貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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危ない中学受験

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今朝、自宅から駅に向かって歩いている時のこと、信じられない親子を見ました。
自転車4人乗りです。
3人子供がいるとやりたくなってしまう気持ちは分かります。
ちゅりぷ子も楓丸がお腹にいる頃、前に薫子、後ろに桜子で、保育園通ってましたからね…。
でも、もちろん楓丸が生まれて、一人前にカウントされてからの4人乗りはしたことありません。
交通ルール違反です。
しかし、後ろに上の子、前に真ん中、抱っこかおんぶで末っ子、の4人乗りは、まあたまに見かけます。
でも今朝見たのは違います。
前に1歳ぐらいの末っ子、後ろに3歳と5歳ぐらいの上の子、の4人乗りでした。
ここは東南アジアか!(東南アジアに失礼か)
もちろん全員ノーヘルのノーベルト。

お母さん、保育園へ急いでいるのか大変なんだろうけど、危ないよ。
転んだら超危険!
そもそも後ろの2人、心配じゃないのかしら?
自転車はマナー悪い人が目についちゃいますね。

子供のノーヘルには今や驚かなくなりつつあります(よく見かける)が、なんでみんなベルトすらしないのか。
子供を信用しすぎでは?
そしてちょいちょいいる、スマホ片手のお母さん!
後ろに乗せてるのは大根じゃなくて、あなたの大事なお子さんですよ!!

朝から姑根性全開なちゅりぷ子です、おはようございます。
なんの話でしたっけ?

危ない子乗せ自転車ではなく、中学受験のはなしでした。
今さら読んだ中学受験本を今回も紹介します!

『危ない中学受験』の中身

花まる学習会で有名な高濱正伸さんの著書です。
2014年の本で少し古いです。
タイトルに惹かれて手に取りました。
中身はざっくり言うと、「中学受験は向き不向きあるから早まるな。高校受験も視野に入れよ」的なものです(ちゅりぷ子意訳)。
中学受験マンセーな本が溢れるなか、なかなか興味深い本でした。
中身をちょっと紹介します。

中学受験に向いている子・向いていない子

よく取り上げられるテーマですが、高濱さんによれば向いている子は以下のような子だそう。

①早熟で心の機微を感じることができる
②勝ち気、負けず嫌い
③生活習慣や学習態度にスピード感がある
④主体性があり、自分で計画を立てられる
⑤落ち着いて、長い時間机に向かうことができる
⑥人の話をきちんと聞くことができる

当てはまらないことが多いと、中学受験よりも高校受験で勝負した方が結果がよいとのこと。

桜子はどうかなぁ?
①と⑥ぐらいしか、今のところ自信をもって「YES!」と言えないかも?(。-_-。)

でもこれは4年生や5年生で判断してしまうのは早計なんだそう。
受験勉強をしながら、我が子の成長を待つのが良いそうです。

中学受験に向いている母・向いていない母

中学受験は家族の受験なので、向き不向きは子供の特性だけでは決まらないそうです。
こちらは、向いていない母の特徴が挙げられていました。

・真面目
・頑張り屋
・完璧主義

だそうです。
はーい、ちゅりぷ子全部大はずれ〜w
まあ、やや真面目なところはありますが、向いてそうです(ほんとか?)!

一番向いていないのが、「教育熱心な専業主婦」だと高濱さんは書いています。
なんか、中学受験に有利そうな母親像が実は向いてないとは不思議ですね。
多分『二月の勝者』でいうところの「母親の狂気」を出しやすいからじゃないかなぁ?

高濱さんは「ヒートアップ症候群」と書いていましたが。
なんとなく言いたいことはわかります。
親がのめり込むとろくなことにならんということのようです。

「撤退」の最終ラインは6年生の夏

中学受験は、常に「撤退」を覚悟しながらやっていくようにと書かれています。
子なり親なりが向いていない、高校受験の方があっていると感じたらいつでも撤退する気持ちでいるようにとのこと。
何がなんでも中学受験!というマインドはダメということのよう。

向いているのか向いていないのかわからない間は中学受験の勉強に取り組むのは良いとも書かれています。
でも、最終判断は「6年生の夏」にしろと。
その時点で先ほど挙がったような要素が我が子に欠けていたり、親がヒートアップしてしまうなら潔く撤退した方がいいそう。
中学受験の勉強は無駄にはならないと言っています。

でもそんな簡単に割り切れますかね??
6年生の夏までつらい勉強を親子ともども乗り越えてきて「やっぱり向いてないようだからやめよう」ってなかなかのことだと思います。
塾にはぜったい「今まで頑張ってきたのにもったいない。お子さんがかわいそうです」とか言われちゃいそうですよね。

でも高濱さんは中学受験は「下りられないレール」ではない、と言います。
つい誰しもが下りられないレールに乗ってしまったと感じてしまいがちですが、実はいつでも下りられる。
そして、それまでのことは無駄ではないときっぱり。
6年生夏にレールを降りる、つまり撤退の可能性があることを常に頭の隅においておけばいいんだそうです。

まあ、そのまま本格受験期間に突入して親子ともに不幸なものになってしまうのなら、小6夏の撤退は英断なのかもしれません。
でも何パーセントの親が実行できるのかなー?

私立中学は公立中学の3倍かかる!

経済的なことにも触れています。
教育費が公立中学に比べて私立中学は3倍かかるという話です。

ちゅりぷ子には耳の痛い話。
1人でも世帯年収は800万以上必要ですって、やっぱり!

ま、高濱式に、中学受験勉強やりながら考えましょう(・▽・)

感想

中学受験に否定的な本は、これが初めてではないですが、やっぱりこういうの読まなきゃですね。
中学受験が一番!何が何でも受験!というのは危険な発想なんだなと改めて。
我が家は経済的にも危険ですしねw(笑い事ではない)
binbojuken2023.hatenablog.jp

以前良かった中学受験否定形の本はこちら↓

中学受験を目指していると、つい「良い中学に入学すること」がゴールに考えてしまいがちですが、そうじゃないはず。
人生の本当のゴールを見据えて今を生きろと、高濱さんは言っているのだとちゅりぷ子は端々から感じました。

他にもいろいろとタメになることが書かれていましたので、気になる方はぜひご一読を!

ちゅりぷ子的おすすめ中学受験本はこちら↓
binbojuken2023.hatenablog.jp