貧乏だけど中学受験〜しました2023〜

共働き子沢山家庭。長女・桜子を中学受験させるか悩みつつ、奮闘したブログです。3年生9月から日能研通塾し見事合格しました!

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女子校育ち

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4連休は近所の図書館に行ったぐらいで、読書&DVD鑑賞などをして過ごしました。
けっこうお出かけされた家庭が多かったのかな?
我が家はステイホームでまったりでした。
んなわけで、久しぶりに中学受験関連の本を借りて読んでみたので、その感想を書いてみたいと思います。
去年は結構読んだのですが、最近はあまり読んでいなかったですね。
完全に中学受験に突入した状態で読んだので、また目線が変わってきた感じがします。
で、今日は一番中学受験とは関係ない1冊。
『女子校育ち』という辛酸なめ子さんの本です。
近所の共学の公立一貫校が第一志望の我が家とはいえ、女子校の存在は首都圏に住んでいて中受を考えるなら、無視できないもの。
ちょっと古い本なので、参考までに読みましたが、面白かったうえ参考になった気がします!

『女子校育ち』あらすじ

著者の辛酸なめ子さんは、ご存知の方も多いかと思いますが、有名な漫画家&コラムニスト。
実は祖母、母、妹、そしてご本人とも東京の女子校出身なんだそう。
辛酸さんはなんと女子学院を出られているそうです!
知らなかったのでびっくりしました。
以前から大好きなコラムニストさんでしたが、元JG生だったとは!
そして、なんだか納得しましたw

ご自身の経験や周囲の友人、また現役女子校生インタビューや女子校取材などにより、女子校とは何か、女子校育ちとはどんな人なのかについて書かれた1冊です。
女子校タイプ別図鑑や、女子校の実況ライフ、女子校恋愛事情などなど、女子校を進学先に考える上で、気になるもの、参考になるものがたくさんありました。
ご本人は1974年生まれと、当時のお話はかなり古い情報ですし、本自体も2011年出版なので、情報としてはやや古いものとなります。
それでも、女子校で育つとどうなるかや、女子校ライフ、各学校の特色などはとても参考になります。

女子校タイプ別図鑑

辛酸さんが、独断と偏見?で女子校をタイプ別に分けているのがすごくおもしろかったです。
タイプ別だけちょっと紹介。
載ってる学校はほかにも多数な上、マトリックスまで掲載されているので、気になる人はぜひ実際に読んでみてください!

深窓お嬢様系女子校

一般人には入りにくい雰囲気の名門お嬢様校。
学習院女子、聖心など。
一般人が入ると格差で苦しむそうです。
「みんなはどこに別荘があるの?」など聞かれるそうです(恐怖)。
我が家には縁のない世界。

お嬢様系女子校

一般人でも努力では入れるお嬢様校。厳格な校風で、6年でお嬢様オーラを身に付けられる。
雙葉、白百合、光塩など。
カトリック系が多いようですね。

温室・夢見がち乙女系女子校

快適な女の園でリラックスしてスローライフ。
人数が少なくアットホームな雰囲気で、密度の濃い友情が育てるそう。
普連土、香蘭、カリタス、山脇、川村、和洋九段などなど。
温室のような環境で過ごせて、おっとりとしたお嬢様オーラが身につくのだとか。

良妻賢母系女子校

日本の正しい女性を育てる歴史ある名門校。
古風な校風で校則も厳しめ。
大妻、共立、跡見など。
一見古くても、着実に幸せになれそうで、彼の親にも評判がいいのだとか。

モテ系女子校

男子の憧れがある人気の学校。
制服が可愛いのが特徴。
頌栄、東洋英和、東京女学館、など。
たしかに、制服が可愛いところばかり。
他の女子校よりも、男女交友が盛んだそうです(本によると)。

努力型秀才系女子校

勉強好きの才女が集うアグレッシブなキャリア志向の女子校。
小学校の成績優秀な学級委員だったような子ばかりが集まるまじめな校風。
豊島岡、洗足、鴎友、富士見、ほか。
6年間勉強漬け(恐怖)、と書かれています。

