長かった夏期講習もあと3日になりました。
うち1日はテストなので、授業は今日と明日で最後です。
なんとか離脱することなく完走できそう。
桜子あと一息ファイト!
さて、今日は宣言通り、日能研夏期講習の通常カリキュラムの間の4日間行われた「夏期特別講座」についてまとめてみたいと思います。
来年以降の後輩の参考になれば幸いです(*^^*)
【日能研】夏期特別講座とは(概要)
桜子は本部系に通っているので、会社によって違う可能性がありますので予めご了承ください。
こちらの記事でも触れましたが↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
通常の夏期講習(授業18日間+テスト3日間)とは別に設定された4日間の講習のことです。
コマ数&内訳
70分×4コマの4日間ということしかわかっていませんでしたが、内訳は以下。
国語:6コマ
算数:6コマ
理科:2コマ
社会:2コマ
でした。
費用
費用は2万6400円(2科目は1万9800円)。
2科目のみがいやに高いなと思ってましたが、コマ数見ると納得でした。
4分の3が算国だからですね。
一応任意(?)らしい
強制セット売りだと思って受講しましたが、「特別講座のみ受講しない」という選択もできた模様。
ただし、「特別講座のみ受講」はNGだったみたいです。
来年以降どうなるかは不明ですが、特別講座の中身を見て受講の有無を決めてみてもいいかもしれません。
【日能研】夏期特別講座(5年)の内容
テキストは桜子の校舎では当日渡されるシステムでした。
当日になるまでは、具体的な中身はわからない状態。
タイトルと簡単なテーマだけは事前に知らされていました。
国語
まずは国語について。
国語は物語文が4コマ、論説文が2コマでした。
★なんてったって物語
物語文のタイトルは「なんてったって物語」。
頭の中で「なんてったってア~イド~ル♪私はアイドル~♪(You are an idol)」がリフレインするのは私だけでしょうか・・・。
www.youtube.com
タイトルは置いておいて、4コマぶっ続けで物語文だったそうで、物語大好き女子・桜子は至福の5時間だったみたいですよ。
この講座のねらいとしては「文章中から答えの根拠を探す手法を学ぶこと。その物語文独特の方法にフォーカスを当てる」という感じです。
物語文の場合は、文章中から探した手がかりをもとにして、類推をすることが多くあります。類推するときには、文章中にある言葉を使うだけでなく、自分が持っている言葉、特に心情語・性格語を使って答えることもあります。物語の読解問題が苦手な人は、このようなことができていないことが原因の一つなのかもしれません。
上記のように、冒頭の「本講座のねらい」では書いてありました。
取り上げられていた題材を列挙してみますね。
●第一回
『兵隊宿』/竹内寛子
『泣けない魚たち』/阿部夏丸
●第二回
『いもうと物語』/氷室冴子
『きよしこ』/重松清
●第三回
『屁』/新見南吉
『一房の葡萄』/有島武郎
●第四回
『少年』/ビートたけし
『いもうと物語』/氷室冴子
でした。
一回につき大問2題です。
『いもうと物語』は2回も出てきて、「全部読みたい!」と桜子は言っていました。
なかなか語彙が難しい題材も多く、よかったです。
有島武郎とか読ませたらいいんだなあ。
全て授業内に解くことはできず、約半分が宿題でした。
★論説文研究
別日に2コマで開催されたのが「論説文研究」でした。・・・なんだろう物語文とタイトルのテンションに落差があるような・・・。
桜子は論説文の方がにがてなので、ボリュームは逆が良かったな(´;ω;`)
内容は第一回と第二回に分けられていて、第一回が「社会」がテーマの論説文。
第二回が「文化」がテーマの論説文でした。
冒頭の「本講座のねらい」では、この講座では次の二つのことを意識するように書かれています。
一つ目:どのようなことが話題になっているのだろう
二つ目:筆者の工夫
二つ目に関しては、筆者が意見を伝えやすくしたり、印象に残りやすくするために様々な工夫をするということ。
その工夫は主に「表現の工夫」と「構成の工夫」であると書かれています。
それぞれにはどのような手法があり、そしてなぜその工夫を筆者はしたのか考えることが大事なようです。
物語文と同じく、取り上げられた著作を列挙してみます。
●第一回
『人生をどう生きるか』/安倍能成
「農業は国の宝」『井上ひさしコレクション日本の巻』/井上ひさし より
『知っていますか 日本の自然と木の文化』/河津千代
●第二回
『考える身体』/三浦雅士
『みんなでつくるバリアフリー』/光野有次
『先生はえらい』/内田樹
なかなか難しそうな題材が並んでいます。
