を答えるものなどが出題されました。
冬型の気圧配置を「西高東低」と呼ぶことなどは知っておいてほしかったですね。

★大問2:電流と方位磁針問題

おなじみの、電流によって方位磁針はどっちに傾くか?という問題です。
傾く方向の決まりや、回路図を見て電流の強さの読み取りなどができればどれもそんなに難しくなかったと思います。
正答率も高めでした。

★大問3:酸素の発生(グラフや実験の読み取り)

過酸化水素水に二酸化マンガンを加えて、発生する酸素を調べる実験。
酸素の性質といった知識問題もありますが、大半はグラフや実験の読み取り問題です。
複数のグラフを合わせ見て答える問題が多かったです。
これまた正答率はどれも高めでした。

★大問4:月の満ち欠け

月の満ち欠けに関する問題。
月の欠け方による名称といった知識問題も。
太陽と月と地球が描かれた図から、月に当たる光の状況を読み取り、地球から見たときの月の形を判断する問題も出題されました。
ある形の月が南中する時刻や月がある位置からある位置まで動くのにかかる日数を求める問題は、正答率がやや低め(30%台)でした。

★大問5:植物の葉のつき方(図の読み取り問題)

植物の葉のつき方には規則性があり、それを図から読み取りその規則性を用いて問題に答える。
特に理科的な知識は必要なく、与えられた情報から規則性を読み取り、それを応用して解くだけ。
言葉を選ばずに言えば「地頭の良し悪しが出そう」と感じる問題(;^ω^)

最後の3問は無回答の比率も高く、どれも正答率1桁%台。
桜子もばっちり間違えていましたが、一緒に解きなおすと「あれ、そんな難しくないかも」と言っていたので、焦りながら時間に追われながらだと解けない系の問題なのかもです。

公開模試が全部終了!次は新6年生!!

5年生の公開模試はこれが最後でした。
12回全部完走できてよかったです。
振り返って見ると、どの教科も5年生の最初に比べてずいぶんと難易度が上がった印象です。
桜子の算数は5年生の難所以降、ずーっと悪いです。
それがとっても不安ですね。
次の公開模試は新6年生最初の週末にあります。
そこまでにしっかり5年生を復習できるといいんですけど(;´Д`)
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