こちら、日能研5年生第3回(4月5日実施)公開模試の出題内容を振り返るものです。
来年以降の後輩に向けて!
まとめてみたいと思います。
ちなみに桜子は、テスト対策にはこんなことしていました↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
日能研全国公開模試(5年生・4/5)概要
5年生になって3回目の全国模試です。
初めて「新5年」ではなく「5年」になった回ですね。
春期講習直後のなんと月曜日に実施。
月曜実施の公開模試は、予定ではこの回のみです。
桜子の校舎は夕方から21時近くまでというタイムスケジュールで行われ、しんどそうでした(;^ω^)
国語、算数、理科、社会の4教科。
国語、算数は各50分、理科、社会は各30分の時間配分です。
ちなみに第2回の出題内容はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp
平均点
4教科→293.5点
3教科→232.8点
2教科→169.9点
国語→86.8点
算数→83.0点
社会→60.3点
理科→61.9点
参考偏差値
70 436点
65 400点
60 365点
55 329点
50 294点
45 258点
40 223点
※桜子の偏差値から割り出したものです。
この時の桜子の得点は39★点で、偏差値64.★でした!
2教科は24★点で、偏差値66.★でした!
詳しくはこちらをどうぞ↓
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公開模試(5年生3回目)の出題内容
続いては、各教科の出題内容です。
国語
大問1~3が漢字と文法。大問4~5が読解。
★大問1:漢字10問
書き7問、読み3問。
正答率が最も低かった書き→「サンセキ」答え:山積
正答率がその次に低かった書き→「再会をキする」答え:期する
★大問2:文法問題(接続語)
2文を1文にする際に、どのように繋げたらいいか、語群から接続助詞を選ぶというもの。
★大問3:文法問題(文の組み立て)
文節や文の組み立ての理解。
主語・述語、修飾・被修飾の関係。
こちらがおすすめ↓
★大問4:説明文
清水由美『日本語びいき』(中央公論新社)より出題。文章の長さ:4P。
選択問題が5問。
抜き出し問題が3問。
記述問題が1問(15字)
出題意図としては、
話題をおさえつつ文章の流れをたどって、文章の中で説明しようとしていることの中心となる内容をとらえ
られたかどうかを見ているようです。
★大問5:物語文
高田由紀子『スイマー』(ポプラ社)より出題。文章の長さ:6P
選択問題が5問。
抜き出し問題が1問。
記述問題が1問(80字)
出題意図としては、
場面を構成する「いつ」「どこで」「だれが」「どうした」をとらえ
られたか
「登場人物の気持ち」をおさえ、その気持ちの変化をとらえ
られたかです。
登場人物の気持ちの変化から物語の主題が読み取れているかを見ています。
80字の記述問題が、この回の国語のハイライトでしょうか。
いつもより全体としては記述問題は少なめでした。
ただ、この長文の記述問題、巨大な解答欄に気おされて答えられなかった子もいたかもしれません。
※まだ5年生なので記述の採点は甘め、何かしら書いてみることがおすすめです。
算数
大問1が計算、大問2が1行題、大問3~7が文章題。
★大問1:計算問題
計算問題が6問構成です。
分数の計算。
整数の計算を分数に直して解く計算。
逆算。
単位付きの逆算問題(単位換算)。
★大問2:一行問題
倍数算、約数、分数を使った倍数算、面積、角度、速さの6問でした。
★大問3:約数と倍数
1から555までの整数で、5の倍数の数や一の位が0でないものの数。
★大問4:規則性
ある決まりに従ってピラミッド状に並べられた数字の問題。
規則性から数字の出し方を考えられるか。
★大問5:平均
テストの点数から平均点を出す。
平均点からある回の点数を出す。
「平均」が理解できているか身についているかを問う。
★大問6:面積
長方形の中に三角形が描かれている。
一部の長さや面積と、三角形の面積がわかっているうえでの問題。
(2)で大事なのは(1)の答えを利用するということ。
設問同士のつながり、そしてその意味が見抜けるかも問われている。
★大問7:文章題(条件整理・場合の数)
3桁の整数の各位の数の和を【】で、各位の数の積を〈〉で表す・・・ということにまつわる問題。
日能研がよく出すパターンですね。
条件を整理し、場合分けを上手にしながら解いていく必要があります。
社会
大問3つ構成。
★大問1:日本の人口と年齢別人口構成グラフ
グラフと資料を読み取る問題と、日本の年齢別人口構成のグラフに関する用語についての知識の問題です。
人口ピラミッド、ベビーブーム、生産年齢人口(とは何歳かを)を知っているか。
★大問2:平均気温と降水量
気象庁の資料の読み取り、平均気温と降水量のグラフの読み取り、生物季節観測の表の読み取り。
資料、グラフ、表の読み取り力が見られています。
★大問3:氷河にまつわる問題
資料の読み取り、日本の山脈や地形の知識、世界地理の知識、知識と資料読み取りを合わせた応用問題、が出題されています。
まさかの世界地理!
グリーンランドの位置やアルプス山脈、ヒマラヤ山脈の位置はどこでしょう?という問題が出されました。
常識力!!
あとは、地球温暖化についても、やや常識力が問われていました。
環境問題には日ごろから興味を持って積極的に知識を身に着けておいた方がいいかもしれません。
理科
大問5つ構成。
★大問1:節足動物の体のつくり
節足動物の足の数や体のつくりなどの知識問題が出題されました。
★大問2:実験の読み取り(石けんの特徴と分類)
石けんの原料となる油の種類を変えることでどんな石けんが生まれるかという実験。
実験の読み取りと、分類した表の読み取りができるかどうかが見られています。
★大問3:実験の読み取り(チューリップの開花と温度)
実験内容の読み取り、それに対応したグラフの読み取り問題です。
★大問4:天体(星の動き)
久々に登場の星です!
星の知識問題と、動きの規則性の読み取り問題。
知識問題は少なめ。
★大問5:実験の読み取り問題(金属の温度による変化)
色々な種類の金属の棒の長さが、温度によってどんな風に変化するのかを調べる実験。
温度が上がるごとに伸びを表す棒の角度がどうなっていくのかが表で表されており、その規則性を見出して使って解く問題。
規則性に気が付けるか。
基準となる数字を見つけられるか。
そんなところが大事です。
毎度のことながら最後の3問の正答率は1桁。
難しいのもありますし、無答率も高いので、時間内に解ききれない人も多いようです。
春講直後の影響?平均点はまたアップ
第1回よりも平均点の上昇した第2回、それよりもさらに平均点はアップしました。
国語は前回よりも下がりましたが、算数がアップ、さらに理科がぐーんとアップしています。
難易度の関係もあるかもしれませんが、直前に春期講習があったのも大きいのかなと思います。
知識が定着したことで、平均点が上昇したのかもしれませんね。
そういう意味でも、春期講習は受ける価値ありだったと思います!
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