こちらもすべて解くことはできず、「社会」から1題、「文化」から1題やって、残りは宿題でした。
算数
続いて算数です。
算数は平面図形が4コマ、補助線が2コマでした。
★平面図形のツボ
第1回は「等辺のツボを押せ」
第2回は「30度のツボを押せ」
第3回は「作図と計算のツボを押せ」
第4回は「平面図形のツボを押せ」
でした。
なんでしょうこの、すこしだけひねりを加えたタイトルはw
表紙をめくると「はじめに」というページがあり、謎の仙人が登場ww
子ども達はこういったことでも盛り上がりますからね。
中ページでも、同様のテンションで、
「秘伝」という形で、平面図形の解くポイントが記載されています。
秘伝というほどのものではないんですけどw
ちょっとテンションに「計算名人」を思い出しました。
収録されている問題は実際の入試問題が多く、校名まで記載されているので、桜子のクラスでは盛り上がったそうです。
「筑駒の問題解いたの!簡単だった!」
と桜子が帰ってきて興奮気味に教えてくれましたw
こーゆーちょっとしたことで子供のやる気を盛り上げてくれるんでしょうね~。
1回につき7~10問載っていて、授業中にほとんど解き、残りが宿題だった模様です。
★補助線みえ~る講座・基礎編
2コマだった「補助線みえ~る講座」。
ツボ仙人のようなものが登場するかと思ったら、特に何の工夫もなくてがっかりw
目次は以下↓
第1回は「求積への応用」
第2回は「角度への応用」
でした。
なになに、「ツボを押せ」的なやつからのこのトーンダウンは。
絶対作った人違うでしょ。
中ページにも「秘伝」とか一切なく、たんたんと入試問題が並べられていましたw
まあ入試問題にはクラスで興奮するらしく、
「麻布が解けた!」
とこの日は盛り上がったそうな。
5年生ってかわいいね。
1回につき12問載っていて、授業中にほとんど解き、残りが宿題だった模様です。
社会「広がる視点! 世界の国ぐにへ」
続いて社会です。
タイトルは「広がる視点! 世界の国ぐにへ」でした。
2コマです。
「はじめに」というページがあり、目的が載っています。
なぜか目次はありません(;^ω^)
第1回は「世界のいろいろな地域」
第2回は「世界のおもな国」
基本的に今までの社会の地理ってほぼほぼ日本国内のことでしたよね。
現時点で世界地理に疎い子は多いかも?
教養がない系女子・桜子なんてアメリカの首都すら答えられないような子です。
アルプス山脈がインド北部にあると答えてましたからね以前。
そういう子には良かったかもしれません。
世界地理の常識がある子には不要な講座かもしれませんな。
あ、桜子にはとってもよかったです(*^^*)
理科「深める『植物・動物・人体』」
理科は生物祭でした。
社会と違って「はじめに」的なページがなく、目次がきちんとありました。
第一回は「植物」
第二回は「動物・人体」
テキストタイトルまんまやなw
なんなの、ほんと教科、いやテキストごとにいろいろ統一感がなさすぎなんだが。すり合わせとか皆無なんですかね?
理科は例題⇒解説⇒解答、がワンセットで載っていて、そのあとはひたすら演習するというスタイル。
知識問題よりも実験問題が多めで、我が家的に◎でした。
ただ欲を言えば、生物分野ではなく化学か物理分野が良かったです、日能研さん。
夏期特別講座を受けるべきか受けざるべきか
テキストごとにテンションもレイアウトも(目次があったりなかったり、仙人が出てきたり)見事に統一感がなくびっくりしました。
たった4日間の講座だけどさ、揃えていこうよそーゆーの、と個人的には思ってしまいますw
この講座を受けるべきか受けざるべきかですが、やっぱり個人の状況によるかと。
自分で好きなカリキュラムを組み、苦手分野の補強に充てるのも一つだと思います。
国語こそ物語文と論説文やりますが、算数はひたすら図形ですし、社会は世界地理だし、理科は生物しかしないし。
かなり偏りがある講座であることは確か。
とはいえ、共働き家庭だった場合、子供一人で講座時間と同じだけの時間と量を集中してできるかといえば、できる子の方が少ないかも?
または、受講せず、お盆休みとその期間を合わせて、受験前最後の長期旅行に充てるというのも一つでしょうね。
今年はコロナでそんな選択肢はありませんでしたけども。
我が家は夏期講習の強制セットだと信じ込んでいたので受けましたが、ばら売りだと知っていたらどうしたかな。
桜子が世界地理苦手でなければ2教科にしたかもしれません(;^ω^)
とはいえ苦手なので、結局4教科で受けたかもな。
受けてみての後悔は全くありません。
まあ、まだ役立ったかどうかはわかりませんが。
桜子が4日間、楽しそうに通えたので、そこはよかったです。
めちゃ長になってしまいましたが、どなたかの参考になれば幸いです。