貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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桜子が最近読んだ本(5年生10月②)

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今日は育成テストですね。
濃度も理科も激ヤバ、それを受けて時間の取れなかった歴史も絶望的!です(;´Д`)
まあいいや、育成テストは。
冬講でなんとかしてもらおう(塾頼み)。

さて、忙しい日々を送る桜子ですが、一応読書も継続中。
休憩時間に癒しとして読むので、好きな作家さんの作品ばかりです。

前回の桜子が読んだ本(5年生10月①)はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp

最近読んだ3冊

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桜子が最近読んだのは、この3冊です。
前回の2冊とこの3冊の合間合間に苦しみながら論説文対策で榎本博明さんの本を読み、挫折しました(;^ω^)
binbojuken2023.hatenablog.jp
実はまたこの3冊と並行して別の論説文対策本も読んでいるんですけど、そちらはまた改めて(1週間以上たってるけどまだ読み終われないみたい・・・)。

この3冊、1冊は以前ハマった工藤純子さん。
残りの2冊は、これまた最近ハマってる瀬尾まいこさんの本です。
まあ好きな作家さんの3冊なので、論説文対策本とは違い光の速さで読み終わりました(;^ω^)
そんな違うもん???
まあもう完全に趣味の時間ですからね。

『サイコーの通知表』/工藤純子

以前読んだ『あした、また学校で』の続きともいえる作品です!
binbojuken2023.hatenablog.jp
Amazonのあらすじはこちら↓

1年生のときからずーっと通知表に「できる」とだけ書かれてフツーなことにコンプレックスを感じている朝陽(あさひ)も、「よくできる」がいっぱいの優等生の叶希(とき)も、体育以外は「もうすこし」ばっかりの大河(たいが)も、みーんな心の中では思っている。
「通知表なんて、ただの紙切れじゃん。あんなので、ぼくらの何がわかるの?」
「通知表があるから、よけいにやる気がなくなるんだ」
「あたしだって、通知表なんて、いらない!」
たしかに、そうだ。思えば通知表って何であるんだろ? あれを見たって、どこをどう直せば成績が上がるのかなんてわからないじゃないか!
そういえば朝陽のお父さんが言っていた。会社では、部下が上司の成績をつけることがあるんだって。
「ねえ、先生の通知表をつけようよ」
朝陽の一言から、クラス一丸となって担任のハシケン先生の通知表作りが始まった。でも、人に成績をつけるって、こんなに難しいことだったのか!?

作中で小学生の登場人物たちが先生に通知表をつけるんです。
それがとても生き生きと描かれていたためか、桜子は

「桜子も先生に通知表みんなでつけたい!」
と大騒ぎ。
思わずマネしたくなるみたいですね。
工藤先生は本当に小学生を描くのが上手みたいですね。
桜子は登場人物の一人になったかのように、作品の世界に没頭した模様です。
先生に通知表を付けることがいかに面白そうかということをちゅりぷ子に熱く語ってくれましたw
相対評価と絶対評価の話も出てくるらしく、とても勉強にもなった模様です。
また、中学受験する生徒、よくできる生徒ならではの公立小学校に対する不満なども描かれていて、共感の嵐だったみたいですねw
いや~桜子、今の担任の先生と馬が合わないみたいで、毎日家で文句言ってるんですよ。
だから意趣返しに「先生の通知表」つけたいんでしょうね(苦笑)

この作品は8月末に受けた記述力模試でも出題されました。
binbojuken2023.hatenablog.jp
工藤先生の作品は読んでおいて損なしです!

『おしまいのデート』/瀬尾まいこ

カラフルな表紙が素敵なこちら、桜子大好き瀬尾まいこ先生の作品です。
Amazonの紹介文↓

中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた。公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース。そんな一風変わったデートを楽しむ二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり……。表題作のほか、元不良と教師、バツイチOLと大学生、園児と保育士など、暖かくも切ない5つのデートを瑞々しく描いた短編集。

こちらは短編集ですが共通テーマは「デート」。
誰かと誰か、2人の関係性を描いた作品が詰まっています。
出会いと別れが描かれているものが多いです。
失恋ものではないです。

ほんと瀬尾まいこ先生の話ってあたたかくて、ほろりと来るものが多いんですよね~。
そしてすごい人物は出てこないんですが、憎めなくて魅力的な登場人物が多い。
『おしまいのデート』収録最初の短編「おしまいのデート」に出てくる「じいちゃん」もほんと飄々としていて適当で口が悪いけど、憎めない、そして孫思いで魅力的です。
でも一番おすすめは「ランクアップ丼」!
泣けます。
これに出てくる上じい、最高です。

大人のファンも大勢います。
桜子が今まで読んだ瀬尾先生作品は以下↓

基本心温まる作品ばかりです。
人間同士の交流、心の交流、を描くのが本当に上手。
そんでもって、『そして、バトンは渡された』とこの『おしまいのデート』にはおいしそうなものがふんだんに出てくるので、読んでるとお腹もすいてしまいます。

『温室デイズ』/瀬尾まいこ

最後はこちら、これまた瀬尾先生作品です。
Amazonのあらすじ↓

みちると優子は中学3年生。2人が通う宮前中学校は崩壊が進んでいた。校舎の窓は残らず割られ、不良たちの教師への暴力も日常茶飯事だ。そんな中学からもあと半年で卒業という頃、ある出来事がきっかけで、優子は女子からいじめを受け始める。優子を守ろうとみちるは行動に出るが、今度はみちるがいじめの対象に。2人はそれぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが…。2人の少女が起こした、小さな優しい奇跡の物語。

学級崩壊している中学校のお話。
いじめられているみちると不登校になった優子、その二人が章ごとに主人公になります。
崩壊した公立中学校やみちるに対するいじめの描写はなかなかヘビーです。
瀬尾まいこさんの中ではちょっと重くて暗いかも。
以前桜子が読んでいた『図書館の神様』もちょっと別の意味でダークでしたね。

とはいえ、瀬尾先生の作品によく出てくるような魅力的な「飄々とした人物」がこちらも登場。
なんでしょうね、いつも飄々としていて、適当なことばっかり言ってる人物が時折見せる「本気」を描くのが上手なのかもな~。
今作では優子と吉川先生ですかね~。

それにしても荒れた中学校の様子がこれでもかと出てくる作品なので、ある意味中学受験する子は読んでみてもいいかもしれません。
ちゅりぷ子が通った小学校、中受しなければ通うはずだった公立中学校、まさにこんな感じでしたから(荒れに荒れてました)。

毎回書いてるけど論説文対策用の本も読んでくれ~

ほんとこの「桜子の読んだ本」シリーズで毎回書いてますが、物語以外も読んでくれ~。
一応読んでるんですけど、こっちはほんとーにペースが遅い。
イヤイヤ読んでること間違いなしです。

『サイコーの通知表』と『おしまいのデート』、なんとたった1日で2冊読んだんですよ桜子。
ページ数で考えても文字量で考えても遜色ないはずの分量の「論説文対策用の新書」は挫折か1週間以上かかってます(;´Д`)

同じように「活字を読む」でも中身でこうも変わるもんですね~。
やれやれです。

今日はドラマ「二月の勝者」ですね~。
楽しみです!

新刊も楽しみ~(^ω^)