性超越系女子校

性に目覚めないまま性を超越していく強い女子が育つ。
桜蔭、JG、浦和明の星、フェリス、吉祥女子、ほか。
高偏差値校ばかり。
女を捨て勉学に励む男子校に近い雰囲気なんだとか。

お掃除御三家

上述の女子校タイプ別図鑑も面白かったですが、お掃除御三家について書かれているのも非常に興味深かったです。
女子校、特にカトリック系の女子校では、掃除を大切にしているそうで、6年間ですばらしい掃除力がつくそうです。
辛酸さんが勝手に「お掃除御三家」と名付けている学校が、東京純心女子、白百合、田園調布学園。
東京純心女子、現在は知りませんが本が書かれた当時はトイレ掃除後にシスターがチェックに来て素手で触り「あなたたち、これをなめられるの?」とまで追及されるのだとか。
すごい。
でも、確実につくだろう掃除力、桜子に身に付けさせたいなとも思っちゃいましたww
他の学校も強烈エピソード満載です!

気になる恋愛事情

女子校の女子は、塾で恋愛をするんだそうです。
あとは、学園内のプラトニックラブについても書かれていました。
共学で育ったちゅりぷ子には想像もできない世界です!
そして辛酸さん曰く「女子校の大学進学率と処女率は比例する」とのこと。
本当かいな。
ほかにも「塾で知り合ったカップルはすぐに別れて、文化祭でデキたカップルは長続きする」といったジンクスなど、まじめな中学受験本には書かれていないことがてんこ盛りでした(真偽のほどはわかりません)。
女子校だと塾や文化祭で知り合うんですね。
名門女子校は名門男子校の生徒と付き合うことが多いんだそうです。
なぜか麻布の学園祭についてのレポがありましたが、衝撃的すぎてここでは書けない内容でした。
本当なのかな。
びっくりです。

女子校育ちのその後

女子校で育った女子たちのその後も興味深かったです。
「アイドルは共学育ちに多く、女子アナは女子校育ちに多い」なんてことも書かれていましたが、ちょっと分かる気もします。
他にも前述のタイプ別に、その後についての分類も書かれています。

でも、読んでいて感じましたが、やっぱりありますよね「女子校育ちぽさ」って。
社会人になっても感じます。
今、仕事していても面白い人って女子校育ちが多い気がします。
女子に受ける感じというか、キャラが立ってる人の割合が高いというか。
平凡で共学育ちのちゅりぷ子は羨望のまなざしを送っております。

女子校のメリットデメリット

女子校のメリットとして、男子のサブ的な立場に収まらない、男子の目を気にしなくてよいのびのび感、容姿で差別されない、といったことが挙げられていました。
ちゅりぷ子としてはとても魅力的です。
でもまあ、通うのは桜子になるので、本人の気持ちが一番ですが。

デメリットとしては、男性を見る目が養えない、恥じらいがなくなる、異性交遊で共学女子に遅れを取る、共学の大学進学後ギャップに悩む、だそうです。
恥じらいは置いておいて、中高生でお外に彼氏ができれば問題ないことかもしれません。
できれば、ですがw

女子校進学は選択肢に入るか?

ちゅりぷ子は共学育ちのせいか、女子校が魅力的だと思いました。
男子がいない環境でのびのび6年間とか最高では?とか考えてしまいますが、女子校経験者の妹(最初共学でしたが、途中で女子校に転入しました)は「絶対共学!男子いないんだよ?真っ黒な青春だよ?」などと言っています。
桜子に聞いてみたら「うーん、共学の方が楽しそう」とも言っていました。
桜子は色恋にうつつを抜かしそうな気がしているので、そういう意味でも女子校がいいのでは?とか思ってしまいますがどうなのでしょうか。
もうしばらく広い視野で学校を見てみたいと思います。

女子校進学を考えるなら一読の価値あり!

ちょっと古いですし、情報にも偏りは感じますが、女子校というものを知るうえでとてもいい本だと感じました。
普通の中学受験界隈の本には到底載せられないようなディープな話も満載です。
女子校勤務の男性教師のインタビューや、女子校生と恋愛経験のある男性の座談会など、ほかにも面白いところがいっぱいです。
女子校を考えていて、未読の方はぜひ読んでみてください!

こんな本もあるみたいです!これもおもしろそう↓